魔破竜人リントヴルム 第2部 作:魔破竜人リントヴルム製作委員会
バイラノアースは高層ビルに体当たりを見舞い、満足に動けないリンドレイクを瓦礫の雨で押しつぶそうとする。万事休すか…と思われたがキングオブドラゴンフォームのリントヴルムが間一髪のところでリンドレイクを助け出し、そのまま空へ浮かび上がる。
ヴァネッサ「すまない…リントヴルム。私が脆弱なばかりに…」
宗麟「いや、君はよく頑張った。あとは任せてくれ!」
バイラノアースに向かって飛び立つリントヴルム。しかし、バイラノアースは反撃に吹雪を起こし、リントヴルムを凍らせようとする。徐々にリントヴルムの翼が凍りついていく。
宗麟「くそ、まずいな…ヤハウェー!来てくれ!俺は準備ができたぞ!」
ヤハウェー「わかった。バイラノアースをブラックホールで吸収しよう!」
ヤハウェーはブラックホールを東京上空に発生させ、空を飛び回るバイラノアースをブラックホールに吸い込もうとする。しかし、バイラノアースも必死に抵抗している。
ヤハウェー「質量が大き過ぎて…吸収できない…だけど諦めるものか!僕はリントヴルムから正義の心を教わった…その心は決して折れたりしないと!」
身体に強大な負荷を掛けてブラックホールを拡大させているため、ヤハウェーの腕の皮膚が裂けて血が吹き出た。その様子をルネアも心配そうに見つめている。そして、ついに…バイラノアースが抵抗虚しくブラックホールに吸い込まれて消えた。ヤハウェーは急いでブラックホールを閉じる。もちろんこれで終わりではない。バイラノアースはおそらく数秒後には空間を切り裂き、脱出してくるはずである。
一方、ヴァネッサはリントヴルムとヤハウェーの戦いを見て、自分も戦いたいと向かおうとするが現場に駆けつけたクシナに止められていた。
クシナ「だめよ、ヴァネッサ!そんな身体で戦ったら今度こそ本当に死んでしまうわ!」
ヴァネッサ「しかし、宗麟もヤハウェーも命がけで戦っているのに私だけ見ているだけなんて…」
だが、そこへ同じく駆けつけた九頭龍博士が口を挟む。
博士「ヴァネッサ…どうしても行きたいか?ならば私が君を強化してあげよう。ただし、この状態からバイラノアースに通る技が放てるのは1度だけだ。絶対に外さないと言えるなら力を与えよう。」
ヴァネッサ「わかった。私は必ずこの力をバイラノアースにぶつけてみせる…だから力をくれ!」
博士はその言葉に強く頷き、『高出力電子レーザーキャノン砲』を取り出した。どうやらこのエネルギーでかつてリントヴルムが『リントヴルム・エレクトリック』となったようにリンドレイクもパワーアップさせるという。博士はリンドレイクに向けてレーザーキャノンの引き金を引き、リンドレイクのパワードスーツに電気を纏わせ『リンドレイク・エレクトリック』にパワーアップさせた。
クシナ「博士、いつのまにそんな改良を…」
博士「来るべき戦いに備えてな。まあ、ヴァネッサに無断だったのは少し謝るべきところだが。」
リンドレイク・エレクトリックはそのままリントヴルムとヤハウェーのいる戦場に走り出すのであった。
そして、ついに空間が裂け、ブラックホール内にワームホールを作り出したバイラノアースがブラックホールから抜け出した。しかし、リントヴルムはその一瞬の隙を見逃さなかった。キングオブドラゴンフォームの翼で大きく飛翔し、バイラノアースに肉薄する。
宗麟「行くぞ!ルネアから託された剣の一撃…『ドラグーンファイナルノヴァダブル』!」
ルネアから託されたフェルドナ王家の剣から放たれた波動は高層ビルより巨大に膨れ上がり、さらにリントヴルムが2回剣を振るったため「X」の字を書いてバイラノアースにぶつかった。さすがのバイラノアースも防御するも、強大なエネルギーに押し負け、羽根がバラバラに砕け散り、斬撃がその身体に刻まれた。
バイラノアース「縺薙s縺ェ繝舌き縺ェ窶ヲ縺ェ縺懃ァ√′蝨ー逅?ココ縺斐→縺阪↓雋?縺代k!」
バイラノアースは文字では表せないような断末魔をあげて崩れ落ち始めた。その時、ヤハウェーが焦り出す。
ヤハウェー「マズい!あんな質量の物体が街に落ちたらここ一帯どころか日本全土が焼け野原になる!あれは小惑星が地球に衝突するより危険な状況だ!」
だが、そこへリンドレイク・エレクトリックが駆けつけてきた。そして、崩れ落ちるバイラノアースの真下に行き、エネルギーをチャージする。
ヴァネッサ「地球は壊させない…私の大切な人達がいるこの星を守ってみせる!『ドラグーンエクシードダークネスブレイク』!」
リンドレイクの身体全体から闇のように黒いがまるで黒真珠のように美しい輝きを持つエネルギー波が放たれた。その波動はバイラノアースを巻き上げて大気圏を超え、宇宙まで飛び上がった。
バイラノス(馬鹿な…私は完璧な生命だったはず…それなのにどうしてこんな下等な生命に…そうか…そういえば、エラクレル帝国の皇帝が私に殺される前にこんなことを言っていたな…)
(たった1人で成長しても…行き着く先は滅びだ…1人きりでは国も星も治めることはできないぞ)
バイラノス(皇帝の言葉が正しかったのか…認めたくないが、非常に悔しいが、その通りになってしまった…)
そしてついにバイラノアースは宇宙空間で大爆発を起こすのであった。
(次回、最終回に続く!)