耳で聞いてたのと時間の推理はめちゃくちゃなのでおかしいなと思ってもスルーしてください!!
特別編 愛で地球を救え?夏休み特別講習
「なーつやすみなーのに学校とかまじかよ!!」
「音原くん!もうすぐ授業だ!着席したまえ!!!」
「あ、わりわり!」
俺たちは特別講習を受けに学校に来ている
教室にいるのは俺、緑谷、飯田、轟、爆豪、麗日、梅雨ちゃんのみ!響香は別の日だそうだ
「いいかお前ら、この講習は少人数で何人かに分けて実施するぞ、今回はこの7人だ…もちろん通常の授業よりもハードになるから覚悟しとけ」
「はーい!先生!今日何するんすか!!!」
「今から話す…特別講習の内容だが対敵を想定した捕縛訓練を行う」
「「ものすごくヒーローっぽいのきたー!!」」
麗日と緑谷が同時に叫ぶのを相澤先生は睨みつけ静かにさせる
いやーあいつら仲良いね!
「当たり前のことだが敵犯罪にはさまざまなケースがある、君らは事件現場に赴きそこで何が起こっているのか、それが敵犯罪なのかそうでないのか、戦うのか戦わないのか…状況判断力、対応力を鍛える訓練を行ってもらう…」
「うぉぉ…頑張ろうぜみんな!!」
「特別講習は「後ろのドアから私が来たっ!!!」
相澤先生の声を遮って現れるオールマイト
「オールマイト!」
「今日も筋骨隆々マッスル!!!!」
「はぁ…オールマイトだけじゃない、セメントス、ミッドナイト、プレゼントマイク…彼らも特別講習に参加する、では!早速コスチュームに着替えてグラウンドβにこい」
「おぉ…お前ら!頑張ろうぜ!!」
「言われなくともわかっとるわクソが!」
「はい、やってまいりましたグラウンドβ!ここははじめてのヒーロー基礎学したところだぜ!」
「音原くん…誰と喋ってるの?」
「これ見てくれているひとたちにだよ」
「あぁ!?何言ってんだ!?」
「おい、言い争ってる場合じゃないぞ…今から設定を説明するぞ、宝石店強盗をし人質を立てこもっている…君たちは要請されたプロヒーローという設定だ」
「設定凝ってるね〜!よしお前らやるぞ!!」
「長すぎ!!待ち時間!!轟!敵なんて!?」
「プロヒーロー、入り口で待機している警察、全てをどけろだとよ」
「どうする…?」
「まずは作戦を立てて…!」
「「あぁ!!めんどくせぇ!!!」」
「テメェら!俺が正面入り口爆発させる!!」
「爆豪!俺もセットでいくぜ!変身!プラネットマン!!」
俺と爆豪で正面入り口を強行突破する
俺は爆豪の爆破に合わせてアポロンダイナマイトを死なない程度にぶちかまし入り口に入る
「オラ!観念しろ敵!!!って……え?」
「どうなってんだよ…」
そこには血を流して倒れた敵(オールマイト)がいた
「なんで敵が倒れてるの!?」
「2人の攻撃で…?」
「俺そんな力出してねぇよ?」
「死なねぇ程度に調整したわクソが!!」
「ならなんで…?」
「君たち!!それよりも人質の解放を!!」
「おぉ…!そうだな……」
「音原ちゃん?どうしたの?」
「いや…縛られてるミッドナイトもいいなぁって思って」
俺がそう言った瞬間爆豪に頭を掴まれる
「あれ?かっ、かっちゃん?なに?なんでガッツリ顔面掴む?」
「今日は耳女がいねぇからな、代わりに俺がしばく」
「あら!?そんなに気がきく子だっけかっちゃんて!あだだだだだ!!取れる取れる!!皮膚取られちゃう!!!」
俺が爆豪に顔面を掴まれている時、梅雨ちゃんが鼻をくすぐり生きていることを確認し
それぞれが何のためにここにきたのか説明を受けた
まず一人目、雄英ジュエリー店員
「私が店を開けると敵が入って来て、宝石を渡した後敵に捕まり拘束されてしまいました」
そして二人目、大手広告代理店勤務
「私はアクセサリーを買いにここに来ると中に縛られている人2人と敵がいて驚いている間に捕まってしまったの」
3人目、ミュージシャン
「俺はyo!彼女のyo!婚約指輪を買いに来たらyo!店の中に敵がいてびっくりして気絶だyo!」
弱すぎるだろ!
「でも誰が何のために殺すんだろな」
「んなもんこいつの持ってた宝石目当てに決まってんだろ」
「爆豪ちゃん、この場で敵を殺すのは無謀すぎないかしら?敵を殺しちゃったら犯人だと疑われてしまうもの…」
「それに宝石は敵が持ってた…誰にも奪われてない」
「わかった!仲間割れとかは?」
「麗日〜お前が上から見てた時に敵は何人いた?」
「えっ?オールマイトだけ…」
「仲間いないのに仲間割れはできんだろ?」
「たしかに……」
やっばい何もわからん!
これがプロヒーローの辛さか…
「あーめんどくせぇ!!!こんなもんここにいる3人しかいねぇだろうが!!自白させちまえば話はつくだろうが!!!」
「爆豪!ここで問題起こしたらお前が捕獲されるぞ!」
「ぐっ…ぬぁぁああああ!!!」
やばい爆豪ブチギレそう!!!
「ここにいる敵…何ですぐに逃げなかったんだろう…」
麗日がボソッと言う
「え?そりゃー警察に囲まれたからだろ?」
「おかしいのはその点だよ、さっさと逃げれば良かったのに…」
「思ったより早く警察来たんだろうが!!」
「店の中にいる人達を瞬時に拘束できるくらい早い敵だ…たしかに警察が来る前に逃げれそうだが…」
「わざわざ立てこもる必要なんてねぇよな」
んー謎解きは嫌いなんだよな…
ちょっと待てよ?
「俺犯人はわかった!」
みんなが俺を見る
「犯人は…ここで倒れてる敵!!」
「何当たり前のこと言ってんだ!!!」
「こいつは誰かにやられたんじゃなく自分で死んだんだよ、普通に考えてみろ、縛られたまま刺すとか無理だろ?かといって縄解いて刺しに行けば犯人ってバレるしよ!」
「でも何でわざわざ自殺?」
「今から説明するぜ!それはな…ミッドナイトがいたから!」
「何でそこでミッドナイトが?」
「いい質問だ!緑谷!普通宝石貰えばすぐに逃げるだろ?なのにこの犯人はわざわざ最後に来たミッドナイトを縛ったんだぜ?そんな無駄なことするか?俺が敵ならミッドナイトを払いのけて逃げる」
「てことは…ミッドナイトと敵はグル!?」
「惜しいな麗日!ミッドナイトは敵と知り会いでしかもミッドナイトはこいつが悪事を行なっていることを知ってたんだ!こいつが宝石強盗しているのを見てミッドナイトは…」
「警察に通報して敵を止めに入ったの?」
「そう!その通り!!だけど敵は止まらずにミッドナイトを縛り上げ逃げるタイミングを失ったんだ」
「でも何でわざわざミッドナイトがそんなことを知る必要がある?」
「敵を愛していたんだよ、ミッドナイトが何回も説得しても止まらなかった…だから警察呼んで捕まえてもらおうとしたのさ」
「それおかしくねぇか?敵を愛してるのにミッドナイトが殺す理由は…」
「だから最初に言ったろ?自殺だって、敵は自分たちの関係がバレたらミッドナイトの人生は影に隠れる、そうなるくらいなら自分が死んで口封じしようとね、それでミッドナイトはそれに気づき知らないふりをしていたのさ」
「そんな…」
「悲しいわ…ミッドナイトは愛するがゆえに敵を救おうとして…」
「そして敵も……」
「それがこんな結末になるとは…皮肉すぎるな…」
「これが…宝石店敵襲撃事件の真相……」
これは悲しいな…くっ…泣いてねぇ!目に埃が入ったのさ!
「よし!そこまでだ!」
「あー!楽しかった!!!」
(((切り替えはえぇ!!!)))
「3人とも、お疲れ様でした、もう帰ってもらって結構です」
「俺の演技どうだった?」
「少し過剰では…?」
ここで1回目の特別講習が終わり相澤先生のお話を聞くタイム
「みんな、お疲れさん。音原、お前の推理は事前にこちらで用意したものと同じだ…情報の少ない中よくここまで導き出せたな」
「音原くん!相澤先生が褒めてくれたよ!!」
「すごいね!!」
「いやーそれほどでも!!ケケケケッ!」
「だが!大事な点を見落としている…よってこの特別講習は…0点だ」
「えぇ!?なんで!!!?」
「下見てみろ」
下?下って…あれ!?
「ヴィ、敵の死体がねぇ!!!?」
俺たちは急いで外に出るとピンピンしたオールマイトが全力ダッシュして逃げているのを眺めていた
「HAHAHAHAHA!自由に向けて逃避行さ!!」
「「「「生きてる!!?」」」」
「めっちゃピンピンしてるよ!!!」
「敵を死んでいると思いこみ、放置したのが君たちが0点の理由、今日の特別講習はここまで」
「まてよ…ならば敵は逃げるタイミングを死んだふりしてまってたのか!?」
「愛なんて…ねぇじゃねぇかよ!!!!!」
爆豪の雄叫びがジュエリーショップの壁に響きどんどんと亀裂が広がっていく
「あ!崩れる!!!」
「「「うわぁぁぁあああ!!!」」」
「散々じゃねぇか…やっと家だ……」
俺はふらふらになりながらも家に到着し寝ようとしていた
「音原少年の家に〜!私が来たっ!!!!」
「うぉ!?オールマイト!?何してんの!?」
「いやー!実を言うとね!私の知り合いにi・アイランドのエキスポに来ないかと誘われてね!緑谷少年と音原少年を連れて行こうと思って!」
「おぉ!i・アイランド!!」
「もちろん!遊びに行くわけじゃないぞ?将来のためのお勉強も兼ねて行くのさ!」
「もちろん行きますよ!!で!いつ行くんすか!?」
「今」
「ファッ!?!?」
「さぁ急げ音原少年!!このあと緑谷少年の家も行かないといけないんだ!!」
「あぁ!わかりました急いで準備して来ます!!」
こうして俺は速攻で準備し緑谷の家に向かい緑谷を連れて来たあとi・アイランドへ向かう飛行機に乗り込んだ
映画のお話と書こうと思っていたので繋がれるお話が出てくれて嬉しかったです!
次からは本編を少しお休みして特別編のi・アイランド編を投稿して行きます
それとヴェノムですがしばらくお休みします