魁!!インフィニット・ストラトス   作:神無鴇人

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ここからが、本当の新章だ・・・!

※今回はダイジェスト形式です。


海上激闘編
let's vacances


千冬の無茶振りから数日後、IS学園は夏休みに突入。

一夏と千冬、及びその友人達や恋人達は束からの誘いでグァムを訪れ、旅行を満喫していた。

 

ビーチで泳いだり・・・

 

「ぷはぁっ!泳ぐのサイコー!!」

 

「お姉ちゃん、相変わらず泳ぎだけは得意なんだから」

 

はしゃぎながら泳ぐ刀奈とそれに呆れつつも自分も海水浴を楽しむ簪。

 

「ミギャアアーーッ!!ナマコ踏んじゃいましたわぁ〜〜っ!!」

 

「何やってるんだか?」

 

「まったくだね。あ、マスクドさん、もう少し肩の辺りしっかり塗ってね」

 

セシリアの間抜けな悲鳴を他所にシャルロットはマスクドに日焼け止めクリームを塗って貰っている。

ちなみに、マスクドことラウラは束の手回しで日本国籍とパスポートを取得している。

 

「ンゴッ、ンゴッ(美味そうな魚ゲット)」

 

「・・・ゴリ君、意思疎通出来たんだ」

 

そして数馬(ゴリラ)は魚を片手にプラカードで本音相手に筆談していた。

 

 

 

名所の恋人岬ではその美しい風景を楽しみ、

 

「うわぁ・・・綺麗・・・!」

 

「本当だな・・・卒業したら、また来るか。今度は、二人きりで」

 

「・・・うん///」

 

 

 

「ね、姉さん、そんなにくっつかれると、嬉しいけど恥ずかしいです・・・///」

 

「良いじゃない。恋人岬なんだから、恋人らしくしないと」

 

 

 

当然一夏&真凛と子分メイド&透のカップル組はイチャつく訳で・・・

 

「・・・ケッ!」

 

非リア充代表の虚はそれを見て悪態を吐いた。

 

 

 

「それにしても鈴ちゃんと弾君、来れなくて残念だったね」

 

「仕方ねぇよ。中国で特級厨師の試験が重なっちまったからな。

まぁ、二人ともそれが終わったら中国で観光楽しむらしいから、大丈夫だろ?」

 

ちなみに、今回鈴と弾は不参加。

あとI沢も定期メンテナンスとアップデート作業のため、不参加である。

 

 

 

 

 

 

 

そして、夕食の席では・・・

 

『かんぱ〜い!!』

 

美味い飯に舌鼓を打ち、大人組(千冬、真耶、鴇人)はジョッキ一杯に注がれた酒をガブガブと飲み干す。

 

「ぷはぁ〜〜、美味ぇ!!」

 

「おい、何で作者のお前がしれっと混じってんだよ?」

 

「良いじゃねえか。現実じゃこのご時世、旅行なんて難しいんだ。小説の中でくらい旅行気分を味わいてぇんだよ!」

 

一夏からのツッコミに真顔で返す鴇人。

割とマジでここ1〜2年旅行行けてません。

 

「で、今回もまた犬が代筆か?」

 

「いや、今回から長丁場になるからな。話と並行してスマホで書いてる」

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

こんな感じで楽しいバカンスの日は過ぎて行き、

そして、いよいよ潜水艦到着の日を迎えた。

 

「いやー、遊んだ遊んだ。

すっかり日焼けしてしまったな」

 

「千冬姉、焼き過ぎて赤くなってるぞ」

 

日焼けした・・・というより日焼けし過ぎて肌が赤くなった千冬は手に土産袋を抱えながら満足気に笑っていた。

ちなみに、他のメンバーも(念入りに日焼け対策していたシャルロットを除いて)皆日焼けして小麦色の肌になっていたりする。

 

「あ、見えて来ましたわ!」

 

「でかっ!?何よあれ、本当に潜水艦!?」

 

そんな中、セシリアの一声に皆の視線が海へと向く。

やがて水平線の彼方から巨大な一隻の船が姿を表し、その上部ハッチから見覚えのある人物が姿を見せる。

 

「おーい!一夏、皆〜〜!」

 

「あ、本物の篠ノ之さんだ!」

 

「はぁ・・・やっと影武者生活も終わりか。

というか、シャルロット・・・お前、私が偽者って知ってたのか?」

 

「殆ど皆気付いてるよ。流石に何日も一緒に居れば余程の馬鹿でもない限り」

 

ラウラの質問に呆れて返すシャルロット。だが・・・

 

「何!?コイツ偽者だったのか!?」

 

「全然気付かなかったわ・・・」

 

余程の馬鹿(千冬&刀奈)はココに居た・・・。

 

 

 

 

 

「久しぶりだな箒。元気だったか?」

 

「ああ。長いアメリカ生活だったが、見ての通り全然元気だ!」

 

一夏からの問いに親指を立てて笑みを浮かべながら返す箒。

アメリカでの生活に染まったのか、服装は以前とは打って変わってテンガロンハットにウェスタン風の衣服に身を包み、カウガールを思わせる姿となっている。

 

「皆様、お揃いのようですね」

 

箒との再会を喜ぶ中、潜水艦から新たな少女が現れた。

 

「初めまして。私、束様の助手を務めるクロエ・クロニクルと申します。

束様は今回学会に出席のため、私が代理で船を任されました。

募る話もあるでしょうが、まずは船内へどうぞ」

 

クロエに案内され、一同は船内へと歩き出したのだった。

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

「外側も相当だったけど、内側も凄いね・・・」

 

感嘆とした様子でシャルロットが呟く。

船内の案内図を見ただけでも、船内にはレストランや医務室は当然の事、

ゲームセンター、カジノ、賭博場、シアター、プール、体育館、大浴場、バーと多数の娯楽施設を有し、パーティー用のイベントホールに至っては和洋両方完備と、最早動く高級ホテルだ。

 

「本船は潜水艦であると同時に、変形機構を備えた大型客船でもあります。

潜水艦と銘打っていますが、日本までの航路は客船形態での船旅を予定しています。

船内の設備はスタッフが運営・管理してますので、ご自由にご利用下さい。

食堂は4F、皆様の宿泊する客室は1Fになります。

今夜のディナーは甲板での立食パーティーになりますので、それまではごゆっくりと海の旅をお楽しみください」

 

柔和な笑みを浮かべ、操舵室へと戻るクロエ。

それから暫しして、一夏達もそれぞれ個別行動に移ったのだった。

 

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

ゲームセンター

 

「そらそら!どんどん削って行くよ!!」

 

「くっ!やるなシャルロット!」

 

ゲーセンでは簪と本音が見守る中、箒とシャルロットがストⅡターボで対戦している。

使用キャラはシャルロットが春麗、箒がバイソンだ。

 

「だが、甘いぞ!そこだ!!」

 

「ゲッ!?ファイナルターンパンチ!?」

 

「フフフ・・・バイソンを甘く見るなよ。扱い辛い分ハマれば強いんだからな!」

 

「ぬぐぐ・・・!」

 

「へぇ、バイソンの癖を良く理解してるね。次は私のザンギエフが相手してあげる」

 

「かんちゃんのザンギは凶悪だよ〜」

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

カジノ&賭博場

 

「ロン!小三元、混一色、ドラ3じゃ!!」

 

「飛んだぁ〜〜〜〜っ!!」

 

麻雀卓では鴇人、虚、セシリアが卓を囲み、刀奈をカモっていた。

 

「お嬢様、相変わらずクッソ弱いですね」

 

「全ツッパなんてするからそうなるんですわ」

 

 

 

 

 

「赤の偶数、来い・・・来い・・・!!」

 

「お美しいレディ、お飲み物をどうぞ」

 

ルーレットに興じている真耶にやけに気取った坊ちゃん刈りでサングラスをかけたボーイが飲み物を運んでやって来た。

 

「あ、どうも・・・って、あれ?カラ松君!?」

 

「おお!誰かと思えば真耶ちゃんじゃあないか!?」

 

ボーイの顔に驚く真耶。

男の名は松野カラ松。真耶のパチンコ仲間の1人で、巷で有名な六つ子のクズニート、松野家の六つ子の次男坊である。

 

「何でカラ松君がココに?最近見ないとは思ってたけど・・・」

 

「それはだな・・・『このクソ長男!何スロットなんてやってんだコラァ!!』・・・アイツのせいだ」

 

カラ松が指差した先にはカラ松と似た顔4人。

三男のチョロ松

四男の一松

五男の十四松

六男のトド松

以上の4人が同じく同じ顔の男・・・松野家長男・松野おそ松を袋叩きにしていた。

 

「テメェ!誰のせいでこんな仕事してると思ってんだコラ!?」

 

「お前が闇金に手ぇ出したせいだろうが!一番働かなきゃならねぇのはテメェだろうが!何サボってんだこの野郎!!」

 

「ギャアアアーーーーッ!!!!」

 

この船の下級スタッフの大半は束の傘下である金融機関からの責務者達だったりする。

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

バー

 

「まさか、お前がココで働いていたとはな、クラリッサ?」

 

「こっちこそ、こんな所で再会するなんて思いませんでしたよ、ラウラ隊長。

っていうか、アンタ未成年でしょうが?」

 

「そこは気にするな」

 

ラウラはというと、千冬に付き合わされる形で訪れたバーにてかつての部下であるクラリッサ(ウェイトレス姿)と再会していた。

 

「お前、地下の労働施設にいたんじゃなかったのか?」

 

「その地下施設からもヘルプで人員回してるんです。結構給料良いですよ?

それより隊長の方こそ、馬鹿の巣窟であるIS学園に入れられて大変じゃないですか?」

 

「ああ、大変だ。どいつもこいつもアクの強い奴らばっかりでな。けど・・・」

 

クラリッサからの問い掛けに、ラウラは後ろのテーブルでアームストロングと腕相撲する千冬と、それをジュース片手に観戦する一夏達を眺める。

 

「不思議と、悪くないな・・・あの連中に囲まれた生活も」

 

自然と口元に笑みを浮かべ、ラウラはそう呟いたのだった。

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

こうして、日本への帰路という名の船旅に着いた一夏達。

その日の夜は甲板でのディナーショーを楽しみながら、平和に過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、その裏では・・・

 

 

 

「見えてきたぜ。スコール、マドカ・・・あの船だ」

 

「フフフ・・・情報通りね。

各員監視は怠らないで。夜明けと同時に攻め込むわよ」

 

「聞いてはいたが凄い船だな。少し改造すれば簡単に軍事転用出来そうだ」

 

「だからこそ、よ。

あの船、是が非でも手に入れるわよ・・・!!」

 

 

 

『応!!』

 

 

戦いの時は徐々に、しかし確実に・・・迫っていた。




新章・海上激闘編、開幕!!

人物紹介

ぷ太朗
筆者の実家で飼っているトイプードルの一匹(長兄)。2013年生まれ。
マイペースで賢い性格。散歩が大好きで、普段は大人しいが散歩の時はめちゃくちゃ活発になる。

クラリッサ・ハルフォーフ
※紹介は二度目だが、昇格したので改めて紹介。
ラウラの元部下。22歳。
今回の話から再登場し、脇役から昇格した(脇役以上準レギュラー以下)。
地下での真面目な勤務態度が評価されて、潜水艦内のバーのスタッフ兼下っ端スタッフ(責務者達)の纏め役として採用された。
ラウラ同様間抜けな面はあるが、以前の失敗(上官の家襲撃とハイジャック失敗)から多少は思慮深く謙虚になっている。

おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
ご存知おそ松さんに登場する無職童貞クズニートな六つ子。
本作における独自設定として、年齢は26歳。
長男のおそ松が闇金で借金を作った為、借金返済の為に船での労働(バイト)刑に処された。
しかし、当のおそ松は仕事をサボりがちでカジノやバーに入り浸る事が多く、借金完済の目処は中々立たない。
他の面子はそれぞれ差はあるがそれなりに真面目に働いている(ただし休日の際は遊び呆けているか、だらけているのどっちか)。
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