機械生命体レプリロイドでも兄弟同士が争わないといけないことが辛くても戦いとは時に非情な物だということが目の前で起きてしまったのであった。
「ついて来れますか?」
「勿論‼」
「ブ~ン‼」
「アニキ~‼」
「仕方ないな」
流石、時空の斬鉄鬼と恐れられているだけあってスピードタイプらしく素早い動きで翻弄しながらモチーフになっているクワガタムシのように頭のクワガタムシの顎を模った角をブーメランに使ったり、そのまま突進を仕掛けてリフトアップして放り投げたりなのだが、なぎさと理輝は気づいていたのだがグラビティー・ビートブートは気が付いていなかった。
弟機であるグラビティー・ビートブートが「力」のレプリロイドであるならばブーメル・クワンガーは「俊敏」のレプリロイドと言ったところだろ。
そう、ブーメル・クワンガーはその速さを生かすために地面から離れることが出来ないという致命的な弱点があった。
以前のエックス戦でもそれに気付いたエックスにそれを見抜かれて壁に貼り付かれてホーミングミサイルの応酬で破壊された経緯があるためか今回、戦いの場に選んだワイハ島の頂上のコロシアムは壁に覆われているが壁が遠いために張り付いてもエックス並みの遠距離攻撃でしか攻撃できないと踏んで弟機であるグラビティー・ビーブートが説得に来ても安心だったが、その計画は見事、仮面ライダードライブの変身者のなぎさ、ビートブートと同じカブトムシモチーフの仮面ライダーカブトの変身者の理輝の二人が現れたことでおじゃんになったのであった。
そして、理輝はカブトマスクドフォームのままで戦っている状態でも十分だったが、早く決着をつけるべくカブトゼクターの角を半分起したのであった。
すると装甲が浮き出し、
「キャストオフ!」
【CAST OFF‼】
「おっと‼ え?」
「うふふ、面白いですね」
装甲がはじけ飛んだので変身中のなぎさとグラビティー・ビートブートは素早く避けてなぎさは無言で勝利を確信し、ビートブートは驚いていたのであった。
此処に仮面ライダーカブトライダーフォーム、グラビティー・ビートブートと同じカブトムシらしいカブトホーンがそびえ立つ姿が降臨したのであった。
ブーメル・クワンガーは初めて見る仮面ライダーカブトライダーフォームを見てますます興味をそそられた感情をさらけ出した。
だが、もう既に、
「クロックアップ‼」
「どこ行ったのですか(゚Д゚)ノ‼」
【ビートブート、どうなってるの‼ 説明して‼】
クロックアップを発動し周囲にタキオン粒子を散りばめて時間を操り流れ乗って動きクワンガーのスピード以前にも時間流なので目視できるはずがない。
ハンターベースのオペレーター達に説明を要求されてしまったビートブートは何も言えなかった。
そして、
【one‼】
一歩ずつ歩き、カブトゼクターのボタンを順番にまず一つ押し、
【two‼】
またクワンガーに近づき二つ目を押し、
【three‼】
そして、最後のボタンをした時にはもうクワンガーの背後に立っていた。
そして、
「ライダー・・・キック‼」
【CLOCK over‼】
「アニキ~‼」
綺麗な右上段回し蹴りが弧を描きクワンガーの側頭部にクリティカルヒットしてそのまま無言でブーメル・クワンガーはまた倒されてビートブートは叫んだのであった。
そこに残ったのは悲痛な叫びだけだった。