サブタイトルが「part○」のようになってれば話が繋がってると思ってください。
色々あって、大学を出てすぐ俺は雪乃と結婚した。
その生活はとても充実していて理想的すぎる形だった。
専業主夫を希望していたが、バイトの経験などから自分で働くことも大切だと改心し、雪乃に専業主婦を任せている。
最初の一年は雪乃と過ごす時を多くするため、
仕事は早めに終わらして二人で過ごす時間をつくった。
でも二年目になり仕事な慣れてきた勢いだろうか。
仕事に熱が入ってしまうことが多々あり、一年目とは
まるで違う生活だった。
仕事に熱が入る分、収入や上司の人達からの評価も上がり勢いに乗っていた。
…
…
…
LINE 八幡
『夕ご飯いる?』
『すまん。今日も上司の人達とたべる。』
『わかったわ。』
(今日も八幡と夕食食べれないのね...)
最近、八幡はとても忙しそうにしている。
帰ってきて見る表情は、それはそれはとても疲れている顔。
結婚して一年目はとても充実してたというのに...
でも生活のためにはと自分に聞かせ、毎日気持ちを抑えて家事をする。
...
...
「ただいま」ハァ
「おかえり八幡。今日も遅かったわね...」
「最近忙しくてな。ご飯あるか?」
「ええ...温め直すわ...」
何気ない会話だけれど、続かない会話。
もっと八幡と喋りたい...笑顔になりたい...
でも八幡の疲れてる顔を見ると、気を使ってしまう...
最近は疲れからか、八幡はすぐ寝てしまうし...
(私たちって本当に夫婦なのかしら...)
こんな事まで思ってしまうほど、少しずつ私の心はボロボロになりかけていった.....
「じゃあ行ってくる。あと、今日も少し遅くなりそうだ。」
「わかったわ...行ってらっしゃい...」
「ああ。」ガチャリ
毎日八幡を見送ることが辛くなってきた...
プルルルルル
「あら、誰かしら。」
ガチャ
「もしもし」
『あ、雪乃ちゃん?久しぶり〜』
「ええ...久しぶり...」
『どうしたの?元気なさそうだけど...』
「何でもないわ。で、要件は?」
『いや〜最近声聞いてなかったからさ〜それで電話しただけだよ♪』
「そう。なら切るわよ。」
『え〜つまんないなぁ〜』
「鬱陶しいわよ。じゃあまたね。」
ガチャリ
「はぁ。疲れる...」
今日もいつもどうり家事をこなす。
はずだったのだけれど今日はろくに力が入らない。
立つのに一苦労してしまうほど身体がだるい。
「少し寝れば良くなるかしら...」
私は睡眠をとった。
...
...
...
起きればもう午後の4時だった。
まだ身体にだるさがある。
「そう言えば何時くらいに帰ってくるか聞かないと。」
『今日は何時くらいに帰ってくる?』
『今日も10時くらいになりそうだ。』
『わかったわ...』
「買い物にでもいって、少しでも気分を変えましょうか。」
そう言って私は買い物に出た。
...
...
「今日は八幡の好物のハンバーグにしましょうか。」
テクテク
...
オカイケイハ.....
アリガトウゴザイマシタ-...
「ただいま...って言っても誰もいないのよね...」
そして夕食の支度を始める。
作り終えて、いつもどうり1人でたべる。
テーブルにはラップがしてある八幡のハンバーグも。
やり終えてない家事を終わらしてテーブルに座る。
「はぁ.....」
かなり大きなため息をつく...
「なんで、こんなにも変わってしまったのかしら...」ウルウル
「前まではとても楽しい生活をしてたのに...」
「理想的で、私も八幡も望んでいた生活だったのに...」
ポロポロ
今までのことを振り返ると自然と涙が出てきてしまう。
「もしかして、八幡は私に飽きてしまったのかしら...」
「だから仕事を優先してしまってる...」
ネガティブな考えが頭の中をよぎる。
「もう.....こんなのいやよ...」ポロポロ
急に目眩がする。
そして床にそのまま横たわって気絶してしまった。
「ただいまーすまん今日も遅くなっちまって。」
「あれ?返事がない...」
少し早足でリビングに言った。
「おい...雪乃...?しっかりしろ!!」
「おい!起きろ!雪乃!!!」
何を言っても反応がない。
ピーポーピーポー
「雪乃は大丈夫なんですか!?」
「命に別状はありません。適応障害というものです。」
「適応障害?」
「はい。ストレスを我慢したり、耐え続けたりしてしまうとら重症化してうつ病などの深刻な疾患を発症してしまうことがあります。」
「そんなに重いものなんですか...」
「そばに居てあげては?」
「そうですね...失礼します...」
「雪乃ちゃん!!大丈夫!?」
「陽乃さん...」
「比企谷くん。どういうこと!?」
「医師の人からすると適応障害というものらしいです...」
「あれ.....姉さん?」
「雪乃ちゃん!!」
「八幡も...」
「大丈夫か雪乃!?」
「ねえ八幡...私、もう生きるのが辛い...」
「何言ってんだよ雪乃!!」
「死にたい...」
「...」
「ごめんね雪乃ちゃん。ちょっと比企谷くんと話さしてもらうよ。」
「ついてきなさい。」
「...はい」
...
...
「改めて聞くけど、どういうことかな?」
「...多分、俺が毎日仕事で遅く帰ってきて、雪乃に構ってやれてなかった...」
「比企谷くんがこんな最低な人間とは思わなかったよ...」
「結婚する挨拶しに行った時は、とても本気で両親に訴えかけてたのに...」
「だから雪乃ちゃんを任せても安心出来たのに...」ポロポロ
「本当にすいませんでした...」┏○┓
俺は土下座した。誠心誠意謝った。
「私に謝ったって仕方ないでしょ。雪乃ちゃんにその誠意を見せてきなさいよ!!」
「わかりました。迷惑かけて本当に申し訳ありませんでした!」
俺は走って雪乃のいる病室に行く。
「雪乃!!!」
「...八幡...」
「ごめん。本当にごめん。俺、お前の心境に気づいてやれなかった...」ポロポロ
「...」
「お前にこんなに負担かけてるの気づいてやれなかった」ポロポロ
「もう一回やり直させてくれ!もうこの仕事はやめる!お前との時間を大切にする!!だから...だから...頼む...」ポロポロ
「八幡.....」ポロポロ
...
...
俺はあのあと雪乃が安定するまでそばに寄り添った。
もうこんな過ちは犯さない。俺は決めた。
しっかりこれからにも向き合って、二人で幸せになるんだ。
「おとーさん!!遊ぼーー」
「いいぞ!たくさん遊ぼうな」ヨシヨシ
「二人とも今日はごちそう作るから早めに帰ってきなさいよ〜」
「ああ。分かった!」
「ふふっ♪」
今はとても幸せだ。子供もできてまた理想的な環境が戻ってきた。
これからも娘と雪乃の三人で楽しい毎日を送ろうと思う...
もしかしたら増えるかもしれないけどな...
書いてると時間が経つのは早いですね〜