メカ沢枠の登場です。
「一夏!鈴!大変だ!!また凄い男が5組にいたぞ!!」
俺の優雅な昼休みをぶち壊しにする馬鹿姉の大声。
例の最後の男性操縦者か……。
「またそれかよ。やれマッチョのおっさんだの、モノホンのゴリラだの……今更何が出てきても別に驚きゃしないだろ」
「いや!アレは絶対驚くぞ!!私がそうだったんだからな!!」
お前の基準なんて当てにならんだろ……。
「そういえば、5組だけはまだ確認してなかったわね?」
「ああ、何か検査がどうとかで5組の奴だけしばらく欠席してたんだ」
まぁ、この際だ。驚く云々は別にして見に行ってみるか……。
「でもIS全盛のこの時代にロボットとか改造人間とか出てきても驚きゃしないけどね」
「ハハッ、確かに」
鈴の言葉に俺は笑いながら返す。
今思えば、これがフラグだったのかもしれない……。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そして、1年5組の教室前に来た訳だが……
「じゃあ開けるぞ。せーの……」
思い切ってドアを開けたが……
「何?教室の中にISがあるけど……?」
鈴が呆気にとられたような声を上げる。
教室内の最後列の席には何故か座るように置かれている一体のIS。
しかし、見た事の無い
確かに変な光景だが……。
「大変!大変だよ
「どうした?そんなに慌ててよ……」
……は?
「え?今、あのISが喋った・・・?」
「ま、待て待て。ISは所詮IS、きっと中に人が・・・」
「いや、でもアレ・・・」
「ちょっと待ってろ。もうすぐ油差し終わるからよ」
鈴が指差した先には胸元の装甲をパックリと開いて中の精密機械を専用器具でメンテナンスしてるISの姿が・・・。
「アレが5組の男性操縦者・・・
IS操縦者じゃなくて、ISそのものじゃねぇかぁ〜〜〜〜!!
・ ・ ・ ・ ・
「で、何が大変なんだ?」
「じ、実は同じクラスの鈴木さんが、整備科の子と揉めて喧嘩になっちゃって・・・。
向こうは人数揃えて徹底抗戦の構えみたいで・・・」
「構う事ないよ!こっちも兵隊集めて迎え撃とうよ!
整備科の奴らいつも私達操縦士科の事を脳筋って馬鹿にしてくるんだもん!
自分達はモヤシの癖に!!」
「落ち着けって」
「あべし!?」
何かいきなり不良漫画みてーなノリになったと思ったらI沢が騒ぐ女子をデコピンで黙らせる。
・・・大丈夫なのかアレ?
「人それぞれ考えの違いってもんはあるから、喧嘩するのも結構だ。
だが、全面戦争なんて物騒な考えは止せ。
喧嘩は鈴木と整備科の一員の個人的なものだろ?
俺は整備科にダチがいる。そいつ通して話付けて仲介しといてやるよ」
「ちょっと待ってよ!それじゃこっちから泣き寝入りするって事!?」
「心配すんなよ。あくまで仲介して和解を促すだけだ。
操縦士科の面子に泥は塗らねぇよ。
それにな、操縦士と整備士ってのは本来、持ちつ持たれつの関係なんだ。
下らねえ喧嘩が将来に響くなんてお互い馬鹿らしいし、デメリットしかないだろ?」
何かカッコいい事言ってるし。
しかもISそのものが言ってるから余計説得力がある・・・。
「I沢君って、大人よね」
「本当、頼れる兄貴分でお父さんみたいな感じだよ!」
「ウチのクラスのリーダーはI沢君以外考えられないよね」
何か頼りにされてる・・・
「ねぇ、そろそろ本格的に突っ込み入れたいんだけど」
俺の隣で鈴がげんなりとした様子で呟く。
俺だって同じ気持ちだけど、アレにどう突っ込めと言うんだ?
「な、驚いただろ!?」
ドヤ顔ではしゃぐ馬鹿姉がうぜぇ・・・。
その内、俺と鈴は考えるのをやめて、騒ぐ千冬姉を物理的に黙らせたのは言うまでもない。
キャラ紹介
セシリア・オルコット
ポジションは北斗武士。
原作と違って両親は健在で仲も割と良い。
エリート志向の強い典型的な高飛車お嬢様・・・しかしIS学園に入学してる辺りやっぱり馬鹿。
勉強はそれなりに出来るが、思考が世間離れし過ぎている。
また、テンパると全く駄目であり、低レベルな誤魔化しで逃れようとする悪癖有り。
子分メイド
オリキャラ。ポジションは北斗の子分。
セシリアと共に編入してきたが彼女とクラスメート達の馬鹿な行動に辟易させられる苦労人。
セシリアに仕えるメイド。断じてチェルシーではない。
本名は不明でセシリアも既に忘れている。
実はチェルシーよりセシリアとの付き合いは長い。
だが名前は忘れ去られている(←ここ大事)。