弟と一緒に地球という人外魔境に送られた下級戦士だけど何か質問ある? 作:へたペン
天下一武道会の後、カカロットは再びドラゴンボールを探す旅に出た。
ついて行こうにも私は
孫悟飯の形見はカカロットに任せて、西の都でブルマに色々と世話になる事にしよう。
「スポーツ用パンツ、この星の近くに重力が重い星はないか?」
「あんた突拍子のない事言うわね。どうしたのよ急に」
「この星の重力は軽すぎて戦闘力が上がりにくい。いつまでもカカロットに劣るのは姉としてのプライドが許さん」
「要するに重力が重い環境が欲しいのね。それなら宇宙なんか行かなくてもカプセルコーポレーションの専売特許だわ。少し時間掛かるかもしれないけど訓練用の重力コントロール装置のある部屋父さんと作ってあげる。どうせ私も父さんも暇だし」
ブルマの父の会社はホイポイカプセルだけでなく、反重力装置といった重力コントロール装置を使った製品を取り扱っているらしい。
文明レベルが低い星だと思っていたが、一部の天才はやはりどの星にもいるものだ。
「そういえばキャロ。宇宙に行くつもりだったけど、宇宙船とか持ってたりするの?」
「ああ。壊れてしまっているからそいつの修理も頼もうとしていた」
「惑星間を移動するつもり満々ってことは、あんたもジャコと同類なのね。尻尾生えてるし、おっきな猿になるし、やたら強いし、文明の違う機械持ってるし……なんか納得したわ」
ブルマは幼い頃、他の星から来た宇宙船を少しいじった事があるらしい。
何だかブルマは生まれる星を間違えたのではないかと思う程の知能を持っている。
宇宙規模からみても引っ張りだこな天才なのではないだろうか。
「宇宙船も見てあげるけど、他に何か面白そうなのないの?」
「後は戦闘服くらいだな。大猿に変身しても問題ない強度と柔軟性を持つ」
「何よ。良い物持ってるじゃない。いつも着てるその道着がそうなの?」
「いや、いざという時の為に取っていた。この星では代えが効かないと思っていたからな。調べたいなら解体してもかまわん。戦闘服に頼るような事はもうないだろうしな」
何があるかわからない宇宙に行かなくて済むのであれば、今のところ戦闘服を使う予定はない。
ブルマの探求心を満たして、それがトレーニングルームへの支払いになるなら安いものだ。
それにスカウターを再現してみせたブルマなら戦闘服も再現できてしまうかもしれない。
そしてたった数日で完成した重力制御装置付きの訓練部屋。
体感的に地球と惑星ベジータの重力差は5倍から10倍だろうか。
大きく見積もって10倍でも戦闘民族の私には大したことはないだろう。
私は10倍の重力で起動させる。
「っ」
体が重くて床に這いつくばる。
まさか母星の重力で痛い目を見るとは思いもしなかった。
這いつくばりながら重力装置を止め、息絶え絶えに仰向けになる。
情けないがまずは無理をせず5倍の重力から慣れていくとした。
部屋の耐久性をそこまで考慮せず簡単な重力装置を取り付けただけなので、比較的早く完成したようです。
インフレ化を加速させる重力制御装置が早く出来た事で物語がどのように変わっていくかゆっくりとお待ちください。