魔破竜人リントヴルム 第2部 作:魔破竜人リントヴルム製作委員会
美沙子のよく行く公園ではあるロックバンドがライブをよくやっていた。そして、美沙子は毎回ライブに来ていた。毎回ライブに来てくれる美沙子に惹かれていったベースのユウタは美沙子に「来週、オーディションを受ける。もしオーディションに受かったら俺と付き合ってくれないか?」と告白された。とりあえず、返事を保留にした美沙子は宗麟達に相談する。
宗麟「うーむ、俺は恋愛は良くわからんな…」
ヴァネッサ「私もだ。」
紅鬼「美沙子ちゃんは可愛いからこうなるのも当然だべなぁ…しかし、オラの美沙子ちゃんを狙うとかその男ぶっ殺して…」
蒼鬼「それより美沙子が危ないから紅鬼をぶっ殺すか…」
なかなか思うような答えが出ない美沙子はヴィヴィルにも聞いてみた。すると、ヴィヴィルは「オーディションの前日に応援してあげたらどうか」と提案されたため、応援に行くことにした。
しかし、オーディション前日に美沙子はいつもの公園に行こうとした時、突然知らない少女にいちゃもんを付けられ公園から追い出されてしまった。どうやらその女性は華那と言い、ユウタの幼馴染であり、昔からユウタのことが好きだったため、ユウタが惚れている美沙子を目の敵にしていたのであった。モヤモヤしながら帰路に着く美沙子はちょっと仕返しにテレキネシスで華那を道端で転ばせてやった。
やがてオーディション当日。ユウタのバンドは結果は惜しくも落選だったがある音楽プロデューサーの目に留まり、スカウトされることになった。しかし、デビューできるのはボーカルとギターだけだったため、ベースのユウタはいらないと言われてしまった。しかし、ユウタは悔しさを堪えてバンド解散を進言。ボーカルとギターを送り出したのだった。しかし、その一部始終を知った華那は親の伝手を使って煉光財閥から入手したガントレットを使い、ネオ・キマイラ『チュパンジャラム』に変身し、ユウタを認めなかった芸能事務所を破壊し始め、さらにプロデューサーの首筋に噛みつき吸血。プロデューサーを昏睡状態にしてしまった。その破壊活動を目撃した美沙子は陰に隠れてチュパンジャラムを超能力で押さえつけるが、美沙子の体力的に長くは保たなかった。しかも、最悪なことにチュパンジャラムに美沙子の存在がバレてしまい、美沙子は疲労困憊の状態でチュパンジャラムに追い回される。逃げ回りながら美沙子は最後の力を振り絞り、テレパシーを飛ばした。
美沙子(助けて…リントヴルム…!)
そのテレパシーを受けた宗麟はヴィヴィルと共にすぐに研究所を飛び出して現場へ急行。そこにいたのはチュパンジャラムに行き止まりに追い詰められた美沙子だった。宗麟はリントヴルムに変身し、チュパンジャラムに摑みかかる。ヴィヴィルは美沙子をバリアで庇い事なきを得た。だが、チュパンジャラムも負けじとベンチや鉄骨、さらには近くに止めてあった自動車までもを丸めて投げ飛ばしてきた。リントヴルムはセイリュウフォームにチェンジし、素早いフットワークで攻撃をかわすと必殺技の「ドラグーンフリズアタック」を繰り出す。しかし、威力が不充分だったのかチュパンジャラムに弾き返されてしまった。今度はパワーに秀でるファフニールフォームにチェンジし、飛んでくる物を鎧で弾きながら突進。必殺技の「ドラグーンバーストスラッシュ」で大ダメージを与えた。あまりのダメージに変身解除した華那。そこへ騒ぎを聞きつけたユウタがやってきた。
ユウタ「華那…お前何でこんなことを…」
華那「私は…ユウタのこと小さい頃からずっと応援してたのに…気づいてもらえなかったのが寂しかった。だからそれが悲しくて、悔しくて…」
ユウタ「そうか…ごめんな。一番俺を応援してくれてたのは華那だったんだな。すまないと思う。お前の気持ちに気づいてやれなくて…」
ユウタはそっと泣き崩れている華那に寄り添う。美沙子は華那の心をテレパスで読み、「ユウタのことはもう許してるから…あとは華那さんの気持ちに応えてあげて」と助言する。ユウタは美沙子のことは諦めると言い、助言の通り、華那の思いを聞いてあげた。そして、2人は晴れて付き合うことになったのであった。
美沙子「ごめんなさいね、ユウタ君。私にはもう好きな人がいるの。その人は勇敢で、いつも何かを守るために頑張ってる姿がとてもカッコいいのよ。」
そう言った美沙子の目線の先には宗麟とヴィヴィルが立っていた。
宗麟「しかし、こんな一般人にまでネオ・キマイラの力が出回ることがあるなんてな…」
ヴィヴィル「ええ。より一層の警戒が必要ね。」
(続く)
『美沙子のその後』(苦手な人は閲覧注意)
ユウタの一件から翌日。自身の携帯の待ち受けを見て微笑む美沙子がいた。
美沙子「うふふ、私。こんなに人を好きになったこと初めてかも。」
その待ち受けには…美沙子とヴィヴィルのツーショット写真が表示されていた。
まさかのキマシタワーなのか、それとも友情として好きなのか…それは美沙子のみぞ知る。
解説というか余談:美沙子は自分の好きな人を「勇敢でいつも何かを守るために頑張ってる人」と言っていたが、確かにリントヴルムと時には一緒に敵に立ち向かい、バリアを使って仲間を守るところはヴィヴィルにも通ずる。宗麟だと思った方、残念だったな(笑)