魔破竜人リントヴルム 第2部 作:魔破竜人リントヴルム製作委員会
世界各地で災害が多発する中、ついに東京上空に嵐を纏って出現したバイラノアース。翼から竜巻を発生させ、ビル群を次々となぎ倒していく。そのビルの中には煉光財閥の物もあったが、精神が完全に壊れ、暴走しているバイラノアースはそのような物はもはや眼中にない。
一方の九頭龍研究所は宗麟とヴィヴィルをGPSで捜索していた最中、クシナが人工衛星から送られてきた映像に驚嘆の声をあげた。
クシナ「博士!地球に謎の物体が接近しています!その質量はまるで…ブラックホール!?」
博士「なんだと!?これもバイラノアースの力なのか?」
しかし、映像は数分で切れてしまい、さらに九頭龍研究所全体が停電してしまった。どうやらバイラノアースの起こした台風がついに九頭龍研究所のある地域に直撃したようである。急いでシェルターに避難する研究員一同を尻目に九頭龍博士とクシナはヴァネッサがいる個室へ向かった。どうやら彼女にも避難を促すようであるが…
博士「あれ…?ヴァネッサの姿がない!?ついでにリンドレイクのパワードスーツもなくなっている!?どこへ行ったんだ?」
クシナ「まさか…バイラノアースと戦いに行ったのかしら!?」
個室の窓は開けっ放しで雨風が入っていた。どうやらここから抜け出したようだが、一体どこへ行ったと言うのだろうか。
その頃、実験場の岩山にいたメカカマックことデルミエン星人ガルトはバイラノアースの復活を目撃した後、竜巻に飛ばされた2人を探していた。すると、気絶していたヴィヴィルを発見する。
ガルト「しっかりしろ、ゲノム魔人002号。」
ヴィヴィル「貴方は…総統…いや、ガルトだったわね。まったく、貴方らしい呼び方だわ。」
ガルト「余は貴様に名を付けた覚えはないからな。それよりリントヴルムはどうした?」
ヴィヴィル「そうだわ!早く宗麟を探さなきゃ!」
ガルト「待て!どこへいく!」
走り出したヴィヴィルを追ってガルトも走り出す。果たして、宗麟はどこへ行ったのか。
宗麟「ここは…どこだ…?」
宗麟が気絶から目を覚ますと、そこは真っ白な空間だった。すると、宗麟に何者かが歩み寄る。
「僕、ホワイトホールを生成する能力を会得したんだ。それで君をこの中に入れたのさ。久しぶりだね、リントヴルム。」
宗麟はその姿を見て驚愕した。
宗麟「君は…ヤハウェー!?」
一方、東京上空のバイラノアースを高層ビルの屋上から見上げる人影が。それはヴァネッサだった。
ヴァネッサ「もう紅鬼も蒼鬼もいない…リントヴルムにも頼れない…ならばこれは私がけりをつけるしかない!フェルドナ王国最後の王女の名にかけて!」
ヴァネッサはバイラノアースに向かってキューブ状のパワードスーツを掲げる。
ヴァネッサ「DraGO!リンドレイク!」
宗麟に触発されたのか気合いを入れて変身するヴァネッサ。リンドレイクは単身、バイラノアースに立ち向かっていった。
(続く)