海鳴チャンネル番外編 海鳴チャンネル   作:混沌の魔法使い

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第23回

「さあ!大変お待たせしました!海鳴チャンネル!はっじまるよーッ!!!」

 

パカ←天井が開く音

 

ザバアアア←開いた天井から大量の水と共に落下してくるゲストの皆様

 

ゴオオオオッ!!←待ち伏せでセットされていた火炎地獄の音

 

「「「殺す気か!!!」」」

 

「YES!」

 

笑顔で殺す気と言い張るBB。その目はマジであり、これ以上は危険だと判断したゲストの皆様は何も言わず椅子に腰掛けた。なお一番最後に腰掛けたからすそ様は

 

「焦げてますが、どうしたんですか?」

 

「全開の雷とだけ言っておきます」

 

前回サルガッソの雷で落とされたからすそ様は良い感じにミディアムレアだったりする……

 

「それでは今回は残念なお知らせがあります。誰がいないか判りますか?」

 

BBにいわれて互いの顔を見合わせる。暫く考えてから普通の狐様が

 

「あ、終夜さんと遊梨さん……それに凄まじき戦士様ががいないんだ」

 

トラブルメイカーと遊梨さんと。微突込み属性の「終夜」さん。そして凄まじき戦士様がいないことに気付く

 

「そうなんです、今回は用事だそうでお2人ともお休みなんです。ドSトリオ一時解散でとても悲しいです。ちなみに凄まじき戦士様は遅刻です」

 

「悲しい~」

 

泣き真似をするBBと畏夢様。しかし周りのゲストは少し安心していた。これで被害が少し収まるのだとしかしその期待を裏切るかのように突然パイプオルガンの音が響き渡る

 

「なにごと!?なにが起きるんですか!?」

 

「嫌な予感がする。とんでもなく嫌な事が起きるような気がする」

 

慌てふためくゲスト様の目の前の床が開きそこから

 

「いらっしゃい。クレープ屋「混沌」オープンだ」

 

重々しいパイプオルガンの音に相反するようなカラフルなカラーの建物が姿を見せる。そしてその建物の中で会心の笑みを浮かべている黒尽くめの男

 

「「「何故ここにいる!?混沌の魔法使い!!!」」」

 

ぶっちゃっけ作者だった。BBはにこやかに笑いながら

 

「人数不足で緊急招集です。それでは早速始めてください」

 

「了解だ」

 

混沌の魔法使いは慣れた手つきでクレープを焼き上げて机の上に配るのだが

 

「私の分が無いですよ?」

 

そうBBの前にだけクレープが無い。そしてゲストの皆様の前に置かれたのはオーソドックスな生クリームとフルーツのクレープだ

 

「メロンー♪」

 

「1度に焼ける数には限界があるので」

 

そしてもう1度生地を焼き始める混沌の魔法使い。そして焼きたてのメロンクレープを頬張るからすそ様

 

「最後に巻けば完成だ」

 

「わーい……ってええ!?」

 

「む?合体事故のようだ」

 

合体事故の言葉の意味が判らず立ち上がったゲストの皆様も驚愕に顔を歪めたなぜなら、クレープは

 

「「「何故に鉄火巻き!?」」」

 

生クリームとクレープの生地どこに消えた!?そしてどこから現れた酢飯に海苔にマグロ!?

 

「合体事故だ。仕方ない次は成功するさ」

 

そう笑ってクレープの生地を再度焼き始める混沌の魔法使い。そして鉄火まきを頬張るBB

 

「「「食うのかよ!?」」」

 

クレープがなにか変化した鉄火巻を食うのと叫ぶ。ゲストの皆様もからすそ様を除いてクレープを頬張ってない。そしてクレープを頬張っていたからすそ様は

 

「あれ?にゃんかおかしいにゃあ」

 

「「「猫になっている!?」」」

 

猫耳と尻尾。更に口調がおかしいからすそ様。このクレープは食べてはいけない危険だと全員が悟った中

 

「しまったまた失敗だ」

 

「オオオレ様アア!!外道マーボオオオオッ!!コンゴトモヨロシクうううう」

 

「「「なんだそれはあああ!?」」」

 

意思のある外道マーボーが叫ぶ。もう何が起きているのか?何もかもが判らない中

 

「マーボーさん?あの人たちが食べたいって」

 

「「「!!!」」」

 

「俺様ああトツゲキイイッ!!!」

 

クレープの鉄板の上から外道マーボーがテイクオフする

 

「いやあああ!!こっち!こっちきたあああ!!!」

 

「来るなあ!来るなあアアアア!!!」

 

「オレ様アアアア!美味いぞオオオオ!だから喰えええええ!!!」

 

「「「嫌だアアアアア!!!」」」

 

意識ある外道マーボーに追いかけられるゲストの皆様を見ながら

 

「カオスだニャア」

 

「充分あなたの存在もカオスですけどね」

 

猫になっているからすそ様も大概ですけどねと話をしている間もゲストの皆様の悲鳴はずっと続いているのだった

 

~~暫くお待ちください~~

 

「オレ様ァ。悲しい~」

 

「仕方ないさ。外道マーボー」

 

クレープの屋台の中で外道マーボーと話をしている混沌の魔法使い。下手に話しかけると飛び火すると判断したゲストの皆様は何も喋らない。

 

「お、そろそろ凄まじき戦士様が登場しますね」

 

ピカーっと黒い光りが走り、そこから姿を見せた凄まじき戦士様を見て

 

「ん?どうしたんですか!?そのかっこうは!?」

 

「進化~進化~」

 

某仮面の戦士の姿なのだが全体的に黒い。デザインとかカラーとか……しかし全体的に黒いオーラを纏っていて違和感がとんでもない

 

「いや特には何も?精神状態の問題ですね」

 

「精神状態?なにか悩み事でも?」

 

竜華零様がそう尋ねると凄まじき戦士様はあははと笑いながら

 

「最近ヤンデレって良いなあって思い始めまして」

 

「「「貴様の仕業か!!」」」

 

「YES!」

 

改心の笑みを浮かべる混沌の魔法使いに全員の突込みが突き刺さった。ヤンデレしか書かない混沌の魔法使いに毒された人物がチャンネルから出るという由々しき事態なのだが

 

「面白いのでOKでは続けましょう。今回のデスペナルティは外道マーボー強襲なので皆様。気をつけて発言してください」

 

「オレ様アア!頑張るぞオオオ!」

 

「「「頑張らんで良い!!!」」」

 

生きている外道マーボー。敵にするとこれ以上恐ろしい者は存在しないだろう。なぜなら生きているのだから

 

「そして時折混沌クレープがシュートされるのでそれにもお気をつけください」

 

この言葉でゲストの皆様は理解した。今回の海鳴チャンネルはいつも以上に混沌な事になると……

 

「おや?今度はミートボールに」

 

クレープを焼いていたはずなのに何故か肉になっている。どんな合体事故を起こしているというのだろうか?

 

「どうなってるんだにゃあ?」

 

「さぁ?」

 

合体事故を繰り返している混沌の魔法使いに冷や汗を流してしまうのは仕方ない事なのかもしれない……

 

「それでは今回のお悩みを持つ方どうぞ~」

 

「ドウゾオオオ」

 

「どうぞ~」

 

BBと畏夢様と外道マーボーの声でゲストがスタジオに姿を見せる

 

「初めまして……か。一応激突と名乗らせてもらっている。今回は俺の悩み……になるのか。とにかくそれを聞いてもらう事になる。宜しく頼む」

 

肩まで伸びた炎の様な髪型に色は赤の美男子とも美女とも取れる男性が入ってくる。

 

「激突とは本名ではないですよね?」

 

普通の狐様の問い掛けに激突様はああっと小さく頷いてから

 

「最初の悩みと連動するのだが、俺は記憶を失っているらしい。色々と試してみてはいるが、どうすれば記憶を取り戻せると思う?」

 

その言葉にゲストの皆様が顔を歪める、さすがに百戦錬磨(?)のゲスト様でも記憶喪失者の悩みをどう対応すればいいのか判らないのである。しかし答えないわけにも行かない、なぜなら

 

「オレ様も出番かああ!?」

 

「まだですよ。外道マーボー君」

 

今か今かと飛び出そうとしている外道マーボーの存在があるからだったのである……これは発言に気をつけなければと恐れている中凄まじき戦士様が

 

「殴れば戻るんじゃないですか?」

 

激突様が困った表情をし、外道マーボーが飛び出す準備をしている中、からすそ様が

 

「壊れたテレビのように、頭を叩けば――は通用しないと思いますにゃあ。日々、日常を過ごしているうちに、思い出すかもしれませんにゃ」

 

「ああ。確かにそうですねえ」

 

からすそ様の絶妙なフォローで外道マーボーの突撃を回避している。凄まじき戦士様だった……なお外道マーボーが少し寂しそうだったのは忘れてはいけない

 

「何? 記憶が戻らない? それは無理に取り戻そうとするからだよ。逆に考えるんだ。戻らなくても良いさと、逆に考えるんだ……」

 

竜華零様が別に戻らなくても良いんじゃないか?と言う意見を出す、記憶を失っていることの方が幸せと言う可能性もある。無理に取り戻す事は無いというのも正しい反応といえる。そして竜華零様と同じ考えなのはスタンドな畏夢様だった

 

「確かに記憶は取り戻した方が良いかも知れないけど~、逆に考えよ~? 無理して思い出さなくてもい~んじゃないかな~?」

 

「だがそれでは俺が何者なのか判らないじゃないか?俺はそれは逃げだと思う」

 

確かにそれは逃げているとも取れるだろう。記憶を失う前に犯していたかもしれない罪からの逃避ともとれる

 

「記憶が無いということに何か意味があるのかもしれません。焦ると碌な結果になるかもしれないで、のんびり時間を掛けて考えていくのが宜しいと思いますよ」

 

「私も~同意権だよ~」

 

うーむと唸る激突様。記憶は取り戻したいが、2人の言うことも一理あると考えているのだろう

 

「ナイスナ返答来ました。ボーナスターイム!」

 

BBがそう宣言すると再びクレープの焼く音が聞こえてくる、今までの事を考えるとまた合体事故かと思っていると

 

「成功だ。バナナクレープ。苺クレープ完成だ」

 

「いえー!おめでとーございまーす!」

 

BBが竜華零様と畏夢様の前にサラをシュートする。なんとも正確なコントロールだ。しかし見た目が大丈夫そうでも、味が問題そうなので手をつけない当たり警戒しているのが良く判る

 

「我輩にはこうすれば確実に記憶が戻る、という方法は持ち合わせていないので……そうですね。昔のあなたを知っている人たちと共にいるのが重要じゃないでしょうか。記憶の中にその人たちがいれば、いつか記憶が戻るきっかけになると思います」

 

記憶を取り戻させる方向性で話を始めたのは普通の狐様。自分が知らなくても相手が知っていれば、きっかけには充分になりえるだろう

 

「そうですね。……まず何か生活などで、デジャブを感じる事を探してみてはどうでしょう。それを繰り返していけば、何か切欠が掴めるかと」

 

そしてきっかけと言う言葉を引き継いで狂戦士様がそう言う。既視感を感じる事を探す、これは記憶喪失時にもっとも必要とされる治療方法の1つといえるだろう。激突様もそれを判っているようで、こくこくと何回か頷きながら

 

「うーむ。確かにそれは良い手かもしれないな。覚えておこう」

 

また忘れるかもしれんがなと若干のブラックジョークを付け加えている激突様にchink様が

 

「いつかは治ると思います。それに昔の記憶が必要とは限らないです。それでも急いでいるなら、今度この場所に来てください。そこに私の研究所があります。そこでちょっとしたじっけ……調査をします。出来る限りの努力をいたします。来られた時何がいるかな。チェーン……それともブツブツ」

 

なんかマッドな事を言い出したchink様は放置された。マッドに近寄るな危険と言うのは当然の反応であるからだ、そして最後のユウーTKTM様は

 

「記憶喪失ですか……うちの子にそういったのを修復できる子がいるのですが……あの子は基本的に自分の興味のあるものにしか関わらないので、頼めませんね…やっぱり頭に衝撃を与えるしかないですね ニッコリ」

 

ユウ-TKTM様はとてもいい笑顔でいった。他のゲストの方は(あ、いつものユウ-TKTM様だ……)と思った。流石安定の混沌要因名だけはあるぶれてない

 

「で、出来れば違う方法をお願いしたいのだが…」

 

激突様もその表情から本気で殴られると判断し、若干引き攣った顔でそう言う。するとユウーTKTM様は

 

「大丈夫です。最悪頭が陥没してあの世に逝くだけですから」

 

「「「「それ結局だめじゃないですかー!?」」」」

 

ハンマーを持ってイイエガオをしているユウーTKTM様が立ち上がり

 

「さあ、そろそろあの世へ逝きましょッ……「マーボー君GOッ!!」

 

「オレ様アア!突撃するうううう!!!」

 

激突様が危ないという所で外道マーボーがテイクオフする。ずるずると身体を引きずりながら刺激臭を撒き散らしている

 

「オレ様アアトツゲキイイ!!」

 

「げぼおあ!?」

 

外道マーボーの突撃を喰らいひっくり返ったユウーTKTM様の口元に近づく外道マーボー

 

~~暫くお待ちください。ただいま大変見苦しい映像が流れておりますので音声だけでお楽しみください~~

 

「オマエェ!オレ様マルカジリィ」

 

「いやあああ!やめてええエエエ!!!」

 

「おオアアアアアア!!!」

 

「嫌だアアアアアアア」

 

死ーん……

 

「えーただいま大変見苦しい映像が流れておりました。今後このようなことにならないようにスタッフ一同こころより気をつけます

 

外道マーボーに飲み込まれてぷかーっと浮いているユウーTKTM様を見て、ゲストの皆様の顔が引き攣ったのは言うまでも無いことだろう……

 

「次の悩みなのだが、俺の知り合いに人格は男だが女に憑依している奴がいるんだ。あいつは憑依している身で言うのもあれだし本人は気にしていないと言っているがこれでいいのだろうかと悩んでいるんだ。俺の悩みじゃないが頼む」

 

今度はどういう質問だ!と小さく心の中で突っ込むゲストの皆様。声にしないのは

 

「オレ様ァドンドン増えるううう」

 

体積をドンドン増やしている外道マーボーを恐れているからである。と言うか増え続けるマーボー一体どうなっているというのだろうか?あの暗黒生命体を生み出した混沌の魔法使いは何者なのか?謎は深まる一方だ……そして回答も

 

「寧ろ、そのままでおKにゃあ」

 

かなりの混沌の方法に進んでいた。猫化からすそ様のコメントに素早く激突様が

 

「生き地獄だと思うんだが?」

 

女の身体に憑依している男。それは確かに生き地獄と言えるだろう

 

「TSライフを楽しむしかありませんにゃあ!!女子力上昇させるしか無いのですにゃ!」

 

「良いのかそれで!?」

 

確かに方向性としてはおかしいが、それしか手が無いと言わざるを得ないのかもしれない。解決とは程遠い手段になってしまうが

 

「んー……そうですねえ。男の人格で女として生きるのは確かに面倒でしょうが、現状を変える手段がないなら開き直ってしまうのも手だと思います。別に、外側と中身が違うことを悪いとは思いませんよ。精神的には悪いかもしれませんが」

 

お面姿だがコメントは常に常識人の普通の狐様がそう告げる。開き治れと言うのもまたきついコメントだが、それも確かに良い手段と言えるだろう

 

「いや、うーん。そんなことを言って起こられないかが不安だがな」

 

人事か!と言って喧嘩になる可能性があるかもしれないという激突様に

 

「その危険性を感じたら、そこは臨機応変に対応してください。さすがの我輩でもそこまでは責任は取れないので、そこは自分でよろしくお願いします」

 

○投げともとれるが、最終的には全て激突様次第。出来る事はここまでだろう

 

「クレープはどうですか?」

 

「カルボナーラに合体事故を起こしている」

 

「クレープはもう少し待っててくださーい」

 

合体事故を繰り返しているクレープなんて早々食べたいもので無いだろう。恐らく普通の狐様は来るなと祈っているに違いない

 

「うーん。私はそういった経験をしたことがないのでなんとも言えませんが時間が解決してくれると思います」

 

chink様がそう言う。確かにそんな経験をしている人間なんてそうは……

 

「自分も今はその人と同じよ~な状態だけど~、別に気にしてないかな~? 自分はこの体の子とは意識共存してるし~? ね~?」

 

畏夢様がそう笑うと畏夢様の背後から、金髪の幼女が姿を見せ畏夢様の首に腕を回しながら、ねーと言って笑う

 

「「「案外近くに居た!?」」」

 

まさかの回答者の中に激突様と同じ存在がいて、驚きが広がるのだった……

 

「うーん。中々凄い事が続きましたが、私の意見を言わせて貰うと。事情は細かくは存じませんが。憑依しているなら、本来の人格である女性と話し合うのが良いのではないでしょうか」

 

「本来の身体の持ち主と話をさせるのか?」

 

「ええ。話だけで分かり合えるとは思いませんが、話し合わなければ何も判りませんからね。互いを知り合うには話し合いが一番ですよ」

 

さすがは当番組随一の常識人。そのコメントは実に正しい者だった

 

「オレ様ァまだ出番なぁい」

 

外道マーボーが切なそうにしているが、慰めるわけには行かない。何故なら下手に構えば即デッドエンドなのだから

 

「その方特に気にしてないのであれば大丈夫な気がしますよ。強いて言うなら、それに触れず普通に接してあげるのがいいかと」

 

狂戦士様がそう告げる。特別扱いするのではなく普通に接する。人と違う人間はそう言うことを喜ぶものなのだ

 

「また困った質問ですね。さりげなくフォローを入れてあげるのがいいと思いますよ。そんなことを気にしなくても良いよって感じで」

 

凄まじき戦士様もそう告げる。普通の反応……それは何よりも嬉しいはずだ

 

「そうか。そうしてみる」

 

激突様はこくこくと何度も頷いている。それだけ納得しているのだろう

 

「複雑な組み合わせですね……まあ、ご本人が大丈夫ならいいのではないのでしょうか?」

 

外道マーボーに漬け込まれていたユウーTKTM様が復活してそう告げる。この後は何が続くのだろうか?

 

「そして……新しい展開が生まれ「はーいそれ以上はカットしまーす♪」グハァッ!?」

 

ユウ-TKTM様が悪い顔で何かをいいかけた所にBBのハンマーがアッパーの如く顎に直撃した。そのままユウ-TKTM様は吹っ飛ばされ

 

「オレ様受け止めるううう」

 

「いやああああ!がぼむ!?」

 

再び外道マーボーに飲み込まれたユウーTKTM様に全員が両手を合わせて南無と呟くのだった……

 

「これが最後の悩みなのだが、俺も遊梨同様デュエルしているんだが……気づいたら自分でも怖いくらいに楽しんでいるんだ。もっと、もっとと戦いを楽しんでいるんだが俺はこれでいいのか……?」

 

デュエルといえば遊戯王。どうやら激突様は遊戯王プレイヤーだったようだ

 

「何? デュエルを楽しんで良いのかわからない?」

 

竜華零様は激突様の言葉を聞いて、少し眉を顰めてからしっかりと激突様を見て

 

「おい、デュエルしろよ!デュエルの問題はデュエルで解決する! これはもはや常識!」

 

「「「竜華零様も決闘者だった!?」」」

 

長い付き合いの竜華零様も決闘者だったことに驚く中、竜華零様は

 

「行くぞ私のターン! まずはフィールド魔法『忘却○都レミューリア』を発動!そしていでよ我がしもべ! 『オーロラ……!」

 

「ストーップ!決闘はまた今度にしてくださいね?」

 

「む、なんだ良い手札だったのに」

 

もしほっておいたらそのまま続いていたんだろうなあとゲストの皆様はそう思うのだった

 

「うーんデュエルですか……。一応我輩もパートナーの召喚はできますが、絶対にしてはいけないと思うのは『他人を傷つける』ことですね。他人も、自分も傷つけずに楽しめるなら、それでいいんじゃないでしょうか。逆に、嫌々やっていたって面白いことはありませんよ。ね、ウィン」

 

「うん、マスターにさんせ~」

 

「「「いつの間に精霊を召喚した!?」」」

 

ゲストの中にまさかの決闘者が2名。しかも普通の狐様は精霊持ち、なんか凄い事になっている

 

「おお、今度は成功したぞ」

 

「やりましたね!」

 

無数の合体事故を繰り返していた混沌の魔法使いがクレープを焼き上げて笑っていた。そして

 

「イエええええ!」

 

外道マーボーが歓喜の声を上げている。その声を聞くとSAN値が下がるは間違いない

 

「闇のデュエルとか以外なら良いと思うよ~?」

 

畏夢様の後ろでアリシアが何かをごそごそと探している

 

「えっとねー……(ごそごそと自分の懐に腕を入れて探し中)……あった!(GXのラーイエローの逆カラーリングverのデュエルディスクを腕に付けて懐から腕を出します)どろー!がーちゃん(邪帝ガイウス)、しょーかん!!こーかはつどー!!」

 

「なんでええ!?」

 

「マスターアアアアッ!!!」

 

普通の狐様とウィンが除外され消えていった。全員の目がアリシアと畏夢様に集中する

 

「「てへ♪」」

 

「「「てへじゃなあああい!!」」

 

ぺろっと舌を出す二人に激しい突込みが叩き込まれたのだった。なお普通の狐様は番組終了後まで帰還することは無かったのだった……

 

「それは喜ばしいことです!人は記憶がなくても、肉体や心が覚えていることがあります!その感情は恐らく、あなたが記憶を失う前に味わった感情でしょう。ですのでそれはとても喜ばしいことなのです!」

 

外道マーボーに漬け込まれていたユウーTKTM様が復帰してそう言う。記憶を失う前に覚えていた事、そのワクワクはきっと記憶を取り戻すきっかけになるというユウーTKTM様の言葉に頷く激突様。それにあわせるかのように凄まじき戦士様も

 

「いいと思いますよ。そういった感情が先ほどの記憶を取り戻すことに繋がるかもしれません」

 

楽しいという感情は確かに記憶を取り戻すきっかけになる。だから決闘をするのが良いかもしれないという話をしている。激突様達だったが、それに反対するかのようにchink様

 

「戦いを楽しむことはいいと思います。しかし相手を痛めたりすることを楽しむようになったらそれはただの暴力になります」

 

chink様が少し神妙な顔で告げる。楽しむ事はいいだろう、しかし痛めつける事を楽しむようになればそれは暴力になる。

 

「だから楽しむことは悪いとは言いませんが、限度を持ってください」

 

「それは判っている……そうならないように気をつけたいと思っているんだ」

 

「その気持ちがあれば大丈夫ですよ」

 

chink様が笑いながら言う。どんな事も一番大事なのは気持ちだ。激突様がそうならないように気をつけているのなら、最悪のことにはならないだろう……

 

「戦いを楽しんでしまうのはきっとドン・サウザンドってやつの仕業なんだ。しかし大丈夫です、問題ないですよ」

 

ドン千を例えに出す狂戦士様。もしかすると彼も決闘者なのかもしれない……

 

「問題ない?俺には問題があるように思えるのだが?」

 

激突様の言葉に狂戦士様は

 

「いや、死亡フラグ的な意味でなく。ほら、アニメとかではきっとスポーツみたいな扱いなわけですし。別にそう悪いことじゃないと思いますよ?」

 

スポーツとしてカードゲームをする。それならば確かにそう問題はあるようには思えないだろう

 

「ガチ戦闘でなければ、問題ないと思いますにゃあ。BB!!」

 

とつぜんスタジオの明かりが落ちて画面が暗くなった。

 

「え?」

 

「一・瞬・千・撃」

 

┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

 

「我、拳極めたり」

 

凄まじい攻撃音が聞こえたと思った瞬間。明かりが戻る、するとからすそ様の足元でBBが倒れているのだった……

 

「お疲れ〜激突」

 

BBが気絶しているので終わりにならない状態で遊梨さんが姿を見せる

 

「遊梨か」

 

激突様が優梨さんを見て小さく呟く、どうやら激突様と遊梨さんは知り合いだったようだ

 

「あ、2つ目の質問はまさに激突の状態だよ。ほら、現界時間も近いでしょ?」

 

手を合わせると激突は赤い光の粒子になって遊梨の中に消えていく。

 

「「「ええ!?どういうこと!?」」」

 

突然の事に混乱しているゲストの皆様を見て遊梨さんは呆れたように笑いながら

 

「察しが悪いなぁ。つまり」

 

髪と目の色が真紅になり火を模したヘアピンを2つ右側に装着する

 

「こういう」

 

続いて煙が出るタバコを口に咥えて髪と目の色が紫に変化、そして表面が黒で裏面が紫のコートを装着する遊梨。

 

「事」

 

今度は髪の色が白くなり、白い日傘をさす。

 

「ですのよ?」

 

さらに髪と目の色が黄色になっていて黄色のヘッドフォン型のヘッドセットを装着。

 

「Understand?」

 

んでもって髪と目の色が緑色で眼鏡を装着。中身と外見がころころ変わる、それは多重人格をコントロールとも言える光景だった

 

「理解しました〜?」

 

それから髪は銀色に輝いていて目は銀河眼の光子竜と同じ輝きを有した姿に変わる。

 

「「「……」」」

 

突然の事に絶句しているゲストを無視して話を進め

 

「分かってくれて何よりだね、遊梨!」

 

「そうだね、銀星……疲れる」

 

ようやく他の皆さんが知る姿ぬ戻りため息をつく遊梨。そして髪と目の色が青になっていて青の袴を着た姿になる。

 

「まあ頑張れ、兄上に頼ればいい」

 

「それもそっか。というわけで発射!」

 

その言葉と同時に遊梨さんはイスに設置されていたブースターでテイクオフしていくのだった

 

「「「どういうことだ!?」」」

 

あまりに突然な事に混乱しているゲスト様。

 

「オレ様ァ!BB運ぶうう!」

 

外道マーボーに引きずられていくBB……なんと言うか収拾がつかない状態で、除外されてしまった普通の狐様の安否も不明ととんでもない事になっている中

 

「ドロ~、ゾンビキャリア召喚~!更にコストダウンと二重召喚の効果でレベル4になった一体の邪帝ガイウスを召喚~!!」

 

また除外されると思い身構えるゲストの皆様だったが、その予想を遥かに上回る自体が次の瞬間起きた

 

「ぜんぶがった~い!!(3体シンクロ)」

 

「シンクロ召喚~!おいでませ~!!」

 

「くろでんか~♪」

 

「「「うえええ!?」」」

 

光が晴れるとフル装備の黒殿下が居て、これは危険だと判断したゲストの皆様たちは

 

「「「GO!!!」」」

 

「やめるにゃあああ!?」

 

「シーン……」

 

からすそ様と気絶しているBBを生贄にしてスタジオから逃げ出したのだった

 

「さあ。祭りの時間だ」

 

「いやにゃあああああ!!!!」

 

気絶しているBBはがっちり捕獲され、逃げようとしたからすそ様は当身で意識を刈り取られた。そしてこの惨劇を見ていた混沌の魔法使いと外道マーボーは

 

「それでは次回の更新もよろしくお願いします!」

 

「コンゴトモヨロシクうううう!!」

 

多少強引に番組を終わらせたのだった……

 

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