天・地・冥を統べる主となれ   作:ネヘモス

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前座。とりあえず、様子見です()


リクオ、不死鳥と相見える

リクオ達がオカ研の部室に入ろうとしたその時、

 

『もう一度言ってみろ、転生したての木っ端悪魔が!』

 

『何度でも言ってやる焼き鳥野郎!部長をお前ごときにやるわけにはいかねえ!』

 

2人の男(片方はイッセーで間違いないだろう)が言い争っているのがドア越しに聞こえる。ちょっと気配を殺して聞いていると

 

『それに、小猫ちゃんは妖怪の勢力の斥候なんだぞ!?お前、それを分かってて』

 

『別に構わんだろう?斥候として送り込まれてるということは、さほど期待されてないことの裏返しだ』

 

ああ、やべえ。ここまで()の幹部をコケにされると、

 

『それに栄えある俺の眷属になり、俺を楽しませる存在となれるのだから』

 

「氷麗、小猫。離れて」

 

氷麗と小猫を自分から離れさせる。自分でも分かるくらい、妖力が滲み出ているのが感じられる。昨日、妖力のストックを練り直したばかりなのに…怒りで夜の姿になってしまっていた。

 

「来い。祢々切丸、鵺切丸」

 

二振りの妖刀を呼び寄せて、自らの妖力を刃に纏わせる。そして、

 

畏斬(おそれざん)・二刀ノ型、磔十文字(はりつけじゅうもんじ)!!」

 

それを×を描くように振り抜いた。濃密な妖力を発する斬撃は結界ごとドアを切り裂き、その反対側にその傷跡が残された。部室には炎を纏ったチャラ男(こいつがフェニックスで間違いないだろう)と赤い鎧を纏ったイッセーが今にも衝突しようとしている場面だった。

 

「貴様、何者だ?部外者がどうしてここにいる?」

 

「部外者とは聞き捨てならねえ。小猫を斥候として送り込んでる張本人がわざわざ来てやったんだぜ?ライザー・フェニックス?」

 

うわ、こいつは弱い(確信)。何だろうか、強さ的に遠野勢で勝てない奴は絶対にいないと断言出来るほど弱い。こんなのが悪魔のトップにいるのか?冥界って案外弱い奴らの集まりなのか?(四大魔王と一部眷属を除いて)

 

「貴様がリアスの所に斥候を送ってる奴良リクオとか言う奴か。少しは出来るようだが、俺様の足元には…」

 

チャキ…

 

俺は明鏡止水で気配を消して、焼き鳥(ライザー)の喉元に刃を突きつける。

 

「足元には、何だって?」

 

「なっ!?調子に乗るな!」

 

焼き鳥が全身から炎を出して攻撃するが、もうから畏に呑まれたのか、炎は俺の虚像を燃やす。

 

「頭に来た…!奴良リクオ!本当ならリアスにけしかけるつもりだったが予定を変更して貴様にRGを申し込む!」

 

「ライザー!?話が違うわよ!?」

 

「良いだろう、その挑戦受けてやる」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「どうしてこうなったのですか?」

 

「えっと、後先考えずにやりました。後悔も反省もしていません」

 

ライザーが去った後、リクオ(昼)はグレイフィアに正座させられていた。

 

「確かに、あの時の僕の行動は勢力のことを考えたら間違いだったでしょう。しかし」

 

リクオはグレイフィアに鋭い視線を突きつけて言い放つ。

 

「アイツは僕の幹部を、僕についてきてくれている仲間を侮辱した。僕は、さっきの発言が間違いだったとは絶対に思わない!!」

 

一瞬、グレイフィアが顔を背ける。何か赤い物が顔から垂れていたが、考えないとして。グレイフィアは以下の条件を提示してきた。

 

・従来のRGと同じ人数の16人で戦うこと。

・王はリクオ、兵士はイッセーが絶対の参加条件。なお、イッセーは駒8個とカウントするので実質参加人数は9人

 

「騎士は黒、戦車は青、僧侶は氷麗で良いとして…」

 

残り4人、どうしたものかと思ったその時だった。突然、リクオの携帯が鳴り始めた。相手は知らない番号だな。一応出ておこう。

 

「どちら様ですか?今取り込んでるんですが…」

 

『あら?妾と話すのは嫌か、愛しのリクオ?』

 

「何であなたが僕の番号知ってるんですか…羽衣狐?」

 

『!!?』

 

氷麗が身構える。

 

『そんなに冷たい態度取らないで?私泣きそうになるわよ?』

 

何かキャラが違う…、と思ったのを飲み込んでふと、頭にある考えが過ぎる。

 

「グレイフィアさん?例のゲームの参加条件は奴良組の傘下の妖怪でないといけないって制約はありますか?」

 

「無いです。存分にあの焼き鳥を叩きのめして下さい」

 

なら、やる事は決まった。リクオは(昼の姿のはずなのに)黒い笑みを浮かべて電話を続ける。

 

『羽衣狐、少しいいか?』

 

リクオは諸々の事情を羽衣狐に話した。

 

『ほう?それは良い事を聞いた。妾も退屈してたところじゃ、そやつを捻り潰すのに手を貸してやろうぞ…愛しのリクオ』

 

だから何故に愛しのを付けるのかは突っ込まない。そして、電話が切れた後、氷麗に今回やる事を伝えた。

 

「若…?正気ですか…?」

 

「当たり前だ。殺るからには徹底的に殺る。それが奴良組のやり方だろう?」

 

顔が笑ってるが目が笑ってなかった。氷麗はこの時、そんなイメージをリクオに抱いたという。




アンケート取ってます。様子を見てから…と思いましたが、どうやら皆さんフルボッコがお望みのようですね( ̄▽ ̄;)

よろしい、ならば殺ろうではないか、徹底的にな!!

※グレイフィアから垂れた赤い物?それは鼻から出てくる…(ry
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