初日を終えてからは早かった、他にやれることもなく、異性ばかりの環境であるため精神的疲労は大きく基本的に授業をこなして終業後予習をして泥のように寝るそんな一週間を送った頃
「ふむ、皆も随分と学園に馴染んできたようで安心したぞ。
では、そろそろクラス代表を決めるとしようか」
また姉上が無論知って居ようと言わんばかりに言い出した
「ちっふーせんせー、クラス代表って何をやるんですか?」
「直近だとクラス対抗戦への出場だな。次そのふざけた呼び方をしたら腕の骨を倍にするぞ」
「Oh...姉上怖い
どう考えてもクラス代表ファイターじゃないっすか」
「学級委員長としての仕事もある」
「正直、(やりたく)無いです。代表ファイターって時点で専用機持ち一択じゃ無いですか(擦りつけ)」
「果たしてそうかな?ほうら、自薦他薦は問わんぞ。無駄な時間が惜しい、任せられると思う奴の名前を挙げるがいい誰にも推薦されない奴は単純に知名度が低いからだと知れ」
「はーい、私織斑くんを推薦します」
「ファ!?」
「ちょっとお待ちなさい、なんで真っ先にその男の名前がっ‼︎」
「え、だってセッシーのことよく知らないし」
「せ、セッシーって貴女」
「織斑くんはみんなが見ててなんとなくどんな人か分かってきたし、クラス対抗戦でも頑張ってくれそう」
「あ、でも2組の彼女さんに悪いかなー」
あれ?
「あれ?篠ノ之さんとじゃ無いの?」
おっと心の声と重なったかと思ったら違ったかー
「ふむ、その質問に答えてやろう。両者ともに幼馴染以上恋人未満だな。そこの馬鹿は馬鹿に見えて以外と考えていて少なくとも学園にいる間は恋人未満だろう
相手が猛攻に出なければな」
何を勝手なことを
「保身的かと思えばいろいろと抜けている。まだまだ誰にでもチャンスがあるからな篠ノ之、お前も油断するなよ」
「待ってください教師織斑、それではまるで「お前を競売にかけているだけだが?」ちょっと何を言っているかわからないです」
急に弟を競りに出す姉、何を考えているんだ。
「話を戻すぞ、先程言ったように推薦されないのはこのクラス内での知名度、信頼が足りていないからだ。
一週間は互いがどんな人物かを確認させる期間でもあったわけだ。
所詮第一印象で大体が決まるのだ、全員と話すのに必要そうな時間は取ってやったぞ。
これで指名されなかったのは当人のアピール不足だな。
分かったなら推薦は諦めて自薦タイムといこうか」
「くっ」
プライドが許さないのだろうか悩む様な苦しむ様な呻き声が聞こえてくる
クラスが静寂に支配された
だが数秒で突然机を両手で叩いて立ち上がる音で動き出す
「決闘ですわ!」
すまない、訳がわからん
「ほう、ご指名だぞ織斑」
「オレェ!?」
「真面目に前を向いているのも良いがこの状況だとまるで“あなたに興味無いんで”と言っている様なものだぞ」
しまった‼
「オルコット、お前が売った喧嘩高く買ってくれるようだぞ」
「ちょいま「というわけで来週の月曜放課後に第3アリーナで試合を行うこととする」待ってよぉ…」
「織斑先生、セッシーは専用機持ってるんですけど織斑くんは学校の借りれるんですか?」
「あー言いづらいのだが織斑には専用機が用意される、とびっきりの厄ネタだがな」
「姉に連絡を入れたのですか⁉︎」
「いや、向こうから連絡を入れてきた“とびっきり”を用意するってな」
「---ああ…非情にも心当たりがありますねぇ」
無ければよかったのにと心の中で付け足す
㊙設計図だなあの人が盗って行ったあれから何かを出してくるかもしれない
「と言うわけで来週の月曜、放課後に第5アリーナで模擬戦として行う事とする」
放課後になり直ぐに親友に連絡をするが繋がらない
むしろ嫌な予感を確定させていた
「もっしもーし、残念だけどダンくんは今束さんが借りてるから出られないよー」
「おい」
「ちなみにこれは留守電だよー、要件は来週の火曜日か水曜日くらいによろしくー」
「ファック、どう考えても時期が被ってんじゃねえか」
なら数馬だ
「どもどもー残念だけどカズくんは貰っちゃったよー
再来週にまた連絡し直してねー
あ、でもでももしかしたら半年ぐらい新婚旅行に行ってくるかもー」
貰うってそっちかよ!?
数馬の年齢的にダメな奴だろ
「なんか目を見て声を聞いた途端にビビッと来たんだよ
なんだか今度こそは1人に背負わせないって感じの使命感と愛しさと甘やかして
だから仕方ないよねいっくん」
うーん、ロストグラウンドォゥ
そんな前世は要らなかったなー
いや束さんも丸くなるから有りか、有りだな
んん?おやぁ、そういえばことごとく電話を掛ける事が先読みされているぞ、嫌な予感がすっごいする
ピロリン
おや何処からかメールが
ブッフォォォォ!!
添付された写真には
メチャクチャ肌と髪質が良くなって薄っすらと化粧をしていつものエプロンドレスではなく落ち着いたエレガントなドレスを着て見たことも無いぐらいの見惚れる笑顔の束さんと残念ながら隣の彼女と比較すると非常に見劣りするいつも通りの、おそらく拉致られたばかりの格好の数馬が写っていた
あかん、これ本気も本気で性分が変わるくらいに恋愛してらっしゃる
あ、この撮影の構図は弾だな
拉致られた挙句に最初の仕事が地球をバックにした記念撮影かー
大変だなーあいつも………ん?地球をバックに?
あっ