一火side
「――と言うわけなんですが・・・誰かわからない人はいませんか?・・・織斑さんは、大丈夫ですか?」
「俺が貴方に渡したものを忘れてませんか?」
「そうでしたね。すみませんでした」
思えばあの参考書結構無駄なところ多かったからね。直しておいたよ
「他の人は・・・」
なさそうだね。うん、1周目でも読んでなかったの俺だけだったぽいし
「では1時限目はこれで終わりです」
と、言って山田先生が教室からいなくなったけど・・・寝よっかな?
「い、一火!あの本あるか?」
「あの本・・・あー、あるよ」
あの本とは『篠ノ之流剣術 一火バージョン』という、昔篠ノ之流剣術をしてる時にもっとこれ戦闘用に出来るよな?と思ったので作ったんだが・・・俺が思いのほか箒にあってしまって・・・
「はいこれ」
「ありがとう!」
うん、すごく上機嫌に自分の席に戻ったな
さぁて次はなにを―
「ちょっと宜しくて?」
「あぁそうだったよ忘れてたよオルコットイベントォ!」
「!?」
「あ、ごめん。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんだよね?どうしたの?」
「い、いえ・・・、唯一試験官を倒した私が」
「ごめん私も倒した、いきなり国から放り込まれて扱いが転入生だから知らなかったんだろうけど・・・」
「そ、そうですか・・・。ISについては」
「予習復習したし一応織斑先生に一通りの操作は叩き込まれたし、問題ないよ」
「・・・わかりました」
キーンコーンカーンコーン
「それでは授業・・・の前にクラス代表を決めたいと思います」
「先生、クラス代表ってなんですか?」
「そのままだ。クラス委員程度の存在と思え」
「はーい」
「推薦で決めたいと思うのだが誰がいい?」
「はいっ!織斑さんがいいと思います!」
「私は篠ノ之さんがいいと思う!」
「織斑さんの方がいいよ!絶対強い!覇者の雰囲気があるもん!」
「は、覇者の雰囲気・・・?」
「織斑、やれ」
「え?織斑先生なん「いいからやれ」え?なんで?織斑先生の顔に泥を塗るとかそういう?やっぱり第2回モンド・グロッソ「どこのクズだそんな寝言を言ったやつは」・・・お姉ちゃん?」
「・・・すまない。妹がISに乗って戦っているところ見たら・・・興奮した」
「『(織斑先生って末期のシスコンだったんだ・・・)』」
「という訳で私を満足させてくれ」
「待ってよ、そんな事で私させられたら本当にしたい人とか」
「そこの人がしたくないなら私にやらせ「あ?」ひっ!?」
「何故貴様に妹の晴れ舞台を妨害しなくてはならな「お姉ちゃんストップ、OK、これでどう?一週間後に試合して勝った方にやらせるって言うのは?」」
「いい案だな。オルコット、命令だ」
「な、なんですか・・・?」
「勝ったら首吊って死ね」
「!?」
「はいはい残念すぎるお姉ちゃんは放っておいて授業再開しましょ〜」
うーん、どこで変になったんだろ・・・