轟音響かすヒーローになりたくて   作:鉄仮面さん

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12時って言ってたのにめっちゃ早い更新となります
今回とても長いです
そして音腹が出ているところ以外は小さくまとめさせてもらいました!




15話 激戦!!!トーナメント!!!

昼休みが終了しB組、A組、普通科のみんながグラウンドに集まってくる

 

「最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!」

 

朗報?この後すぐに最終種目じゃないのか?

 

「あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!」

 

へぇ!そんなのあるのか!…でも最終種目まで力を温存したい…

 

「本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ……ん?アリャ?」

 

「なーにやってんだ…?」

 

相澤先生たちが不思議がるのも仕方ない…

だって1-Aの女子6人がチア服になっているからだ

 

八百万「峰田さん!上鳴さん!騙しましたわね!?」

 

「あっはははははは!はははは!腹いてぇwww」

 

響香が響也を思いっきり蹴っ飛ばす

 

「アホだろあいつら…」

 

「俺踏んだままそれ言わないでもらえます?」

 

「まぁまぁ、本戦まで時間空くし張り詰めたままでもめんどいしさ!いいじゃん!やったろ!!」

 

「好きね…透ちゃん」

 

「さぁさぁ皆楽しく競えよレクリエーション!!それが終われば最終種目!進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!」

 

「おっ?もしかして!!」

 

「一対一のガチバトルだ!!」

 

やったー!!!!キタコレ!!

みんなとガンガン戦えんじゃねぇか!

 

「それじゃあ組み合わせをくじ引きで決めるわよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります!」

 

「あ!ミッドナイト!聞きたいことがあるんだけどさ!決勝進出者に出るやつもレクに出ないといけないのか?」

 

「それに関しては進出者は参加するもしないも個人の判断に任せるわ、息抜きしたい人も温存したい人もいるしね」

 

「ほうほう…これは楽しめそうだな!ケケケッ!」

 

「んじゃ!今から1位の人たちから順にくじ引いてもらうから…」

 

「あの!すいません…俺、辞退します」

 

「お、尾白?なんで!?」

 

「騎馬戦の記憶…終盤ギリギリまでほぼボンヤリとしか覚えてないんだ…」

 

「だから辞めるのか?気にすんなよ!こっからのトーナメントで頑張ればいいじゃねぇか!」

 

「尾白くん!気にしすぎだよ!」

 

「そうだよ!音原の言う通りだよ!そんなんだったら私全然だよ?」

 

「違うんだ…俺のプライドの話さ…俺が嫌なんだ…それとなんで女子はそんな格好をしてるんだ…?」

 

尾白…すまん、俺が解除させとけば…

俺は尾白を洗脳から解除させずに騎馬戦に挑んだことを後悔した

 

「なんだ…尾白…お前漢らしいな!」

 

切島が涙を流し拳をぐっと握っている

たしかに漢らしいけど

 

「なんか妙なことになってるが…」

 

「ここは主審のミッドナイトの采配がどうなるか」

 

「そう言う青臭い話はさァ…」

 

な!まさか青臭い話が苦手な人だったのか!?

 

「好み!!!尾白くんの棄権を認めます!」

 

いや好みやったんかーい!

だが尾白…後でちゃんと謝らせてもうぜ

 

ミッドナイト「繰り上がりは5位の拳藤チームだけど…」

 

「そう言う話で来るんならほぼ動けなかった私らよりあれだよな?最後まで上位キープしてた鉄哲チームじゃね?」

 

おぉ!あのオレンジ髪のやつもかっこいい!

女だけど!

 

「馴れ合いとかじゃなくてさ、フツーに」

 

「お、オメェらぁぁぁ!

 

良かったな…ギザ白髪…!

 

「というわけで!鉄哲くんが繰り上がって16名!!組はこうなりました!」

 

第一回戦トーナメント表

第一試合 緑谷VS心操

第二試合 轟VS瀬呂

第三試合 飯田VS発目

第四試合 芦戸VS上鳴

第五試合 音原VS耳郎

第六試合 常闇VS八百万

第七試合 切島VS鉄哲

第八試合 爆豪VS麗日

 

「なっ!?いきなり響香!!?」

 

正直戦いにくい…でも勝ちたいし…

俺が何か困った顔をしているのに気がついたのか響香が

 

「…戦う時はよろしく、手加減したら後でぶっ飛ばすよ?」

 

そうだ…こいつはこういうやつだったよな…

 

「ケケケッ!俺はお前をどう倒してやろうか迷ってたんだよ!」

 

手加減なんて失礼だ…全力で戦ってやらねぇとな!

 

俺は体力温存のためレクには参加しなかったが切島や麗日たちは応援をしたりなんだりと以外と楽しそうだった

……俺も出ればよかった…

 

1回戦第一試合

緑谷が一回心操の挑発洗脳に引っかかるが

スマッシュの衝撃波で目がさめ、そこからは

無言で心操を投げ飛ばす

 

緑谷○VS心操●

 

1回戦第二試合

最初は瀬呂が轟をテープで捕まえ場外に出そうとするも大氷壁で固められ戦闘不能になる

ど、ドンマーイ!

 

轟○VS瀬呂●

 

1回戦第3回戦

なぜか飯田もフル装備だったが発目のサポートアイテムを見せつけるための宣伝塔代わりにされたようだ…発目はひたすら説明したのち自分から場外へ

 

飯田○VS発目●

 

1回戦第4回戦

上鳴が一瞬で決めると思いきや芦戸が酸でステージに穴を開け避け、アホになったところを思いっきりアッパー…上鳴、いきなりブッパはやめたほうがいい

 

芦戸○VS上鳴●

 

そして俺の番がやってきた…

 

「さぁ!続いては!耳のイヤホンジャックで相手を射抜く!耳郎響香!!」

 

「なにあの説明…」

 

向こうでは耳郎が照れているのか頭を掻いている

 

「対する相手は!ランドセルを担いでいるがめちゃくちゃ強い高校生!音原響也!!!」

 

おいランドセルの下りいるか?

後高校生ってみんな知ってることを入れるな!

 

「負けないよ!響也!」

 

「ケケケッ!お前に俺が倒せるか?」

 

「準備できたわね?それでは!1回戦第五試合!……始めっ!!!」

 

変身して一気に場外だ!

 

「真・超人大全しゅ…あっぶね!」

 

「変身させないよ!」

 

イヤホンジャックを伸ばし俺にカセットを使わせないようにする

 

「ちょ…おま…ぐぅっ!!!」

 

突然頭に爆音が響く

 

「おっとぉ!?音原が押されてるぞ?」

 

(このまま変身できないなら…ウチにも勝率はある!)

 

「って思ってんだろ?」

 

「!!!?」

 

イヤホンジャックを掴み握り続ける

残念だったな…俺はこの姿でも十分強いことを証明してやるよ!

 

「ケケケッ!この音原響也の恐ろしさを見せてやるよ!」

 

会場のみんなが唾を飲み込む…

俺は腹横のスイッチを押すと…

 

「奥義!地獄のシンフォニー!!」

 

会場中に大きな音で白鳥の湖が響きだし全員が耳をふさぐ

 

「な、なんとここで音原の奥義がさ、炸裂…!」

 

プレゼントマイクのとこまで行くか…

 

「くっ…!こんなの…全然耐えれるよ…!」

 

「あぁそう?なら今は3万ホーンだったが5万ホーンにしてやるよ!」

 

「うっ…」

 

耳郎が少しフラついたところを狙って俺は耳郎に飛びつき押し倒す

そして耳に足をくっつける

 

「えっ!」

「おいマジかよ!?」

「あそこから音出てたよな!?」

「鼓膜が破れるんじゃ…!」

 

ヒーローたちが心配する声が上がる

そりゃそうだ、さっきまでこの会場中に大きな爆音が響いてた足だからな

 

「ケケケッ!響香!カセットなしの俺はどうだった?」

 

「……めっちゃ強かった、カセットを封じれば行けると油断してた…」

 

「ケケッ!そうか!では選択肢を言うぞ?

俺がお前の耳で地獄のシンフォニー流すか降参するか」

 

「…降参する」

 

「耳郎さん、降参!音原くん第2回戦進出!」

 

よし!優勝までの第一歩を踏み出したぞ!

 

「響香、立てるか?」

 

「うん…優勝してよ?ウチ応援してるから」

 

「なんだ?なんか変だぞお前戦ってる時頭打ったか?」

 

「人が応援してやってたら素直に喜べ!!」

 

「あー痛い痛い!わかったって!ありがとう!」

 

俺は響香に耳を引っ張られながら退場していった

 

1回戦第六試合

八百万が盾を作り常闇の攻撃をガードするが

その衝撃で場外に飛ばされ常闇が勝った

 

常闇○VS八百万●

 

1回戦第七試合

どちらも似たような個性だから殴り合い

最後はクロスカウンターでどちらも気絶した

 

切島△VS鉄哲△

 

1回戦第八試合

麗日が先手必勝とばかりに爆豪に突っ込んで行くが右手で爆破。巻き起こった土煙に紛れて麗日が攻撃しようとするも防がれる

 

「お茶子ちゃん…」

 

「ウチ…もう見てらんない…」

 

んー麗日はなんであんな間髪入れず突っ込んでくんだ?それになんであんな低めに突進してんだ?

俺がなんだかんだ考えて上を見ると無数の石が浮いていた

 

「なるほど…確かに勝つにはそれしかねぇな」

 

これを爆豪はどう

 

「おい!もういいだろ!場外出せよ!女の子いたぶって遊んでんじゃねぇよ!!」

 

「そーだそーだ!」

 

ブー!ブー!!と外野が騒ぐ

 

俺はそれに対してキレた

 

「なぁ!あんたらほんとにヒーローか?爆豪が女いたぶって遊んでる?ふざけたこと言ってんじゃねぇよ!」

 

「だって実際そうじゃねぇかよ!か弱い女の子をいたぶってんじゃねぇか!」

 

「今ブーイングしてたやつらヒーローだったらヒーロー向いてねぇよ、じゃあお前らは敵が女だったら手加減すんのかよ!」

 

「そ…それとこれは違うだろ!所詮体育祭だろ!?」

 

「所詮だと?真剣にやってるやつによく言えるな」

 

俺はヒーローを思いっきり睨む

 

「そこまでだ、おい野次飛ばしてたやつら音原の言う通りだ、お前らヒーローの資格ねぇぞ」

 

野次を飛ばしていたヒーローたちは黙り

静かに爆豪と麗日の観戦していた

 

俺は機嫌が悪くなりヒーローの席をずっと睨んでいる

 

「響也?そろそろ機嫌なおしなさいよ」

 

「機嫌は悪くねぇさ」

 

「嘘だー?すごい顔が険しいぞー?」

 

「ほんとほんとー鬼みたい」

 

「うっせぇ!!」

 

麗日は空に溜めた無数の石を落とし爆豪に速攻を仕掛けるも爆豪のフルパワー爆破で石は全部破壊された。そのあとも麗日は立ち向かうが許容重量が来て負けてしまった

 

爆豪○VS麗日●

 

これで1回戦が終わった。長かった雄英体育祭も終盤に向かっている

 

あ、ちなみに切島と鉄哲は腕相撲をした結果

切島がギリギリ勝利してたぜ!ケケケケッ!

 

2回戦トーナメント表

 

第1回戦 轟VS緑谷

第2回戦 飯田VS芦戸

第3回戦 音原VS常闇

第4回戦 爆豪VS切島

 




体育祭描くのって難しい….


UAが8000人を超えました!
とても嬉しいです!ありがとうございます!
これからもこの小説を是非とも読んでください!

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