弟と一緒に地球という人外魔境に送られた下級戦士だけど何か質問ある?   作:へたペン

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亀仙人のじっちゃんだからしかたない話。


其之四『この星の爺は強い』

 私は戦闘力の高い爺と縁があるのか、それともこの星の戦闘力が高い奴が爺しかいないのか。

 とにかく亀を助けたということで亀仙人という爺が友好的であるのはありがたいところだ。

 

 カカロットは亀を助けたお礼として筋斗雲という空飛ぶ乗り物を貰って、さっそく楽しそうに空を飛び回っている。

 筋斗雲は清い心の持ち主しか乗れないらしいので私は乗ることは出来ないだろう。

 

「姉ちゃんも乗ってみろよ。気持ちいいぞ!」

「嫌味か。乗せようとするな。私は絶対乗れないから引っ張るな! 私は絶対乗れないからな!」

「そっかな。オラ姉ちゃんなら乗れる気ぃすっけど」

 

 地球を支配しようとしている私が清らかな心を持っているだなんて笑えない冗談だ。

 だけどカカロットが乗れた乗り物に乗れない瞬間を見られるのも姉として悔しいから意地でも筋斗雲には乗らない。

 

 

「ちょっとキャロ! あんたも遊んでないで交渉手伝んなさい! 言われた通りパンツ見せたのにドラゴンボールは出し渋るのよ!」

「名前を略すなスポーツ用パンツ。私がエロ爺に出来ることなど何もない!」

「あんたダサイ格好してるけど元はいいんだからその体使って誘惑して! ボディーガードなんだから私の体の代わりになりなさい!」

 

 

 ブルマに理不尽な要求を押し付けられた。

 爺を殺してドラゴンボールを奪えれば楽なのだが、戦闘力に差があり過ぎて不意を衝いても殺せそうにない。

 だが、相手を殺す為ならどんな手段でも使うのがサイヤ人だ。

 不本意であるがこの先色仕掛けが必要になって来る時も出て来るだろう。

 ここは手ごろなエロ爺に試してみるのもありである。

 

 

 

 

 

 

 

 お爺ちゃんのボール、欲しいの……なんて言う自分の姿を想像してみる。

 吐き気がこみ上げ自分で自分を殴りたくなった。

 

 帯を緩め道着を少しはだけさせながら爺の腕を自分の小さな胸で挟んで抱きしめている自分の姿を想像してみる。

 そのまま爺の腕をへし折りたくなったが、妄想の中でへし折ることはできても現実でへし折ることは無理だろう。

 

 結論、私に色仕掛けは無理だ。

 

 

 

 

 

 

 

「ほらほら、悪い子ぶってみせてるけど恥ずかしがっちゃって可愛いところもあるでしょ? あの子の今穿いている下着と物々交換ってのはどう?」

「……よかろう。あげる」

「スポーツ用パンツ、貴様何を勝手に決めている!? 爺、貴様も条件を飲むんじゃない!!」

「なんだよ姉ちゃん。いいじゃねぇかパンツぐれぇ。オラのパンツ貸してやっぞ?」

「カカロットは黙ってろっ!! 姉の下着は弟の命より重いと知れ!!」

 

 

 結局私は爺の戦闘力を恐れるあまり抵抗出来ず、ブルマにズボンごと下着を剥ぎ取られた。

 勢い余ったと謝られたが、やはりこの星の人間は滅ぼした方がいいのかもしれない。

 

 




15歳は子供としても女性としても見える絶妙な年齢。
サイヤ人もそろそろ大きくなってくる頃合だと思います。(悟空はまだ小さかったですが)
個人的に戦闘で命を落としやすいサイヤ人は、子孫を残す為に地球人とあまり変わらない速度で女性は成長していくんじゃないかなと考えていたりします。
それでもキャロットは少し小柄な中学生といった感じのイメージではある訳ですが。

以上、キャロットの受難でした。
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