あと、早くから前編読んでくれていた方には申し訳ないのですが、一部変更部分がありますのでご了解ください。
私はミルズを始末した後、お兄ちゃんの元へ急いだ。死体で多少遊んだりはしたが、お兄ちゃんの走っていった方向の音はミルズで遊んでいた際も聞き逃さないように細心の注意は払っていた。見取り図も頭に入っているから、だいたいの場所はわかる。
近くまで来たら、大きな音がした。
お兄ちゃんがいるであろう部屋に慌てて飛び込む。
[お兄ちゃん!!]
お兄ちゃんが床に倒れ伏していた。
私の真横には銃を持った人間の男。
頭に血が上る。何か別の気配と、掛けてくるような音近づいてくるが、知ったことではない。男は「何故子供が此処に!?」と言うような表情をしていたが、私の人間からかけ離れた姿を見て何かを察したらしく、直ぐ様銃を此方に向けてきた。
「お前かぁ、お兄ちゃんを撃ったのはぁ…!!死ね!!」
それは、爪を振り上げると同時だった。
[オーウェンママ、危ない!!]
「なッ…」
その声で一瞬の隙を疲れ、それは猛スピードで私の隣を駆け抜けていき、腕を食いちぎられた。
青い模様の入ったヴェロキラプトルだ。
その子は私の腕をペッと吐き出して銃を持った男を守るように立ちはだかる。[ママを苛める奴は食い千切ってやる…]と唸りながら威嚇してきた。
倒れていたお兄ちゃんは撃たれてはいるものの、傷は負っていないらしく[人間の屑が、舐めた真似しやがって殺す!!]とグルルと喉を鳴らして息巻いている。
「お兄ちゃん、ちょっと待って。確認したい事があるの。」
私は腕の血を止めながら私は人間の言葉で話した。
「貴方、ジュラシック・ワールドで恐竜監視員、管理人として働いていたオーウェン・グレイディで間違いない?」
「あぁ…そうだ。何故俺の名前を?」
「そのラプトルが"オーウェンママ"って言ってたから。…話の結論を言う前に解説しておくけど、私は恐竜と対話する兵器として作られたから、体はインドミナス・レックス2割 インドラプトル4割 人間の遺伝子3割 ヒトデ1割の遺伝子を組み込まれてる。」
私はお兄ちゃんのように、体が丈夫に作られてはいない。それでも、インドラプトル等と並び戦場に出すために加えられた遺伝子はヒトデの遺伝子だった。恐竜の兄より打たれ弱い代りに、高い再生能力を持って産み出された私の体は、心臓や脳を潰されない、大きく破損しない限りは再生できる。腕に銃弾を一発食らったくらいなら1分もせずに治るくらいだ。
だから、今食いちぎられた腕ももう血は止まっているしいずれ再生するんだけど。
「3割の人間の遺伝子。それに貴方の遺伝子が使われてる。要するに…貴方は予期しない事実にはなるけど、貴方の娘って事になるの。そこのヴェロキラプトルの妹ね。」
「…おいおい、嘘だろ。」
嘘じゃないよ。と、私が首を振れば、いつの間にそんな事に…と言うようにオーウェンさんは項垂れた。
変更部分は遺伝子の部分です。初期は人間4割としていましたが、インドラプトルと戦場に出たとしたらイチの方が絶対早く死ぬじゃん…と思い直した結果です。より人間離れしました。
ブルーの「ママ」もしくは「オーウェンママ」呼びはpixivやTwitterで見かけたとき凄く可愛かったので使用しました。可愛すぎか…