魔破竜人リントヴルム 第2部   作:魔破竜人リントヴルム製作委員会

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聖槍!白銀鏡の騎士(前編)の結末

ボロボロなコートに身を包み、眼帯を付けた傷だらけの顔になってしまった織田川。実はあの後、Infernoの総統から用済みと判断され、軍用ヘリから爆撃されたものの、かろうじて生きていた。しかし、爆発に吹き飛ばされて海に投げ出された織田川はそのまま無人島に漂流し、数日間そこで彷徨っていた。さらに爆発の衝撃で片目を失明してしまっていたのである。織田川は宗麟達が住む街に舞い戻ったが、その心は怨讐に染まっていた。憂さ晴らしに絡んできた不良を返り討ちにし、持ち物を根こそぎ奪い取ってやったが、それでも気は晴れない。

 

織田川「リントヴルム…奴のせいで俺は警察を免職されたどころか、家族とも縁を切られてしまった…もう俺には失う物は何もない…ならば奴を嬲り殺してやるしかない!」

 

明らかに逆恨み以外のなにものでもないが、そこへ人影が忍び寄る。

 

バイラノス「いいね、その復讐心。しかも、相手がリントヴルムと来た。どうだい?私がリントヴルムを始末するプランニングをしてあげようか?」

織田川「あんたは…まさか!煉光財閥の関係者か!間違いない。その服に付けた社章が何よりの証だ。確か煉光財閥はリントヴルムを敵視しているのだろう?その噂は聞いている。」

バイラノス「話が早くて助かるよ。では、私の話を聞いてくれ。首尾よく行けば一生遊んで暮らせる報酬もお支払いしよう。」

 

 

翌日。九頭龍博士と宗麟とヴィヴィルとクシナの4人は九頭龍博士の知り合いの『真戸野博士』の研究発表会に来ていた。真戸野博士が試作したのは『ヒエロニムスマシン』という物であり、物質から放射される光学的特性と電気的特性を併せ持つエネルギーを測定、放射することにより、遠隔的に人や動物、植物の病気の診断や治療、害虫駆除などを行う装置であった。しかし、九頭龍博士はこの装置の開発には反対していた。確かに少量のエネルギーの照射ならガン細胞や病原菌、害虫を消滅させることができるが、最大出力で照射すれば人間を消滅させてしまう。だから、殺人に使われる恐れがあるからやめるんだという意見をこの研究発表会で言うつもりであった。

 

織田川「待て!そのヒエロニムスマシンは俺がいただこう。さあ、大人しく寄越せ!」

 

そこへ、警備員を拳銃で射殺した織田川が乱入してきた。しかも、左腕にはガントレットを装着している。

 

宗麟「お前、生きていたのか!?しかもそれは…ネオ・キマイラの変身アイテムか!」

織田川「久しぶりだな、龍崎宗麟。さあ、まずは貴様を片付けてその後ゆっくりヒエロニムスマシンをいただくとしよう。」

 

「『アンドロマリウス』!『ドリル』!Docking!Phase RED!『アンドリルウス』!」

 

織田川はネオ・キマイラ、「アンドリルウス」に変身して周りの報道陣や研究員を次々に殺傷する。宗麟はリントヴルムに変身し、これを止めに入った。最初は強力なドリルの威力に苦戦を強いられるが、九頭龍博士のレーザーキャノンの援護射撃により形成逆転。リントヴルムはバハムートフォームにチェンジし、必殺技のドラグーンブレイブブラスターを放とうとするが…

 

織田川「おのれリントヴルム!ならばこれを食らって消えろ!」

 

アンドリルウスは真戸野博士を押し退けてヒエロニムスマシンを起動し、エネルギーを最大出力まで上げた。だが、九頭龍博士はそれは想定済みであり、あらかじめ「ヒエロニムスマシンのエネルギーを相殺する装置」を会場に持って来ていた。織田川が発射したヒエロニムスマシンのエネルギー波と九頭龍博士が発射したそれを相殺するエネルギー波がぶつかる。すると、突然予想外の事態が起きた。何とエネルギー波がぶつかり合っている空間が歪み出し、その歪みから黒く禍々しい粒子が噴き出す。そして、それがアンドリルウスに吸収されたのだ。アンドリルウスはその粒子を浴びて苦しみ出した。そして、声にならない悲鳴で悶えながら跳躍。そのまま会場から姿を消してしまった。

 

宗麟「織田川が逃げたぞ!追わないと…」

博士「いや、待て。まずはここで被害に遭った人々の保護が優先だ。」

クシナ「ついでにヒエロニムスマシンも九頭龍研究所に移送しましょうか。しかし、博士…さっきの空間の歪みは…」

博士「ああ、にわかには信じがたい話だが…おそらく何らかの力で『この世界とは別の世界』と繋がってしまったのかもしれない…」

 

やがて、謎の空間は歪みどんどん閉じていく。だが、その空間の歪みから一瞬だけ銀色に輝く騎士のような姿が見えたのを宗麟は見逃さなかった。

 

宗麟(あれは何だ…?まさか、異世界の…?)

 

(後編へ続く)

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