轟音響かすヒーローになりたくて   作:鉄仮面さん

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遅れました…不定期更新になってますね…なるべく土日には上がるようにします!




死穢八斎會編
41話 後期始業式!校長の言葉!!


「はぁ!?お前ら昨日喧嘩して謹慎処分!?」

 

「バカじゃん!!」

「ナンセンス!」

「バカかよ!」

「骨頂」

 

みんなが驚きの声をあげ騒いでいる

 

「えぇ!それ仲直りしたの?」

 

「仲直り…って言うのも…うーん…」

 

「てことはこの後の始業式は…?」

 

「でれない…」

 

「よく謹慎で済んだものだな!全く何をやっているんだい緑谷くん!」

 

「ごめん…」

 

「おい!お前らいくぞー!」

 

玄関のドアを開け切島が叫び出て行く

 

「じゃ!掃除よろしくなー!」

 

「ぐぬぬぬ!」

 

 

 

 

「皆いいか!列は乱さず迅速に!!グラウンドに向かうんだ!」

 

「いや、オメーが乱れてるよ」

 

「委員長のジレンマ!」

 

あいつは真面目すぎるなぁ…ど真面目…いや超真面目?どっちでもいいか

 

 

「あ、そうだ…俺さ、てっきり始業式無しで普通に授業すると思ってたわ」

 

「あ、私もそれ思ってた!相澤先生のことやし今回も何かするんかと思ってた」

 

「まぁ4月とはあまりに事情が違うしね」

 

俺たちが喋りながら下駄箱に向かうとそこにはB組がいた

 

「聞いたよーA組ィイ!」

 

あーめんどくさい奴が来たよ…

 

「2名!それら仮免落ちが2名も出たんだってぇえええ!!?」

 

「B組組 物間!相変わらず気が触れてやがる!」

 

「さてはまたお前だけ落ちたな!」

 

「ハッハッハッハ!!」

 

物間は高笑いすると後ろを振り向き静かになる

こいつ情緒不安定かよ

 

「こちとら全員合格、水が空いたねA組」

 

「競ってねぇから退いて?」

 

「おや?負けたのが悔しくて逃げるのかい?」

 

「いや?俺の目にお前映ってねぇよ?アウトオブ眼中、あとさ前々から思ってたけどお前のせいでB組の価値落ちてんのよ、お前が子供っぽいだから周りの奴らまで被害出てんのわかる?あとお前が引き留めたせいで後ろ詰まってるから、かっこ悪りぃって思われてるぞきっと…」

 

俺は響香に頭を殴られ止められる

 

「落ち着け」

 

「ケケケケッ!思ったことは吐かねぇとな」

 

物間はしばらく固まってまた後ろで何か騒いでいたがA組全員でスルー

 

「おーい、後ろ詰まってんだけど」

 

「す、すみません!さぁさぁ皆!私語は慎むんだ!迷惑がかかっているぞ!!」

 

「かっこ悪りぃとこ見せてくれるなよ」

 

ほーら言われた

 

「ってあれ?お前ゴツくなったな!心操!!」

 

「私語は慎むんじゃないのか?」

 

「なら後で普通科会いにいくわ!」

 

「来なくていい…」

 

俺は体育祭の後何度か心操と会っていた

まぁそんな多くではないけどたまに遊ぶ程度って感じ?

 

 

 

 

「やぁ!皆んな大好き小型ほ乳類の校長さ!」

 

相変わらずネズミ…あっミッ○ーマウス?

 

「最近は私の自慢の毛質が低下してしまってね!ケアにも一苦労なのさ!これは人間にも言えることさ!生活習慣の乱れが最も毛に悪いのさ!みんな毛並みに気を使う際は睡眠を大事にするといいよ!」

 

恐ろしく長くどうでもいい話だ…これいつまで続くんだ?

 

「生活習慣が乱れたのは皆もご存知の通り、この夏休みで起きた"事件"に起因しているのさ…オールマイトという柱がなくなり、大人しくしていた悪が暴れ始めてきている…これから社会には大きな困難が待ち受けているだろう…特にヒーローか諸君にとっては顕著に表れる。2・3年生の多くが取り組んでいる校外活動もこれまで以上に危機意識を持って考える必要がある」

 

ヒーローインターン……なんだろ…それ

校外活動ってことは職場体験のレベル上がった感じか?

 

「暗い話はどうしたって重い空気になるね、けれどその重い空気をどうにかしようと大人達は頑張っているだ、君たちには是非ともその頑張りを受け継ぎ発展させられる人材になってほしい……経営科もサポート科も普通科もヒーロー科も、皆社会の後継者であることを忘れないでくれたまえ!」

 

おぉ……どうでもいい話から為になる素晴らしい話に…それに短くまとまってた……

 

 

 

 

 

 

「じゃあまぁ…今日から普段通り授業を続けて…」

 

「せんせー!ヒーローインターンについて教えてください!!」

 

「……はぁ…後日言うつもりだったが先に行った方が合理的か…平たく言うと"郊外でのヒーロー活動"以前行った職場体験の本格版だ」

 

「はぁ〜…そんな制度があるんか…」

 

「って!体育祭の頑張りはなんだったんですかぁ!?」

 

「確かにインターンがあるなら体育祭でスカウトがなくてもいいしな」

 

「ヒーローインターンは体育祭で受けた指名をコネクションして使うんだ、これは授業の一環ではなく生徒の任意で行う活動だ…むしろ体育祭で指名がこなかった者は活動自体が難しいんだ」

 

「なるほど…俺は指名多いし大丈夫ってことだな!」

 

「元々は事務所が募集する形だったが雄英生徒引き入れの為にいざこざが多発しこのような形になったんだ、わかったら座れ」

 

「はやとちりしてすいませんでした…」

 

「仮免を取得しより本格的・長期的にヒーロー活動に加担できる…けど一年生での仮免取得はあまり例がないし敵の活性化も相まってお前らの参加は慎重に考えてるのが現状だ」

 

まぁ…安全をとったら参加させないにいくよな…

 

「体験など含め後日ちゃんと説明する、こっちにも都合があるからな、じゃマイク待たせて悪かったな」

 

「1限は…英語だ!!すなわち俺の時間!!久々登場俺の登場待ったかブラ!今日は詰めてくぜ!上がってけー!!」

 

うっさ…久しぶりに聞いたら耳痛くなるよこれ……

 

 

 

 

 

 

「うふぁ…疲れだぁ…」

 

「ずっと座って書いているだけだろう何が疲れる」

 

「頭使ってんだよ頭!…俺もう寝ようかな……」

 

「ちゃんと風呂に入り飯を食べろ」

 

「わーってるよ…あ!将軍!緑谷達掃除してた?」

 

「黙って掃除していたぞ、それよりステカセキングよ」

 

「何?」

 

「特訓をするぞ」

 

「おー…オン!?」

 

と、特訓!?

 

「貴様が私の力を使えるようにするための特訓だ」

 

「そう行って乗っとるつもりだろ?」

 

「チッ…」

 

「おい!思いっきり舌打ちしただろ今!」

 

「……さっさとTDLにこい」

 

「無視しやがったな!?テメェこの野郎!!」

 

やっと終わったと思ったのに…

地獄の特訓は再び幕をあげた

 




ワンズジャスティス…ついにシュートスタイル!遠距離がなくなりましたがとても楽しい…!!


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