魔破竜人リントヴルム 第2部 作:魔破竜人リントヴルム製作委員会
紅鬼「もうすぐ脱出できるべ。姐御、頑張ってくれ!」
ヴァネッサ「すまないな、紅鬼。肩を貸してもらわないと歩けないとは私は情けない…」
ヴィヴィル「止まって、みんな!出口に何かいるわ!」
そこにいたのはヴァネッサを追ってやってきたネオ・キマイラ「ガネシュリケン」だった。
ガネシュリケン「さあ、大人しくヴァネッサをこちらに渡せ。」
しかし、もちろん満場一致で拒否である。ガネシュリケンはヴァネッサを力強くで拉致しようと襲いかかる。だが、それに割り込むかのように九頭龍博士が電子レーザーキャノンをガネシュリケンに撃つ。しかし、ガネシュリケンに簡単にかわされてしまう。だが、美沙子が外れたレーザーを超能力で曲げてガネシュリケンの背中にぶつけた。さすがのガネシュリケンもダメージを受けて後ずさる。
ガネシュリケン「おのれ、虫ケラが!私をコケにするとどうなるか教えてやろう!」
ガネシュリケンはPhase Blackになり、強化され巨大化した手裏剣を次々に飛ばしてきた。ヴィヴィルのバリアだけでは防ぎ切れず、美沙子を庇った九頭龍博士が足を負傷してしまった。だが、ここで安全な場所にヴァネッサを避難させてきた紅鬼がオーガアックスとなって応戦。しかし、手負いのオーガアックス1人ではガネシュリケンを止めることはできなかった。ついにガネシュリケンはオーガアックスに土を付け、とどめを刺そうとした…その時だった。
蒼鬼「待たせたな!足止めご苦労さんだ、紅鬼!」
オーガランスが破壊工作を終えて戻ってきたのであった。オーガランスは槍を伸ばして、ガネシュリケンの膝を貫いた。足がもつれたガネシュリケンが倒れて無防備になった瞬間にオーガランスが「今だ!リントヴルム!」と合図を送る。
宗麟「ドラグーンライトニングブレイク!」
ファフニールから通常フォームに戻ったリントヴルムが工場の屋根の上から急降下し、ドラグーンライトニングブレイクをガネシュリケンに直撃させた。さらにオーガアックスが駄目押しに斧をブーメランのように回転させてガネシュリケンを斬り裂いた。そのままガネシュリケンは爆散し、金木沢専務に姿が戻ったものの、彼は息を引き取っていた。
一方その頃、工場地帯の中心部ではエラクレル帝国大臣のバイラノスが部下から報告を受けていた。
バイラノス「何?金木沢が死んだ?まあいい。奴は命令違反を犯したのだ。当然の報いだろう。それより、早くここから引き上げるとしよう。もう欲しい情報は十分に手に入った。」
バイラノスは部下の用意した車に乗り込むと煉光財閥のトラックに乗って工場地帯を後にした。
そして、宗麟達はヴァネッサの様子を見に行く。彼女はどうやらリントヴルムとの戦いの傷が癒えてきたようである。
宗麟「ヴァネッサ。あんたの敵も煉光財閥なんだろ?だったら、俺達で力を合わせて戦わないか?」
ヴァネッサ「いいだろう。お前は私に勝ったんだ。ここは素直に負けを認める。まだ煉光財閥には謎が多いから、それなりの人手も必要だ。ただし…!私は今度こそリントヴルムに勝つからな!次はどれだけネオ・キマイラを倒したかで勝負だ!」
負けず嫌いなところは先代のリンドレイク、夜刀 辰弘と似ているようだ。宗麟とヴァネッサがこれで手を組むことになったが、ヴィヴィルは訝しげな顔でヴァネッサを見つめる。
ヴィヴィル(でも、どうして私達がNightmare matterを巡って決闘することが煉光財閥に筒抜けだったのかしら…?まさか…!煉光財閥のスパイがいる…!?)
(続く)