魔破竜人リントヴルム 第2部   作:魔破竜人リントヴルム製作委員会

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悪夢!舞い戻りしガルトの結末

年末ということもあり、九頭龍研究所では忘年会が開かれていた。と言っても、主催のクシナ以外の研究員は皆、帰省してしまっている。いるのはクシナの他、研究所に住み込みしている宗麟、ヴィヴィル、ヴァネッサ、紅鬼、蒼鬼、そして研究所近くに住んでいる美沙子の7人である。

 

クシナ「皆、料理を食べ終わったら企画の方に行くわよ!全員参加の『王様ゲーム』!」

紅鬼「いよっ!待ってました!」

 

すっかり飲みまくって出来上がっているクシナに呆れ顔の宗麟とヴィヴィルを余所に簡単なルール説明の後にゲームがスタート。最初は…

 

美沙子「私が王様ね。じゃあ、3番が4番に壁ドンする。」

ヴァネッサ「3番は私だ。」

紅鬼「オラが4番…」

 

しかし、紅鬼がそう言い終わらない内にヴァネッサは紅鬼の首根っこを掴み、壁に叩きつけた。

 

紅鬼「痛てあ!姐御、壁ドンってそんな悪役レスラーが使うような技じゃねぇべ!」

ヴァネッサ「何、そうなのか?すまなかった…」

クシナ「つ、次に行きましょうか…」

 

続いて王様になったのはヴァネッサだった。

 

ヴァネッサ「では、1番!」

宗麟「お、俺か。」

ヴァネッサ「明日、研究所の玄関掃除を頼む。」

宗麟「いや、当番決めるゲームでもねぇから!」

 

続いて何と紅鬼が王様になった。

 

紅鬼「やった!オラだべ!2番の人はオラに膝枕をする!誰だ?ヴィヴィルちゃん?美沙子ちゃん?姐御?」

蒼鬼「おい…2番俺なんだが…」

紅鬼「うそーん!?」

 

そして、ついにクシナが王様を引いた。

 

クシナ「やったわ!じゃーあ、5番の人は私とポッキーゲームする!誰?紅鬼くん?蒼鬼くん?この際、宗麟でもいいわね。」

ヴィヴィル「なんで私が5番なのよ…」

クシナ「え?…ええっ!?」

 

結局2人はその場の空気に負けてポッキーゲーム(寸止め)をすることになった。

 

宗麟「百合ネタ多いなこの番組…」

美沙子「はあ、私がポッキーゲームしたかったな…」

蒼鬼「メタ発言と問題発言は自重してくれ…」

 

その時、部屋に九頭龍博士が駆け込んで来た。

 

博士「皆、来てくれ!ついに完成したぞ。日に日に激化するネオ・キマイラとの戦いを乗り切るために私が開発した新たなる戦力…「メカカマック」だ!」

 

それは以前、博士が契約していたゲノム魔獣『パチャカマック』を強化改造してサイボーグ化したものであった。オーガランスと戦い、死亡したパチャカマックを博士の技術で復活させたのだという。早速、広いホールに移動し、起動させようとしたが様子がおかしい。

 

メカカマック「くははは!感謝するぞ、九頭龍真太郎よ。余はリントヴルムに復讐する機会を得た!」

宗麟「その声は…Inferno総統!」

メカカマック「いかにも。余は万が一死亡した時に備え、余が開発したすべてのゲノム魔獣に余の意思をインプットしていたのだ。さあ、リントヴルム!余と戦え!今度こそ貴様に勝つ!」

 

それを聞いたヴァネッサはリンドレイクに変身しようとするが、宗麟に止められる。

 

ヴァネッサ「なぜ止める?奴は敵だぞ!」

宗麟「しかし、あいつは俺との決闘を望んでる。大丈夫だ。俺は総統には負けない。それにあいつに聞きたいこともあるしな。」

 

宗麟はリントヴルムに変身し、メカカマックと対峙する。そして、ついに戦いの火蓋が切られた。序盤はメカカマックの落雷攻撃や吹雪、強風による妨害に苦戦を強いられる。だが、その戦いの最中、リントヴルムはハッと思い出す。相手はオーガランスに槍で心臓を貫かれている…ということは弱点は…

 

宗麟「そうか!胸部が弱点だな!」

 

リントヴルムはバハムートフォームにチェンジし、腹部に渾身のパンチを見舞う。さらにそれに怯んだ隙に必殺技の『ドラグーンブレイブブラスター』で胸部を撃ち抜き、爆破させた。

 

メカカマック「ぐわぁー!くっ、やはり余の身体ではないと勝てぬか…」

 

メカカマックはバラバラになってしまった。ところが、宗麟がメカカマックのバラバラ死体に駆け寄り、頭部を担いで博士に向き直る。

 

宗麟「博士。総統…いや、ガルトに聞きたいことがあります。脳だけでも復元できませんか?」

博士「わかった。胴体を再生させなきゃ大丈夫だろう。待っていろ。」

 

九頭龍博士はメカカマックの頭部のみを復元し、まるで晒し首のようにメカカマックを台に置き、皆で取り囲んだ。すると、メカカマックが目を開けた。

 

メカカマック「くそ。屈辱だな。勝負に負けて、生き恥を晒すとは…」

宗麟「それよりお前に聞きたいことがある。」

ヴァネッサ「ガルト…お前はエラクレル帝国の民だろう。ならば、フェルドナ王国が滅びた後の帝国の現状も知っているはずだ。洗いざらい話してもらおうか。」

メカカマック「よかろう。余は帝国に怨みがある。口を噤んだところで何の価値もない。だが、これを聞いたら貴様らは絶望するかもしれぬがな…」

 

やけにあっさりとヴァネッサの質問に答える姿勢を見せるInferno総統ことデルミエン星人ガルト。彼の口からは一体どのような話が語られるのだろうか。

 

(続く)

 

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