海鳴チャンネル番外編 海鳴チャンネル   作:混沌の魔法使い

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第3回

「はーい!!今日も始まりました!!BBチャンネルーッ!!じゃなくて!海鳴チャンネルーッ!!!ムーンセルではナンバー1閲覧数を誇るBBチャンネルですが!ここではどうなるか!? 正直不安なBBちゃんですが、そこはそれ! 小悪魔系電波アイドルの魅力でぶいぶい行きたいと思いまーす!! さて何時も相談者が先に紹介というのもなんだと思うので。今回はゲストの皆様からの紹介で行きたいと思います! それではまずは自称普通を名乗る異常者! 普通の狐様どうぞ~」

 

狐の仮面をつけた青年が現れBBに詰め寄る

 

「紹介が酷い!? 自称じゃないですよ!! 我輩は極めてまともです!!」

 

「我輩とか。狐の仮面とかつけてる時点で普通じゃないですからね? 世間一般的に言えば貴方は異常者です」

 

「ぐはぁっ! ひ、ひどい……ガクッ」

 

ショックで崩れ落ち、動かなくなった普通の狐様を見つめBBは

 

「これです!! やはり私の芸風はこれ! 容赦ない毒舌!! これこそ真理!!! ちょっとテンションが戻ってきたんでこのまま行こうと思います!! えーとあれ? 何でいるんですか? 海鳴のお姫様?」

 

ぷるぷるとふるえる銀髪の少女は

 

「BBさん! 人の悪口はいけないんですよ!!」

 

「えっ!? でも」

 

「でもも何も無いです!! 悪口とか嫌がる事はやっては駄目です!! 判りましたね!!」

 

「はい……すいませんでした」

 

ぷんぷんと怒った素振りを見せながら吐血する普通の狐の前でしゃがみこみ

 

「だいじょうぶですかー? BBさんは怒っておきましたけど。起きれますか~?」

 

ぺちぺちと仮面を叩いているお姫様を涙目で見ながらBBは

 

「あんなに小柄で可愛いのに、怒ったときの希薄が半端じゃないです~ちょっとBBちゃんは傷心気味なんで申し訳ないですけど。紹介は省いて竜華零様・からすそ様どうぞ~」

 

覇気無し元気なしのブロークン状態のBBに呼ばれた竜華零様は

 

「あの何か元気ないですが何かあったんですか?」

 

「見た目極上の美少女に凄い剣幕で怒られました……」

 

「美少女って……」

 

「大丈夫ですか? お茶でも飲みますか?」

 

「て、天使がいる……」

 

「妹系!? 天使!?」

 

「こんにちわ。貴方もどうですか?」

 

「い、頂きます」

 

紙コップに紅茶を入れるお姫様の近くに座る、普通の狐様と竜華零様

 

「はい。BBさん」

 

「ふえ?」

 

「ですからお茶をどうぞ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

BBにも紅茶を私微笑んだお姫様は

 

「所であの草むらはなんですか?」

 

不自然なところにある草むらを指差した

 

「さぁ?私も今気づいたんですが……誰がいるかは判ります」

 

「???」

 

「!」

 

BBはメロンパンを皿に乗せた

 

「……どうしてメロンパンなんですか?」

 

「今からわかります。すぅ~~~……」

 

BBは息を吸って叫ぶ。

 

「メロンパンできました~~~~~~~~~!!!!」

 

するとガサガソガサゴソと、草むらが揺れて……何かが、飛び出した。

 

「メロン、パン、だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

狐耳をつけて着物をきた人が、メロンパンを頬張っていた。

 

「はぁ、はぁ……メロンパンっ!食べずにいられないっ!

 

「え、え~~と、貴女は……」

 

困惑するお姫様に狐耳の人物は

 

「おっと……」

 

メロンパンを食べ終えて、服を正して言う。

 

「紹介をわすれていました。前回もこのチャンネルに参加していた『からすそ』といいます。 今回貴方のお悩みに及ばずながら力を貸しに来ました」

 

姫に挨拶をしたからすそ様は

 

「あ、メロンパンはいりますか?自作しているのですが……」

 

そう言っていつの間にか持っていた袋からメロンパンをBBと姫に渡す。

 

「あ、もらいます。では紅茶のポットもありますし、貴方もこちらへ」

 

「どうもで~す!」

 

メロンパンをお茶請けに紅茶を楽しむメインパーソナリティーとゲストに相談者……なにかとってものほほんとした空気がそこにはあった……

 

「楽しいお茶会でした。また誘っていただけると嬉しいです。では」

 

「はい、また今……って! まだお悩み相談聞いてないですよ!?」

 

「ああ、そうでしたね。お茶会が楽しくて忘れてました」

 

にこにこと笑うお姫様に

 

((((この子天然過ぎるッ!!!))))

 

ゲストとBBの思考が合致した瞬間だった……

 

「えと、ではその私のお悩みなんですけど、私のおにーちゃんと幼馴染が喧嘩ばかりするんです、仲良くして欲しいんで すけどどうすれば良いですか?」

 

「えーとお兄さんってどんな人ですか?」

 

「はい、優しくて頭も良くて運動も得意で私の学校の生徒会長をしています」

 

「この特徴って? 確か前々回の「シスコン」さんの特徴と合致してないですか?」

 

ひそひそと話すBBとゲストを不思議そうに見つめるお姫様に、からすそ様が

 

「失礼ですが。貴女の幼馴染というのはどんな方ですか?」

 

「えーと、背が高くて金髪と赤い目をしてて。運動も勉強もおにーちゃんくらい出来て。ちょっと寂しがり屋の人です」

 

「……前回の「英雄王」さんじゃ?」

 

「じゃあ。この子がシスコンさんと英雄王さんが言ってた子ですか?」

 

ジーと8つの視線を向けられたお姫様は

 

「あれ? 何か付いてますか?」

 

コンパクトで自分の顔を見始めた

 

(((間違いないこの子だ!?))))

 

前々回と前回と悩みの中心人物がここにいる!?

 

「それで私はどうすれば良いんでしょうか? 竜華零さん」

 

「え、えーとそうですね。心配せずとも、喧嘩するほど仲が良いという言葉がありますでしょう? 彼らはあれでコミュニケーションを取っているのでしょう。……まぁ、もしどうしてもと仰るならば、妹様が一言お願いすればそれで済むかと」

 

「えーと喧嘩しないでってお願いすれば良いんでしょうか?」

 

「はい、その通りです、出来たら上目遣いで言えば効果的でしょうね」

 

「はぁ、そうですか、では今度喧嘩してる時に言ってみますね。えーとじゃあ、次はからすそさん? お願いします」

 

「えーとそうですね、やめないと嫌いになっちゃうよ? というのはどうでしょう?」

 

「そんな!? 私はおにーちゃんもギー君も大好きなのに、そんなこと言えないです」

 

「えーとでは、喧嘩してるときに甘い物を、特にメロンパンを上げてみてはどうでしょう?」

 

「メロンパンですか?」

 

「はい、甘いものは気を落ち着かせますからきっと効果的かと」

 

「そうですか、では今度試してみますね。それで、その……普通の狐さん? あのその格好は一体なんですか?」

 

「格好? ああ、我輩の格好なら気にしないでくださいな。我輩はこれでも常識人なので。普通の狐ですからね、普通ですよ」

 

「そ、そうですか。ではあのどうすればおにーちゃんとギー君が喧嘩しないでくれると思いますか?」

 

「兄上と幼馴染が喧嘩ばかり、ですか。我輩はそういった状況を経験したことがないですが、客観的に見るのであれば、それぞれから話を聞くことが大切ですかね。因果関係という言葉通り、原因があるから結果がある。つまり、何らかの理由で喧嘩をしているわけなので、そこを

 

知ることが大切ではないでしょうか」

 

「なるほど! おにーちゃんとギー君の話を聞けば良いんですね! それなら私にも出来そうです。普通の狐さんどうもありがとうございます」

 

「いえいえ、我輩は飽くまで一般論を言っただけですから」

 

「では次のお悩みをどうぞ。 あと、これチョコレート如何ですか?」

 

「わぁ! ありがとうございます」

 

もくもくとチョコレートを食べる小動物にスタジオの全員が

 

((((何この小動物!? むちゃくちゃ可愛いんだけど!?))))

 

「美味しかったです。えーと次はなんですけど。クラスメイトと仲良くしてるとおにーちゃんが怒ります。なんででしょう?」

 

「では今回は私から。まずお兄さんの『兄心』を考えてみましょう。大切な人やものを守りたくなる精神が、極端に強いのです。よく『不貞の輩どもめ!うちの妹に手を出すな!』と言ってきますよね?」

 

「えーと私に近付くなとか、一度話し合おうとか言って暗がりにクラスメイトを……」

 

「ヤバイ系のシスコンですね」

 

「ええ。これはかなりの難物ですね」

 

ひそひそと内緒話をする、BBと竜華零様

 

「つまり、あなたはお兄さんからかなり好かれているのです。家族として好きでもあり、妹として好きでもあり、『異性』として好きだと思われます!」

 

「異性ですか? えーとそれはどういう好きなんでしょうか? よく判らないんですけど?」

 

「……すいません、今の回答は忘れてください」

 

「はぁ、判りました」

 

「では改めまして。良いですか? お兄さんは貴女が心配なのです。ですから過剰に反応してしまうというわけです。ですからお友達と遊ぶときはまずお兄さんに一言言ったほうがいいですよ?」

 

「そうですか! ありがとうございます。 ではその次は普通の狐さんはどうすれば良いと思いますか?

 

「ふむ……。これはかなりシスコンをこじらせてますかね(ボソッと呟く)」

 

「シスコン? ってなんですか?」

 

純粋すぎる!? シスコンの意味すら知らない!?

 

「いえいえ、なんでもありませんよ。我輩が思うに、クラスメイトと仲良くしたいという願望は普通のことですからね。それすら怒られるようなら、少しくらいわがままを言ってもいいのでは? まあ、我輩は龍花ちゃんのしたいようにすればいいと思いますが」

 

「じゃあ、お友達とおにーちゃんに仲良くしてもらえるように頑張ります!!」

 

「そ、そうですか。頑張ってください……」

 

「はい! 頑張ります!! えーとじゃあ最後に竜華零さんはどうですか?」

 

「妹様に構ってほしいのですよ、つまりはヤキモチです。寂しがり屋なお兄様のために、今夜は一緒に寝てあげるとよろしいでしょう」

 

「ちょっ!? 危険域のシスコン相手に一緒に寝るとか不味いでしょ(ひそひそ)」

 

「我輩もそれは危険かと(ひそひそ)」

 

「野獣になる危険性を考えるべきです(ひそひそ)」

 

皆がひそひそ話をしてる中お姫様は

 

「一週間に2回くらい一緒に寝てますよ? それで朝起きると目の下に隈があって柱に頭を打ちつけてることがありますけど?」

 

「「「「……無自覚って怖いなあ……」」」」

 

「????」

 

無自覚の男心ブレイカーにここにいる全員の想いが一致した

 

「とりあえず。おにーちゃんにお友達を紹介してみますね」

 

にこにこと笑うお姫様は

 

「それと次は私の仲良しの女の子とおにーちゃん達があんまり仲良くないんです。どちらも大好きなのでどうすれば仲良くしてくれると思いますか?」

 

「女の子というのはどんな子なんですか?」

 

「えーと私の従姉妹で。皆すっごく良い子です! 優しいしお菓子とかくれるし。良い人です♪ あっでも皆さんもとってもいい人だと思いますよ♪」

 

無自覚の良い人攻撃。全員の精神力に9999のダメージ

 

「ぐほっ!? なんて眩い笑顔なんだ!?」

 

「腹黒のBBちゃんには眩しすぎです~」

 

「くっ!? 天使が舞い降りたのか!?」

 

「こんな妹がいたらシスコンになるのも理解できる気がする」

 

「それで私はどうしたら良いんでしょうか?」

 

「こほん、ではまず我輩がアドバイスを、一番は、お姫様が自らが兄上とその友人の間を取り持つのがいいですかね。我輩が見ても守りたくなるような可愛い娘ですし、何度も何度も頼み込めば、少しは好転するかと。もっとも、最後は本人たちしだいなので、我輩たちでなくとも

 

別の友人に相談するのも手になります」

 

「エンちゃんとかに相談すれば良いと言うことですか?」

 

「ええ、そのエンちゃんと言うのが誰かはわかりませんが。共通の友人に間に入ってもらうと良いと思いますよ」

 

「はい、エンちゃんは女の子なんですけど、男の子の格好をしてる幼馴染なんですけど、すっごく良い子なんです♪」

 

(((彼女の周りってどんな人が集まってるんだろう?)))

 

のほほんとしたお姫様の言葉に三人が首をかしげた。そんな中、普通の狐様は

 

「男装の少女、ですか……。我輩も一度会いたいものです」

 

「では次は私が皆あなたを守りたくてしょうがないのです。他の異性とかからとか、災害や厄災からとかから……」

 

「あっ! そういえば私良く迷子になるんですけど。その時おにーちゃんも皆も一生懸命探してくれます。あと悪い人に絡まれたりしてると助けてくれます」

 

「つまり、あなたは皆から愛されています。異性としてもあり、同性としてもあり、(人類の)財(たから)としてもあり、家族としてもあり、友人としてもです!! きっとお姫様が頼めば仲良くしてくれると思いますよ」」

 

「家族……ふふふ、嬉しい」

 

からすそ様の家族という言葉に本当に嬉しそうに笑うお姫様はにこにこと笑いながら

 

「じゃあ、竜華零さんのご意見は?」

 

「お姫様は皆に愛される素晴らしい方ですね、人気者特有のお悩みをお持ちだ。正直妹様が一言「喧嘩しないで」と目薬をさしてお願いすれば終わりますが、どうしてもの場合は皆で遊ぶなどすれば良いかもしれませんね」

 

「目薬つかうと涙出ちゃいますよ?」

 

「それこそが最強の武器です、騙されたと思ってやってみてください」

 

「はい! じゃあ今度やってみますね!! であの最後の相談なんですけど、私は天然?だそうで、勝手にうろつくとフラグ?を立てるから勝手に出歩くなといわれてるんですけど……フラグって旗ですよね? 私旗なんか立ててないんですけど?」

 

この質問に全員が優しい目でお姫様を見ながら

 

((((この子、どれくらいお兄さん達や幼馴染に可愛がられて育ったんだ?))))

 

「???? あっお茶のお代わりですか? 今淹れますね」

 

イスから立ち上がり紅茶を注ぎ足し、自分のイスに戻りにこにこと誰から答えてくれるのかな? という顔で全員の顔を見るお姫様に意を決した表情で普通の狐様が

 

「天然……。まあ、あえて言うなら、どうも龍花ちゃんは好奇心が強くて迷子になりやすいようだから、近くに兄上や友人がいない時に歩き回るのは少し自重するのが吉かと。あと、フラグって言うのは、龍花ちゃんがいろんな人と仲良くなるってことです。その中には、先日の不良

 

のような人たちもいるので、そういう悪い虫にかからないか、と龍花ちゃんを心配してるんですよ。きっと、ね」

 

「お友達が出来ることをフラグって言うんですか?」

 

「……その認識で良いかと。(すいません後お願いします)

 

「ハードルが高い!? この後なんていうんですか!?(ひそひそ)」

 

「友達という認識で行きましょう(ひそひそ)」

 

「巷ではお友達が増えることを『フラグが立つ』と申すのですよ。ほら、旗と言うのは印の意味もありますでしょう? 『ここに私のお友達がいます!』と言う意味があるのです、つまりは妹様にあまりお友達を増やしてほしくないと言う、ヤキモチの心理ですね」

 

「確かにその認識で間違ってはおりません。(ここから聞こえない位の小さい声ですが、『人』に旗をたてる――となると、意味が違ってきます。恋愛小説のように、『その人を好きになるまでの仮定』という意味があります。つまり、あなたは『無意識』にその『その人を好きになるま

 

での仮定』を創っていると言う事なのです!)」

 

「お友達、そっか~お友達は沢山いたら寂しくないですよね。じゃあ一杯フラグを立てると良いんですね」

 

(((どうしよう、とんでもない誤認識を与えてしまった))))

 

おろおろしてるゲストとにこにこ笑うお姫様の隙を付いて。お姫様のカップに何かを入れるBB

 

「? カクン」

 

紅茶をすすった瞬間電源が切れたように眠りに落ちるお姫様

 

「全く貴方達はこの純粋な子に何を吹き込んでいるのですか。これはお仕置きです」

 

パチンと指を鳴らすと現れる3体のタコの様な黒い生き物

 

「「「!?!?!?ッ!!!!」」」

 

「虚数空間で反省してください」

 

迫ってくるタコを回避しながら

 

「これ! お土産のメロンパンをお願いします!!」

 

メロンパンの袋を投げ渡したところで追いつかれ

 

「「「ぎゃああああッ!?!?」」」

 

タコの様な謎の生き物に取り込まれ退出するゲストの皆様

 

「さて、ではシスコンさんに電話をして迎えに来ていただくとして、今回の海鳴チャンネルはここまで! それでは次のゲスト様は……」

 

ごそごそとはがきを探る音

 

「これです!! えーと「天の鎖」……また凄いHNですね。でもきっと次回も面白い事になりそうなんで、うーん次回も楽しみ~それと今回ゲスト登場してくださったからすそ様と竜華零様に普通の狐様どうもありがとうございました!!! それと朗報かどうかは判りませんが、海

 

鳴チャンネルの出演者は常時募集中です。出演希望者は下の連絡先まで」

 

~海鳴チャンネル出演希望 出演希望者は混沌の魔法使いにメッセージを送ってください~

 

「それでは次回の放送までしばしのお別れです!! 次週またお会いしましょう!!!」

 

~虚数空間~

 

「何時になったら出れるんでしょうね?」

 

「そうですね、いつかじゃないですかね? からすそさんは……」

 

「メロンパン♪ ウマウマ」

 

「「普通にメロンパン食っている……だと……!?」」

 

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