先鋒・箒 大圧勝!
次鋒・おそ松 無様にボロ負け
五将・刀奈 頑張ったけど相手が悪くて負け
さぁ、続く中堅戦は!?
刀奈敗北で幕を閉じた潜水艦争奪戦第3試合。
全7戦の中、現在の戦績は1勝2敗。
早くも流れの悪くなったIS学園チームの4番手は・・・
「ココは私が行って、この悪い流れを断ち切って差し上げましょう!」
ボロボロになって戻ってきた刀奈と、海からやっとの思いで這い上がってきたおそ松を尻目に、セシリアが立ち上がった!!
「セシリアちゃん、お願い・・・」
「すまねぇ、俺達が不甲斐ないばっかりに・・・!!」
「話しかけないでくださいまし、負け犬共!
負けた者は三匹仲良く角で正座でもしてなさいな」
「おい!勝った私まで負け犬扱いとはどういう了見だコラ!」
何故か白星を挙げた箒も巻き添えにして罵倒し、セシリアはリングへと向かった。
「さぁ、私の相手は誰ですか?・・・ん?」
リングの上には、何故かペット用の器に盛られたささみ肉が置かれていた。
『それがアナタの相手・・・の代理よ。
こっちの4番手は急遽出張になっちゃって、代わりにその料理だけ置いて行っちゃったのよ。私に許可も取らずにね・・・』
スピーカーから聞こえるスコールの声は若干泣きそうな声だった。
「・・・
呆然とするセシリアだったが、不意に二匹の犬がリングに近付いてくる。
「このわんちゃん達は?」
「あ、家の犬だ。次元の壁を越えて来たようだ」
現れた二匹の犬・・・その正体は筆者の実家で飼っているペット、どーる(雌・トイプードル)とエース(雄・ミニチュアダックス)である。
「私達、お腹空いてます」
「ご飯ください」
空腹を訴える二匹。その姿を見たセシリアは、不意にある事を思い付く。
「良い事を思い付きましたわ!このままただ不戦勝というのも私のプライドが許せませんし、丁度お昼時も近いこの勝負、そこの二匹の犬を審査員として、そこのささみ肉と私の作る料理とで料理対決としましょう!」
こうして、セシリアの思い付きにより、第四戦は料理対決となった。
「そうと決まれば、善は急げですわ。
少々お待ちになりなさい、わんちゃん達」
すぐさまセシリアは動き出し、素早い動きで料理を開始。
瞬く間にサンドイッチを作り上げた。
「フフフ・・・セシリア・オルコット特性サンドイッチ。
この勝負、貰いましたわ!さぁ、かわいいわんちゃん達、食しなさい!!」
・ ・ ・ ・ ・
「やっぱささみ肉は美味しいわね」
「あっちのサンドイッチは変な臭いするし、こっち一択だよね」
どーるもエースもサンドイッチには目もくれず、ささみ肉を美味しく頂いた。
「うぅ・・・そ、そうですわよね。美味しくてヘルシーですものね、ささみ肉って」
そして、リングには四つん這いになって嘆くセシリアだけが残された。
潜水艦争奪サバイバルマッチ 第4戦
セシリア VS ささみ肉
ささみ肉、勝利!!
・ ・ ・ ・ ・
「おかえり、ささみ肉に負けたセシリアちゃん」
先程負け犬呼ばわりされた意趣返しとばかりに箒による皮肉がセシリアを出迎えた。
「・・・どうかお許し下さい、こんなの一生の恥ですわ」
冷ややか、あるいは憐れみの視線に囲まれ、セシリアは体育座りで蹲った。
・ ・ ・ ・ ・
こうして1勝3敗と、早くも王手を掛けられてしまったIS学園チーム。
丁度昼飯時となり、勝負は昼食休憩を挟む為、一度休憩となった。
そんな中、亡国機業側はと言うと・・・
「うふふ・・・まさか、あんな料理一つで勝ち星稼げるなんてねぇ。
よーし、3勝を祝して乾杯しましょう!」
『かんぱ〜い!!』
勝利にリーチが掛かって好い気になって戦艦内で祝杯を挙げていた。
「今日は騒ぐわよ〜!」
「イェーイ!!」
「宴だ宴だ♪ワーイワーイ♪」
【バシャッ】
勢い余ってワインを部下に引っ掛けてしまった。
「ごめん、ワイン溢しちゃった」
「アハハ、無礼講無礼講♪」
しかし笑って許す部下達。
「宴だ宴だ♪ワーイワーイ♪」
【ガシャン!】
今度はディスプレイを割ってしまった。
「ごめん、割っちゃった」
「アハハ、無礼講無礼講♪」
これも笑って許す部下達。
「宴だ宴だ♪ワーイワーイ♪」
【ポチッ】
「あら?見て見て!うっかり自爆スイッチ押しちゃった!」
「無礼講無礼講・・・って、それはダメェ〜〜〜〜っ!!」
凄まじい轟音と共に、戦艦は爆発してしまった。
・ ・ ・ ・ ・
「ねぇ、何であのスコールって人甲板で正座しながら説教されてるの?」
「さぁ?・・・まぁ、ほぼさっきの爆発が原因だろうな」
・ ・ ・ ・ ・
「この馬鹿!阿保!間抜け!!騒ぎすぎて自爆スイッチ押す奴があるか!?」
「ごめんなさい、はしゃぎすぎました・・・」
「どーするんだ?次に出る予定のレインの奴、自爆に巻き込まれて戦える状態じゃあないぞ?」
「・・・やむを得ないわ。7人目の選手として、私も参加するわ」
こうして、高みの見物から一転、スコールも選手登録される事となった。
「ま、問題ねぇよ・・・次に出る俺が勝てばそれでお終いだ」
不意に発せられる男の声・・・短髪にタンクトップに両手にバンテージという出立ちの長身の男、
スコールの部下の一人にして、凄腕のアマチュアボクサーである。
「さーて、今日の最終試合だ。華々しくぶっ倒されたい奴は前に出な!!」
余裕綽々な態度でIS学園チームを挑発するロジャース。
そんな中、静かに歩き出す一人の少年がいた。
「ここは、僕が行かせて貰いますよ」
「と、透!?」
オルコット家の従者が一人、透・ジョーンズ。
先のセシリアの敗北の汚名を返上すべく、いざ出陣!!
果たして、透の実力の程は!?
ここまでの戦績
先鋒 箒○ー×オータム
次鋒 おそ松×ー○めっちゃ強そうな人
五将 刀奈×ー○豪鬼
中堅 セシリア×ー○ささみ肉