海鳴チャンネル番外編 海鳴チャンネル   作:混沌の魔法使い

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第17回

「はーい!!今日も始まりました!!BBチャンネルーッ!!じゃなくて!海鳴チャンネルーッ!!!ムーンセルではナンバー1閲覧数を誇るBBチャンネルですが!ここではどうなるか!?正直不安なBBちゃんですが、そこはそれ!小悪魔系電波アイドルの魅力でぶいぶい行きたいと思いまーす!!今回は特別企画「夏なら海?いいや、違う!ホラーに決まっているだろ」です!今回は普通にゲストの皆様に登場してもらいます。はいボーン」

 

「「「「ふぎゃあああああッ!!!」」」」

 

下から黒ひげ危機一髪のようにゲストの皆様が打ち出されてくる

 

「どこが普通だアアアア!?」

 

終夜様の突っ込みにBBはにこりと笑い

 

「クレイモアで跳びたかったですか?」

 

「……すんません、調子乗ってました」

 

終夜さんが謝る中。ゲストの皆様たちは

 

「あのなぜ浮いてるのですか?畏夢様?」

 

「いろいろ~ありまして~私の話で判るので突っ込みはなしでお願いします」

 

「狐耳はどうしたの?」

 

「殿下に奪われまして。今回は代用品で犬耳です」

 

とゲストの皆様が会話する中。1人異様な姿を見せたゲストがいた

 

「シュゴー。シュゴー。竜華零様がいない」

 

「「「お前誰だ!?」」」

 

全身に包帯、顔にはマスクと言う異様過ぎる概観に全員がそう突っ込んだ

 

「狂シュゴー、戦士……シュゴー」

 

「狂戦士様がついにこの境地に辿り着きました!」

 

「辿り着いたって何にだ!?」

 

「無論混沌空間である。海鳴チャンネルに適応するレベルにってことですよ」

 

酷く息苦しそうにする狂戦士様だがこのキャラに命を張っているのは目に見えているので、誰もマスクと包帯を取れとは突っ込まなかった

 

「今回は竜華零様は私用でお休みです。その代わり特別ゲストが来ています。あちらへ注目」

 

BBが指差した方向を見るとそこには

 

「あーいい天気ですねえ。スタジオの天上で見えないですけど」

 

畳の上に正座し、卓袱台に急須と湯飲みを用意した黒尽くめの人物がいた

 

「シュゴー……なるほど。あの人物が来たか」

 

「えっ、知ってるの?」

 

BBが驚いて狂戦士様に尋ねると

 

「あっ、シュゴー……ごめん。シュゴー……ああいう人物が来たかだった。全くの初対面」

 

狂戦士様に続いて遊梨さんと終夜さんが

 

「またジジくさい奴が……」

 

「何このクソじじい」

 

そのあんまりな言われようも気にした素振りを見せず、黒尽くめの人物は

 

「おお。茶柱。良い事がありそうですねえ」

 

「ですね……あ、抹茶クッキーにメロンパン……頂いても」

 

「どうぞ。お茶を入れましょうか」

 

何故か、からすそ様は卓袱台の上にある菓子類とほうじ茶を貪っていた。

 

「あ、ちなみに今日は曇りです」

 

「そうですか。スタジオの中だから良く判りませんでしたよ」

 

のほほんと会話する2人だが、からすそ様は何故か小さかった。

 

「「「誰!?」」」

 

「殿下のせいですよ。こういう日こそ、ロードローラー乗りたいです……」

 

ふうっと溜息を吐く犬耳装備のからすそ様の隣から

 

「茶柱見せて~、真っ黒黒助さ~ん」

 

「はい、どうぞ。貴方もどうですか?これは良いお茶ですよ」

 

お茶を勧める黒尽くめの男にchink様とユウーTKTM様、そして普通の狐様は

 

「そうですね、折角だからいただきましょうか」

 

「おお!新しいゲスト様ですか!あ、私もいただきます」

 

「すいません、我輩にもお茶をもらえませんかね。羊羹を差し上げますので」

 

言って袖から羊羹を取り出して座ります。のほほん空間でお茶をしてる黒尽くめ達を見ながら遊梨さんがBBに

 

「ねえ?あのじじくさいの誰?」

 

「ふっふふ。そんなこと言っていーんですか?一応この番組のスポンサーですよ」

 

スポンサー?の言葉に全員がまさかと言う顔をする中

 

「では遅れましたが自己紹介を。混沌の魔法使いです」

 

「「「「まさかの作者降臨ーッ!!!!!」」」」

 

にこにこと笑う黒尽くめに全員の突込みが突き刺さったのだった

 

「と言うわけで今回は作者降臨です、ちなみに黒尽くめとお茶好きなのはリアルなのでキャラ作りではないそうです!!!では怪談話を初めて行きましょう。最初は誰が行きますか?」

 

「では作者として先陣を切りましょうか」

 

混沌の魔法使いが湯飲みを机に上においてから

 

「えーと、私は23歳までに9回死にかけたのが唯一の自慢です。三途の川は2回ほど見ております」

 

「「「「それは自慢にしたら駄目だ!!!」」」」

 

「友人には12の試練ならあと3回に死にかけたらアウトだなと良く言われます」

 

「「「友達選ぼうぜ!!!」」」

 

「交通事故で頭を強打し、左目が酷い乱視で眼鏡を外すとまっすぐ歩けません。あと腰に皹が入っていて冬場に痛みます」

 

「「「ボロボロすぎるだろ!?23歳で!?」」」

 

「ちなみに記念すべき9回目は6月30日とかなり最近です」

 

「「「記念にしたら駄目だ!!!」」」

 

混沌の魔法使いのボケにゲストの突込みが連続で叩き込まれる

 

「では9回目の臨死体験の話をしたいと思います。その日は朝から身体が妙に重く。視界の隅に黒い何かが見えました。ああ、これはあれだな。幽霊だなってわかりました。今日は仕事を休んだほうがいいなと思ったのですが、休み明けでまた休むのもなんなので出勤したのですが」

 

そこで言葉を切った混沌の魔法使いは笑いながら

 

「会社に行く道で4回幽霊を見ましてね。なんか手招きしてるんですよ。おいでおいでって」

 

「「「アウトだろそれ!?」」」

 

冥界に招かれている混沌の魔法使いにまたもや全員の突込みが炸裂した

 

「うわあっと思いながら会社に到着しました。それと同時に耳元に「こっちにおいで」と言う声。やばいなあと思いながら仕事開始。仕事を始めて1時間くらいで頭痛が始まりこれいかん奴だと思い。上司に言い早退する事にしたんですけど。帰り支度をしていると……」

 

ここで言葉を切った混沌の魔法使いはにこりと笑いながら

 

「いきなり血塗れの人影が覆いかぶさってきて。息は吸えない、立っても居られない。ずるずるとその場に倒れこんでしまいまして……あ、いかんこれ死ぬって思った瞬間。様子のおかしいことに気付いた上司に頬を張られ何とか現世に帰還しました」

 

「「「臨死体験してたのか!?」」」

 

「今回は三途の川までは行きませんでしたよ?、まア私の言える事は黒い影を見たときは迷わず休みましょう。下手をすると永久の眠りにつくかもしれないという事です」

 

「「「それ違うよね!?言うところ違うよね!?」」」

 

「?」

 

「「「そこで不思議そうな顔をしないで!?」」」

 

天然が入っている混沌の魔法使いは何を言われているか理解していないようでした

 

「えー怖い話だったのか、ボケだったのか良く判りませんが、混沌の魔法使いさんはこれで終わりなようなので次の人に回します。

えーと終夜さんと遊梨さんどうぞ」

 

BBに話を振られた2人は頬を掻きながら

 

「怖い話ねぇ……」

 

終夜さんは考えるような素振りを見せながら

 

「俺がある時悪霊退治に行った時の事だ。なんでそんなことをしたんだよって言う突っ込みは聞かない」

 

BBがびくんと肩を竦める指摘されたことを言おうと思っていたらしい

 

「夜の俺の仲間の高校が舞台でな。仲間と適当に悪霊叩いていたんだよ。その時学校に残っていた俺の仲間の女の子の友人が保健の先生に襲われていたんだよ。つまり悪霊に寄生されたわけだ。悪霊が寄生しているから死んでいる、つまりゾンビでな。体が欠損してもこっちに血をダバダバ垂らしながら向かって来る。仲間の友人2人は逃げながらロッカーの中に隠れた。でも水泳の直後で床に落ちた水でばれて開けられそうになった。そこで……俺らが鉢合わせしてぶった切った。以上、終わり!」

 

怪談話に普通の狐様たちは

 

「ゾンビは怖いですよね?」

 

「シュゴー……シュゴー。うむ。確かに……シュゴー……怖い」

 

「シュゴー、シュゴー言いながら言われても微妙だよ!!!」

 

終夜さんの叫びが木霊する中、遊梨さんが

 

「私達あんまり怖い体験ないんだよね。大抵ぶちのめすから」

 

笑顔で言う遊梨さんの方が怪談より怖いと思ったのは混沌の魔法使いだけではないと想う

 

「でもあれかな。死者の大行進とか?話に出来る様なネタじゃないけど実際見ると迫力あるよ?体が欠損していて血を流しながらもゆらゆら揺れながら表現し難い顔で噛み付いてくる。まさにバイオハザード!体験しなくちゃ分からないこの感覚!ぶっちゃけネクロよりもタチ悪い!人の姿だし!」

 

にこにこと楽しそうに笑う遊梨さんを見ながらBBが

 

「何か求めているのと違う……狂戦士さん!ここでズバッとお願いします」

 

「シュゴー、息苦しいわ!!!」

 

狂戦士様はマスクを脱ぎ捨てて混沌の魔法使いが用意していたほうじ茶を一気飲みしてから

 

「では改めまして怪談系ではありませんが、まあそれなりに怖いのではないかという話をします」

 

怪談ではないが怖い話。どんな話だろうかと全員が興味を示す中

 

「で、何を話すかというと、砂糖についてです」

 

「砂糖?」

 

調味料として有名で、色々な料理にも使用される砂糖の怖い話と聞いてBBがカードを取り出しながら

 

「摂りすぎると~的な話であるなら、皆も知ってると思うので即刻ハンマーシュートですけど」

 

ハンマーシュートが具現化し狂戦士様をロックオンする

 

「それはメインではないです。だから発動は勘弁を。そこも、拷問車輪のカードを発動しようとしないで」

 

「ちぇ、バレタか」

 

遊梨さんが拷問車輪を発動させようとして半分ほど車輪が出ているのを見て、全員が冷や汗を流した。なぜここの女性人はこうも攻撃的なのだろうか?と思ったのは間違いないだろう

 

「でまあ、とりあえず話始めるんですけど、実は砂糖を作るサトウキビは、史上最悪の環境破壊を起こした植物と言っても過言ではないらしいんですよ。サトウキビは成長が早いのですけど、土壌中の水と養分を大量に消費。なおかつ精糖作業の過程で大量の廃液が生み出されます。その結果、土壌は痩せ、地下水も次第に枯渇していき、精糖工場近くの河川と土は汚染されるなど、徹底的に破壊されたらしいです」

 

サトウキビによる環境破壊。この話はかなり有名所だろう

 

「それでえー、本題はここからですが、17世紀ごろのヨーロッパが砂糖や煙草などを作るのに適していたカリブ海の諸島へ西アフリカから黒人奴隷が運び込まれたんです。奴隷達は1日20時間もの重労働や流行病などで死んでいきますも、次々と補充されていく。これが三角貿易です」

 

黒人に対する白人の認識のひどさが良く判る話だ。狂戦士様は

 

「で、これらから分かるように砂糖は文字通り汗や血の結晶なわけです。その白さとは裏腹に、亡くなっていった黒人達の血を吸っていたわけですから、どす黒かった。そして砂糖から得られる莫大な利益の前では、黒人奴隷が死のうと(当時気にはされていなかったとはいえ)環境破壊が進もうと問題ではなかったという。砂糖生産は人や土地を破壊していった歴史と言っても過言ではないですね」

 

とそう締めくくった。確かに怪談ではないが怖い話としては十分に成立していた。

 

「うんうん。こういうのも十分怖いですね。では次は普通の狐様どうぞ?」

 

話を振られた普通の狐様はこほんと咳払いしてから

 

「我輩はそういう話が苦手ですから、あまり覚えてないんですけどね……まあ、せっかくなので簡単な怪談ですが少しだけ話をしましょうか」

 

昔聞いた話と前置きしてから

 

「もっとも、どういう怪談なのか、としか知らないので具体的な逸話はないのですけどね。紫の鏡、というものを知っていますか?」

 

「これが妖怪なのか何なのか、我輩もまったくわからないのですが、この紫の鏡というものは、人を死に至らしめるものだそうで」

 

「紫鏡を覚えてたら死ぬ~?どういうこと?」

 

ほうじ茶と芋けんぴを食べていた畏夢様の質問に普通の狐様は

 

「どうやって死ぬのか?簡単ですよ、20歳になって紫の鏡という存在を覚えていたり、ふと思い出した人間は不可解な死を遂げる、それだけです」

 

余りに単純な話。そして詳しいことの語られてない怪談。単純だからこそある恐怖があった

 

「我輩自身、20歳が近付くにつれてふと思い出して震えることがあるのですよ。ただの怪談だとわかっていても、子どもの頃の恐怖というのは中々に抜けないものでして」

 

普通の狐様は苦笑したまま仮面を触り

 

「死というものが怖い、というのもありますしね?これが私の知る怪談。紫鏡です、いかがでしたか?」

 

普通の狐様の問い掛けに混沌の魔法使いが

 

「紫鏡。有名な都市伝説ですね。妖怪か怨霊なのか?そういったのは一切不明な伝説です。紫鏡は死ぬと呪われるの2つ普通の狐様が知ってるのは前者で20歳のようですね。派生として18歳や15歳で駄目と言うのもありますが、紫鏡には共通の対策と言うのがあるのですが聞きますか?」

 

混沌の魔法使いの言葉に普通の狐様は

 

「そんなのがあるのですか!?」

 

「はい、紫鏡の対策として白い水晶を所持しと「白鏡」と言う言葉で呪いをキャンセルできると言われています。不安ならば白い水晶を所持することをお勧めします」

 

そう笑ってほうじ茶を飲む混沌の魔法使いに、BBが

 

「随分と詳しいようですね?」

 

ゲストの皆様も思っていたことをBBが尋ねた。このとき初めてBBが司会者らしいことをしたと感心する中。混沌の魔法使いは

 

「私の学生時代からの趣味です。都市伝説の多くには流行り病やその時代に起きた出来事。そう言うのが多くあり、私の好奇心を満たしてくれるのですよ」

 

にっこりと笑った混沌の魔法使いはメロンパンを齧りながら

 

「都市伝説。神話。怪談、そのすべてが私の興味の対象であり。調べるべき事例なのですよ。知りたいことは知りたいし興味があれば理解したいのですよ」

 

混沌の魔法使いはかなりの変わり者であることは全員知っていたが。まさかここまでとは驚く中

 

「それで次は誰ですか?」

 

にっこりと笑い、次の話に興味を向けていたのだった。からすそ様が

 

「では次は私が。今回は私も混沌の魔法使いさんと同じくリアルの話をしようと思います。途中の横槍はご遠慮願います」

 

そう前置きしてからからすそ様は静かに語り始めたのだった

 

 

【挿絵表示】

 

 

※この物語はノンフィクションです。

 

ふと、視線を感じた。

 

日焼け止めの身体に塗ったくった肌が、鳥肌をたてる。

元々、白い肌が先程の視線で震え、ガタガタとし始める。

 

恐怖心を擽られ、足取りがおぼつかなくなる。

 

(何、が――)

 

背中に"何か"がのしかかったような振動が、更に恐怖心を擽る。

 

振り払おうと身体を捩る。

 

すると、背中の重みは消え、身体が軽くなった。

 

視線も消え、鳥肌も収まった。

 

(……何なんだ、いったい――)

 

思考も正常になり、おぼつかなかった足取りは治り、ちゃんと動かせる。

 

ただ――

 

(また、だ――)

 

再度、視線を感じる。

 

何かの吐息を耳に感じた瞬間に、私の足は自然に動き、家まで走った。

 

再度視線がなくなり、安堵する。

 

部屋に入り、ベットに倒れる様に眠った――

 

――私が歩いた場所は、かつて交通事故が多発する道だったらしい。

 

あの背中に感じた視線と重みは、寿命を全うできなかった人々の悔しさの表れという――

 

 

「ワッ!!!」

 

「「「ふあああああああ!?!?」」」

 

話終わると同時にそう叫んだからすそ様に何人かが悲鳴を上げる。

 

「こ、これは中々でしたね。混沌の魔法使いさん何かありますか?」

 

「私も何回か体験したことがあります。その直後信号無視の車に突っ込まれ半年入院しました」

 

「「「冥界に引きずり込まれかけてるよ!?」」」

 

混沌の魔法使い。結構な死亡フラグを回避していたようである

 

「大変ですよねえ。霊感があるのは」

 

「見たくないものも見ますからねえ」

 

ははははっと笑う混沌の魔法使いとからすそ様。霊感がない人には理解できない世界で共感してしまったようだ

 

「では次は私が、私もホラー系で行きたいと思います」

 

chink様がそう前置きしてから話し始めた……

 

女性2人が山で星を見に行った帰り道のことです。

 

2人はその山の中腹で星が、よく見えるスポットがあると聞いたので見に行ったらしいです。家から車に乗って2時間ほどかかり22時くらいに着き30分間見たそうです。そして山を降りる途中で男の子が立っているのを見つけたのです。その時の時間が23時前だったので疑問視に思いつつ声をかけたらしいのです。

 

「こんなところでどうしたの」

 

「お母さんとお父さんは」

 

何回か質問したのですがその子は笑うだけだったらしいです。ただこの質問にだけは反応したらしいです。

 

「君の住んでるところは」

 

男の子はふもとから10分ほどの街を指差しました。

 

2人は相談した結果家まで送ってあげることにしました。

 

車の中で色々と質問をしましたが男の子は笑ってるだけでした。

 

助手席に座っていた女性が気味が悪いからここらで下ろそうと言いました。近くで大きな川があり、橋が架かっているのでその上に下ろしたそうです。

 

「ここからならすぐ着くだろうし、私たち用事あること思い出して急がなきゃいけなくなったの」

 

男の子は笑ってるだけでした。

 

それから10分後のことです。車内から子供の笑う声が聞こえました。2人はもしかしてと思い後ろを見てみると、全身血だらけの男の子が笑顔で座っていました。2人はパニックになってしまいブレーキをかけました。その瞬間男の子が消えてしまいました。その後わかったことですがその山には昔両親に殺された男の子の遺体が今もなお残っているそうです。

 

「死んでしまった男の子が両親を待っているのではないか?もしくは仲間を増やそうとして現れるのではないかと私は思います」

 

chink様がそう締めくくった瞬間。ゲストの肩を叩く暖かい感触に振り返ると

 

カタカカタ(13人目の埋葬者)

 

ケタケタケタ(ワイト)

 

カカカッ!!!(ゾンビマスター)

 

「「「ふぎゃあああああああッ!!!!!」」」

 

「「イエーイッ!!!」」

 

BBと遊梨さんがゾンビ系のカードを召喚して。ゲストの皆様を驚かせているなか

 

「地縛霊ですね。そう言うのは危険なんですよ」

 

「ええ。厄介な幽霊ですね。山と言うのは神話に始まり色々な異世界に通じるといいます。そう言うところの幽霊は強いんですよ」

 

幽霊について話している混沌の魔法使いとからすそ様。霊感同士は話が合うようでした

 

「では次は私ですね」

 

ユウーTKTM様にBBが

 

「この流れで変な話をしたら許しませんよ?」

 

「問題ないですとも。かなりの怖い話を用意していますから。もしかすると混沌の魔法使いさんとからすそさんは知っているかもしれませんね。かなり有名な話なので」

 

そう前置きしてからユウーTKTM様はゆっくりと語り始めた

 

「ある小学校に1人の不思議な力を持つ少女がいました。少女はスプーンを曲げたり、物を空中に浮かべることができました。しかしまだ幼い少女の力はスプーンは曲げられるがそれより太いものは曲げられず、物を浮かせるのも軽いものだけで重いものは浮かべられないが、普通の人間からしたらとても不思議な力である」

 

子供のときは霊感が強く、霊能力を持つという子供がいる。ユウーTKTM様の話の主人公の女の子はどうもその稀有な1人のようでした

 

「普通ならその力のせいで孤立し、いじめにあうでしょう。しかしその少女はいじめ所か孤立もせずクラスの子とも仲良く過ごしていました。先生も他の子と変わらない接し方をしていたので少女は楽しい学校生活を過ごしていた。ですがその少女に悲劇が訪れてしまう」

 

「それはある夏の季節、その日はクラスの友達と学校の菜園に水を与えていました。少女は家の用事で他の子より早く帰ることになり片づけや手洗いをして下駄箱においていた鞄を取りにいきました。少女は下駄箱に着き鞄を持ち、帰ろうとした時、少女の目線の先にソレはいました。ソレが少女と同じぐらいの全身真っ白な女の子でした。その女の子の手には手足のない不気味な人形がありました。少女はその女の子を認識した瞬間、突然全て下駄箱の中身が勢いよく出てきました。少女は驚いてそちらに気を取られていると女の子は少女の目の前まできてました。その顔は色々な所に切り傷があり、肌は乾燥しきっていて干からびていた。少女は何が起こっているかわからず怯えていると女の子は言いました『……私のお人形……手足が……ないの……』と。そして女の子は続けて言いました『……返して……』と。少女は訳が分からず混乱していると女の子は大声で叫びながら『手足を返して!!』と言った瞬間、少女の手足が引き千切られました」

 

この話と呟く。混沌の魔法使いとからすそ様。怖い話が苦手な普通の狐様たちはおっかなびっくりと言う感じでユウーTKTM様の話に耳を傾けていた

 

「少女は悲鳴をあげその意識を途絶えてしまった。次に少女が目を覚ますとそこは学校の保健室でした。周りには保健室の先生、先ほど一緒に学校の菜園に水を与えていたクラスの友達、さらに少女の担任がいました。皆から話を聞くと水やりを終えたクラスの友達が下駄箱にある鞄を取りに来た時、少女が倒れているのを見て、担任の先生に伝え、保健室まで運んだらしい。少女は下駄箱であったことを思い出し上半身を起こし、自分の身体を確認しました。少女の身体は傷のない手足があり、それを認識すると少女は安堵しました。あれは夢かと。しかしその考えは少女が皆に大丈夫なことを伝えベットから出ようと布団をめくったとき、大きく崩れてしまう。めくった後に少女が見たモノは、あの女の子が持っていたあの手足のない不気味な人形でした」

 

「その人形を見た少女は悲鳴をあげ、その人形をベットの外へと押し出した。周りは驚き保健室の先生は少女を落ち着かせようと少女を抱き寄せた。担任の先生は少女が押し出した人形を見ていた。落ち着いた少女は下駄箱で起こったことを周りに伝えました。クラスの友達はそれを聞き驚き、そして怯え始めた。担任の先生と保健室の先生も驚いたが、そのあと苦渋の顔をしました。しばらくしたあと、担任の先生がとある話をしてくれました。昔この学校、正確にはこの町は怪奇現象が経て続けに起きていた時期があった。その中のひとつに『メリーさん』という怪奇現象に当てはまっているということを教えてくれた。手足のない人形を受け取ってしまった人間は一週間以内にその人形の手足を探してその人形の持ち主の女の子に返さなければならない。もし見つけられなければ受け取った人間の手足は捥ぎ取られ、それを人形にくっつけもってかれる。しかもこのメリーさんはいかなる除霊も効かず、除霊は不可能とされているため、霊能力者に頼ることもできない。その話を聞いた少女は泣き、保健室の先生にしがみついた。だが先生はこう続けた。この学校の教師がメリーさんを退けたことがあることを伝えた。惜しくも成仏はできなかったものの、人形を受け取った生徒を守り切ったとのこと。それを聞いた少女は驚き、そして喜んだ。その後、少女とクラスの友達、他にも全校あげての大掃除という名の大捜索が行われた。そのおかげで右腕、左腕、右足が見つかったが残りの左足が見つからないまま、約束の一週間が経とうとしていた。とある教室で少女とクラスの友達は左足を探しているとき、それは訪れた。突然教室の物が大きく揺れ始め、いくつかは浮かび始めた。クラスの友達はその現象に驚いている中、少女は窓の外を見ていた。いや、見てしまった」

 

そこには……あの女の子-メリーさんがいた……

 

『左足……探せなかったのぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

 

少女は悲鳴をあげ、教室を出た。その後ろからメリーさんが追ってきている。少女は必死に逃げ、逃げ、逃げ逃げにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげにげ。しかしメリーさんは追ってくる。やがて少女の体力がなくなり転んでしまい、人形を落としてしまう。そして少女の前にメリーさんが立つ。

 

 

『左足よこせえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』

 

 

「メリーさんの叫びと共にその腕は少女の左足へと向かう。少女は絶望感を覚えながら目を閉じた……しかしいくら待っても衝撃が襲ってこない……少女は目を開けるとそこには少女の左足に寸前の所で止めているメリーさんがいた。少女は驚いていると、メリーさんは少女のほうから別の所へと向いた。少女もその方へ向けると、そこには1人の男の人が立っていた。いや、ただの人ではない。そう少女は感じた。見た目は教師の恰好をしていたが、少女の学校ではみたことがないひとで、左手には黒い手袋をつけていた」

 

「そして少女はその人、主にその左手に強力な力を感じた。メリーさんはその男へと歩み始めた。男もメリーさんへと歩む。互いの距離が手で届く範囲になり歩みをやめた。男はポケットからあるものを出した。それはあの人形の左足だった。男はそれをメリーさんに差し出す。メリーさんがそれを受けとると、少女が落とした人形が浮かび、メリーさんの方へと向かう」

 

「メリーさんは人形をとると左足を人形にはめた。その瞬間メリーさんの足元から光が湧き出るように現れた。そしてメリーさんの傷だらけの顔が治っていき、綺麗な顔になっていく。人形も不気味な姿から綺麗な姿の人形へと変わっていく。全てが治るとメリーさんは男に向かって何かを伝えるとゆっくりと消えて行った。メリーさんが消えると男の後ろから担任の先生が現れ、少女の元へと向かった。少女は解決したことを認識した時、大声で泣き、先生に抱き着いた」

 

「先生も少女が無事なことに泣き、強く抱き寄せた。男はその光景をしばらく見守っていた。満足な笑みを浮かべ。翌日、落ち着いた少女は担任の先生から色々聞いた。あの男の人は昔ここの教師をしていて、この学校の怪奇現象を解決してきた人で、担任の先生はその教師の生徒で実際に色々な怪奇現象に立ち会ってきたことを話した。それで今回のメリーさんのことをその教師に伝えると駆けつけてくれたという」

 

「当時のその教師はメリーさんを退けた後でも左足を探していた。そして学校を離れる前に左足を見つけ、次にメリーさんに会う時に返そうと思っていたという。そして何故少女が狙われた理由は生前のメリーさんは少女と同じ不思議な力があり、それを周りの級友は不気味がり、いじめをしていた。そしていじめに耐えられなくなったメリーさんは自殺をして、怪奇現象を起こした。そして今回は自分と同じ力がある少女がいじめにあわず、クラスの友達と仲良くしていることに嫉妬し、怒り、正気をなくしたメリーさんは少女を殺そうとした。そう、例え手足を揃えようともメリーさんは少女を殺そうとしたのだ。だがそこに唯一自分の理解者の教師が現れ、メリーさんは正気を取戻し、さらに大切な人形の手足が見つかり心残りがなくなったメリーさんは無事成仏できたという……成仏できたという。最後に少女はメリーさんが消える時に教師に何を言ったのか聞きました。担任の先生は教師から聞いた話だとメリーさんは涙をながしながら笑顔で教師にこう言ったという」

 

『……ありがとう』

 

「これが私の知る怖い話「メリーさん」です。いかがでしたか?」

 

にこりと笑うユウーTKTM様に

 

「ああああッ!!!これ知ってる!?知ってるよ!!」

 

「我輩も知ってるッ!!超怖い奴!!!」

 

怖くてトラウマになる話の代表格であるメリーさんの話には流石のBBも

 

「あああ、私もこれ知ってますよ。昔アニメで見ました」

 

きっとそのアニメは眉毛が異様に太い教師が出てくる。皆のトラウマになっている名物アニメだろう

 

「メリーさんは有名すぎる都市伝説ですね」

 

「ええ、結構知っている人いるんじゃないですかね?」

 

「で、では最後に畏夢様どうぞ」

 

そう話を振られた畏夢様はにこりと笑いながら

 

「今の自分は「アリシア・テスタロッサ」な訳です。原作では故人な訳です~即ち~自身が怪談と化しているという事です!!」

 

力強くそう言うと空気に溶けるように消えていき

 

「今日は面白かったですよ~」

 

「「「「本物がいたアアアアアアアッ!!!!!!」」」」

 

まさかまさかの本物がいたことに全員が絶叫し気絶し今回の海鳴チャンネルは終了となりました

 

 




「今回の怖い話特集はいかがでしたか?みて1番怖かった話を教えてください。次回の海鳴チャンネルで順位を発表するので」

1番 混沌の魔法使い 臨死体験
2番 終夜さん&遊梨さん ゾンビの話
3番 狂戦士様 サトウキビの話
4番 普通の狐様 紫鏡
5番 からすそ様 幽霊の視線
6番 chink様 山の中の地縛霊
7番 ユウーTKTM様 メリーさん
8番 畏夢様 自分は幽霊


それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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