海鳴チャンネル番外編 海鳴チャンネル   作:混沌の魔法使い

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特別回 その1

「スタジオにいたはずなんだけどなあ……」

 

「ムーンセル脅威の科学力と言ったところですかね?」

 

驚きに顔を歪める、からすそ様・普通の狐様の前でBBが

「イエーイッ!! 第1回突撃となりのお姫様!! 始まりまーすッ!!! 今回はしおり通りお姫様の日常を見てみようと思います♪ あと残念な事に竜華零様とユウ-TKTM様は都合があわないと言う事で何時ものメンバーでは無いですが。その寂しさに負けずがんがん行きましょう!! ところで持参のアイテムはありますか? 無ければムーンセルからの支給品で「石ころ帽子・透明マント・緑茶さんの宝具の顔の無い王」をレンタル致しますが、道具はありますか?」

 

「問題ない。私には脅威のスキル「消去法(スリッドゼロ)」がありますので。これで気配を消し、私たち以外には認識もされなくなるスキル「認証(ロック)」と組み合わせれば完璧にステルスです! アサシンにも負けませんよ」

 

「とんでもないチートもって来ましたね、では普通の狐様は……」

 

「じゃあ我輩はこれでもつけましょうかね」

 

狐の面を外して目の辺りが隠れる鉄仮面をつける。存在感が薄くなる

 

「変態が加速?」

 

「いえいえ、ちゃんとした道具でバスティーユの彼という名前の呪具で、本当に存在感が薄くなりますが、まあギャグ系電波放送ですし、それくらいは無視で行きましょう……なんでガッカリそうな感じなんです?」

 

明らかに気落ちした様子のBBにそう尋ねる普通の狐様にBBは

 

「いーえ、べっつに~ただレンタル料1時間15万円を取れなくて残念だなあと」

 

「「腹黒系アイドル」」

 

顔を青褪めさせる普通の狐様とからすそ様

 

「じゃあ、しおりに書いてあるルートでお姫様が来るんで、どうか好きに楽しんで来てください。BBちゃんにはBBちゃんの目的があるんで。集合場所はしおりに書いてあるんでちゃんと時間にはその場所に来てくださいよ」

 

何時もの格好ではなくワンピース姿になったBB

 

「あのBBさんは姿を隠さないのですか?」

 

「私は別にここにいてもおかしくないですから。それに姿を隠したら……」

 

「隠したら?」

 

「愛しの先輩に会いに行けないじゃないですか!!」

 

仕事を捨てて愛に走り出すBB

 

「それで良いんですか?」

 

「良いんです!! 恋する乙女は無敵に理不尽!! 今行きますよ!! 先輩ッ!!!」

 

砂煙を出しながら走り去るBBに冷や汗を流しながら、

 

「じゃあ行きますか?」

 

「そうですね」

 

~通学路 騎士王と英雄王と合流~

 

「はふ……眠いですねえ」

 

トコトコと歩く銀髪の少女、龍花だ……相変わらずのぽわぽわオーラを振りまく龍花の前に

 

「リューカ! 奇遇だな! むっ……セイバー」

 

「リューカ。おはようございます……ギルガメッシュ」

 

バチバチと火花を散らしながら睨み合う2人に龍花は

 

「おはようございます。ギー君、アルトリアさん。ところで……ギー君の家はここから真逆の方向だったと思うんですが?」

 

「あ……いや、そのだな……」

 

おろおろするギルガメッシュの背後に立った、セイバーがボソリと

 

「ここで待ち伏せですか……ストーカーの様で気持ち悪い」

 

「だ、黙れ! 王である我に何だその口の聞き方は!!」

 

「知りません。リューカ、ギルガメッシュと一緒に学校に行くのはあまり感心しません。私と一緒にどうですか?」

 

自然な素振りで龍花の左手を取るセイバーに

 

「ええい! 待てと言うに!! リューカ、我と一緒に学校に行くぞ! 我が鞄を持ってやろう」

 

鞄を持ってやると手を差し出すギルガメッシュ。 美少女と美青年にそう言われた龍花はにこりと微笑み

 

「それじゃあ、ギー君とアルトリアさんと一緒に行きましょう♪ 大勢で行くのはきっと楽しいですから♪」

 

がっくりと肩を落す。ギルガメッシュとリューカらしいと笑うセイバーを見ながらにこにこ笑う。龍花はゆっくりとまた歩き出した

 

 

「こうやって見ていると、男女ともに魅了する龍花ちゃんの恐ろしさがよくわかりますね……。しかもあれ、見た感じでは龍花ちゃん気づいてないでしょうし」

 

「ですよねぇ。純真爛漫の恐ろしさという感じですねえ。ストーカー英雄王に対して、騎士王は律儀ですね。後で家に『作者特権(クリエンド)』で創ったメロンパンを置いといて置きましょう……(もぐもぐ)所で普通の狐様も如何です?」

 

「頂きましょう」

 

メロンパンを齧りながら龍花たちの後追って歩き出す、普通の狐様とからすそ様

 

~通学路 過保護なお兄ちゃん軍団と合流~

 

「そう言えばですね。前に駅前で美味しいケーキを出す店があったんですが、今度一緒にどうですか?」

 

「リューカ。前にお前が見たいといっていた映画のチケットがあるのだが、今度の休みにどうだ?」

 

全く同じタイミングでそう誘われた龍花は申し訳無さそうに

 

「すいません……今度のお休みは泰山でアルバイトなんです」

 

「「泰山!?」」

 

驚きに顔をゆがめるセイバーとギルガメッシュに龍花は

 

「はい、バツさんに中華料理を教えてもらってるんです♪ それに最近はバツさんも何でもかんでも辛くするのを止めてくれましたし。楽しいですよ! あっでもチャイナ服はやっぱり恥かしいですけどね」

 

「チャイナ服!? あんなスリットの入った服は良くないと……」

 

「ふん、甘いなセイバー。これを見よ!!」

 

携帯の待ちうけを見せるギルガメッシュ

 

「こ、これは!?」

 

「??」

 

驚くセイバーと首を傾げる龍花。セイバーはギルガメッシュに近付き

 

「これはスリット無しの長いタイプのチャイナ服ですか?」

 

「そうだ。スリットなど入れればリューカの美しさが損なわれる。それを判っているなあの店長は」

 

「交換を」

 

「何を出す?」

 

「昼寝しているリューカ。しかもぬいぐるみ抱っこ」

 

「交換成立だ」

 

携帯の写真を交換し合っている2人を見て首を傾げている龍花に

 

「ん? おーす。龍花」

 

「おはよう。龍花」

 

「スバルさんにティアナさん、おはようございます」

 

スバルとティアナが近付いてきてそう笑い。曲がり角のところにしゃがむセイバーとギルガメッシュを見て

 

「なにしてるんだ? あの2人」

 

「何か携帯の待ちうけをギー君が見せてからあんな感じなんですよ。アルトリアさん~ギー君~もう行きますよ」

 

「も。もう終わりますから! 待っててください!」

 

「あと少しで終る。少し待てリューカ」

 

慌てながらそう言う2人を見て龍花は

 

「じゃあ、ここでもう少し待つことにします。あれ? スバルさんとティアナさんもう行っちゃうんですか?」

 

「ああ。空手部の朝錬があるしな」

 

「私はそう言うのは無いが、スバル1人で行かせるのも気が引ける、先に行くよ」

 

手を振って歩いて行く2人に手を振りかえしている龍花

 

「追いついた……はぁはぁ」

 

「ふーすまん。龍花」

 

「ギルガメッシュとかに会わなかったか?」

 

遅れてきたはやて・ヴィータ・シグナムと合流した龍花は。まるで華が咲いたような笑みで微笑み

 

「おにーちゃん。ヴィータ兄。シグ兄♪」

 

物凄く嬉しそうな素振りを見せる龍花の所に

 

「すまん。もうおわ……ぬう。はやて」

 

「金ぴか……貴様の家は龍花の通学路ではなかった筈だが?」

 

「おや。シグナムにヴィータですか。おはようございます」

 

 

睨み合うギルガメッシュとはやて、顔見知りという事で普通に挨拶をするセイバーとヴィータ・シグナム。

 

「貴様は先に行け。金ぴか」

 

「断る。なぜ我が雑種の命令を聞かねばならん?」

 

今にも殴りあいになりそうな雰囲気のはやてとギルガメッシュに気付いていない。龍花は

 

「今日はおにーちゃん達にギー君とアルトリアさんと一緒に学校にいけて嬉しいです♪」

 

楽しそうにそう笑っていた……

 

「ある意味ハーレムですね……(もぐもぐ)」

 

「この時点で既に収容がつかなくなりつつありますねぇ……。毎朝こうだとしたら、すごく騒がしいんでしょうね……。我輩には耐えられそうもありません。というか、写真の種類が盗撮の域にまで達していないか心配です」

 

「ですねえ、盗撮はアウトっぽいですけど。彼女の清らかさの前に盗撮しようなんて気にはならないでしょう? では更にどうなるか見に行きましょうか?」

 

「ですね。しかし龍花さんのモテッぷり凄いですねえ」

 

そう笑い再度歩き出す、普通の狐様とからすそ様

 

 

~通学路 ブラウニー&苦労人&男装女子合流~

 

「聞いてくれ。士郎、最近姉貴が酷いんだ……リューカが遊びに来るから限定30個のシュークリームを買って来いと、朝4時に叩き起こされる事があるんだ……」

 

「俺の話も聞いてくれよ。最近遠坂と桜とイリヤとアルトリアが良く喧嘩するんだ。俺はどうしたらいい?」

 

「ははっ! 士郎もモードレッドも面白いねえ」

 

魂さえ抜け落ちそうな顔で溜め息を吐く士郎とモードレッドを見て笑う。エルキドゥ

 

「あれ? なんかあそこ騒がしくない?」

 

「そうだな? 一体何の……見なければ良かった」

 

「俺もそう思う。士郎」

 

3人の視線の先では

 

「だから! 貴様らは過保護すぎるんだ! 馬鹿兄貴ども!!」

 

「何を言う王花! 可愛い妹を心配して何が悪い!?」

 

「そうだぞ。王花、星花」

 

「ついには開き直りましたか。シスコンズ」

 

「「「一括りにするなぁ!!」」」

 

龍花親衛隊と呼ばれる王花・星花がはやて達と言いあっており。その隣では

 

「朝から元気だね、はやてさんも王花達も」

 

「そうだね~陽花ちゃん」

 

天然コンビ2人がにこにこと笑い

 

「とても愛らしい、記録に残しておきたいですね」

 

「携帯のカメラなどではこの愛らしさは残せん!」

 

「よいしょ」

 

雷花がライカのカメラを構え

 

「はい、チーズ♪」

 

「「へ?」」

 

2人が振り向いた瞬間にシャッターを押した

 

「もう! 雷花ちゃん驚くじゃない!」

 

「はう。目が……しぱしぱしますぅ~」

 

可愛らしい顔で怒る龍花とカメラのフラッシュで目を回す陽花

 

 

「へへごめんね。でもやっぱりアルバムの写真は多いほうがいいでしょ? 今度現像できたら送るね?」

 

「雷花。その写真を是非私にも」

 

「言い値で買おう。幾らだ?」

 

「んーお金じゃないよね? んー僕としては駅前の高級デザート食べ放題のバイキングに行きたいなあ?」

 

駅前のレストランで昼1時から3時までの高級デザート食べ放題のバイキング。 お1人様6500円とかなり割高だ

 

「良いだろう。今度の土曜日に来い、奢ってやる」

 

「陽花と王花と星花も一緒だから4人分だよ?」

 

あくどい笑みを浮かべる雷花にギルガメッシュは

 

「かまわぬ。これで取引成立だな?」

 

「雷花、では私は駅前のホテルのバイキングにご招待しましょう」

 

「うわ! 良いの? ふっふー。今度の土日が楽しみ♪」

 

龍花の写真で簡単に買収されているセイバーとギルガメッシュを見た士郎とモードレッドは

 

「俺、姉貴のあんなとこ見たくなかったなあ……」

 

「俺もだ……」

 

がっくりと肩を落とし魂さえ抜け落ちた顔で溜め息を吐く士郎とモードレッドを見たエルキドゥはにこやかに笑いながら

 

「今日は朝から面白い事ばかりおきるね。よいしょ……龍花~」

 

「エンちゃん♪ おはようございます!!」

 

意気消沈の士郎とモードレッドを無視して龍花の所へと走り出した

 

 

「苦労人してますね、二人とも……。けどまあ、ある意味では健全に龍花ちゃんと接することができる数少ない人たちではありますが。それはそれとして、我輩としてはエルキドゥさんに話しかけたい、しかし話しかけられない……ぬぅ、生殺しとはこのことですか……からすそ様は話しかけたい人いますか?」

 

「……私はメロンパンを食べてるだけでいいですよ。どうです? メロンパン」

 

「メロンパンはもう良いです……」

 

事あるごとにメロンパンを進めるからすそ様に溜息交じりで返答した普通の狐様は

 

「そろそろ集合時間なんで行きますか?」

 

「ですねー昼食が楽しみ」

 

 

~集合場所~

 

「先輩の携帯のメアドと電話番号GET! やったー♪」

 

嬉しそうにクルクル回るBBは近付いてきた普通の狐様達に気付き

 

「どうでした? お姫様の日常は?」

 

「男女問わずモテっぷりが凄かったですよ。 さてとそろそろこの道具も要りませんね。さっさといつもの状態に戻りましょう」

 

バスティーユの彼を外して狐の面をつける。普通の狐様

 

「中々に面白かったですよ、彼女の周りの人間関係とかが」

 

「なるほど、中々のモテッぷりと言うわけですね♪ ではここで1回食事休憩として、そのあとはこれで一儲けしましょう」

 

BBが何かを投げるとそれはテントにへと変化した

 

「出張 海鳴チャンネル!」

 

と書かれた看板に手をおいて

 

「これで一儲けして、豪華な夕食とお土産を買って帰りましょう♪ じゃあまずは何が何でも腹ごしらえですね。予約してあるんで行きましょう!」

 

「へーどんな店ですか?」

 

「メロンパンが出るといいんですけど」

 

そう尋ねられたBBはにっこりと微笑み

 

「予約してる店ですか? 泰山です♪」

 

「……え? ちょ、ちょっと待ってください、我輩辛いもの無理なんですよ! ほんと、わさび1mmだって無理なのに激辛なんて食べられませんって! だからやめて、強制連行しないでぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

「『消去法(スリッドゼロ)』」

 

「1人だけ逃げた! 卑怯者!!」

 

「さっ行きましょう! 激辛マーボセットに天津のお代わり自由! BBちゃんの奢りですよ!!」

 

「いや、止めて……ああああああッ!!!」

 

「では私はメロンパンでも食べて待ちますか」

 

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