超次元ロックマン   作:天龍神

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炎の鹿

正確には違うが人間二人にコテンパンにされたキバトドスを神姫化した武龍こと白龍率いる御子神姉妹達が転送してエックスと話した後別れたのであった。

 

「エックス、今度は負けるわけにはいかねぇぇえ‼」

 

リーンボックス近くの火山地帯の一角にて一度目の勝負に負けてその日を機にカウンターハンターを利用していたシグマに寝返って二度目の一騎打ちでも完敗して三度目も成す術も無くなって破壊されたレプリロイド「フレイム・スタッガー」は四度目のチャンスを得て宿敵にしてこの手で破壊しないといけないほどに恨んでいる現在第17部隊イレギュラーハンター隊長であるエックスとの勝負を自らが用意した舞台で待っているのであった。

 

「引き続きの出撃になるが大丈夫か?」

 

「大丈夫だ‼ 出撃する‼」

 

「フレイム・スタッガー、昔、エックスにいちゃもんを付けてゼロが立会人の決闘騒ぎにもつれ込ませて無様にエックスに負けた奴だと、聞いているが?」

 

「ええ、その通りよ」

 

「あいつ、エックスだけじゃなくてほかの奴らにも手を出してたしな」

 

ハンターベースにて休息を取ったエックスがライト博士からのパーツを確認し終えて出撃の合図があったので出撃していったのであった。

 

レプリフォース大戦以前のシグマの争乱の事を記録上でしかわからないシグナスはフレイム・スタッガーの事は詳しくわからないが大方の予想でフレイム・スタッガーについて見聞きしたことをゼロとエイリア達に確認したのであった。

 

フレイム・スタッガーの事を今いるメンバーの中で一番知っているゼロはシグマが反乱を起こす前に一度だけエックスとフレイム・スタッガーの決闘騒ぎで立会人になったことがあるので良く知っていたのであった。

 

弱い者いじめに容赦ないフレイム・スタッガーの事を野放しにしていた上の対応も問題なのは一目瞭然なのだが結果、当時B級だったエックスが勝利を収めて騒動は解決したのだが、それが気に入らなかったフレイム・スタッガーはカウンターハンターを利用していたシグマに寝返って反乱に加担し、エックスに負けたのであった。

 

どうやら今回の一件でもシグマはフレイム・スタッガーに何かを見出したようでちゃんとメモリーも復活させた状態でリーンボックスの火山地帯の一角に布陣させたのはフレイム・スタッガー本人の希望でもあるのであろとハンターベースにいるメンバー全員は思っていることだろう。

 

そうあのカウンターハンターVSの再現をするために。


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