フラクシナスにて龍姫と星龍から自らが人間ではなく神姫であると明かされて半日で国王陛下も関わった犯罪を片付けてしまう偉業を成し遂げてしまったことまで聞かされたアイリス(X)は迷っていた。
「(ゼロ達にしか持てなかった、強さと優しさをわたしが持てしまったなんて、これからどうすればいいの? ゼロにあったらわたしは‼) 78%、兄さん達ならもっと上に行けるはず」
「78%は良い方ではないのか? こういった物に興味がないわたしが言えたことではないが」
「初めましてアイリス(X)といいます。今はフラクシナスに保護されている協力者です」
「ほう、キミが新しい仲間の? わたしはフラクシナス艦長代理、ミラ=マクスウェルと言っても、双子同然の奴がいるから、コードネーム「綾瀬」と呼ばれている。そして」
「何?‼」
「君は精霊を見るのは初めてだったな。自分は四大精霊の主「マクスウェル」という精霊だ」
本来ならばオペレーター時代では考えられないアイリス(X)のシミュレーションを使った実戦訓練を行っていた。
もし自身がイレギュラーハンターならばどの程度の実力を測るという意味も含まれているのだ。
どう言った状況に置かれるかは自ら決めるシステムなのでアイリス(X)はいつの間に入っているのであろう自身が知っている街の廃墟を舞台にしたメカニロイド暴走事件を再現して、戦闘モードのアーマーを身に纏って、確実に一機ずつゼロの愛刀でもあるビームサーベル型のゼットセイバーと同等の威力を誇る鍔がない鳴流神姉妹が祖父龍造の愛刀だった名刀「鶴姫一文字」に近い形の刃がゼットセイバーの緑ではなく美龍飛達が日本刀に得物を変えても使っているビームサーベルと同じ半透明なピンク色の刃で切り裂き、左手に持っている美龍飛達がモデルZXに変身していると同様の小型拳銃でエックスのようにとはいかないがデフォルトで二段チャージ可能(パーツ装備で強化可能)のバスターショットと背中のユニットで滑空しながら殲滅していって、アイリス(X)は兄、カーネルにも及ばないと言っていると、後からフラクシナス艦長代理にしてリーゼ・マクシアの四大精霊の王とも呼べるミラ=マクスウェルに対面したのであった。
余程気に入ったのか白の軍服姿でチャームポイントのアホ毛のようなものを揺らしながら堂々とした感じで名乗ったので、アイリス(X)も名乗ったのであった。
そして四大精霊たちにも対面したのだがあまりにも非科学的なこともあってアイリス(X)は驚いたのであった。