魔破竜人リントヴルム 第2部   作:魔破竜人リントヴルム製作委員会

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先鋒!鬼と竜娘と少女の結末

そして、4日後…ついにNightmare matter争奪戦が始まった。ルールは3つ、「基本的には1対1」「変身が解除されるか、ダウンして10秒以内に立ち上がらなければ負け」「負けたチームは持っているNightmare matterをすべて相手チームに譲渡する」というものであった。ヴァネッサチームは先鋒は紅鬼を出してきた。一方、宗麟チームは先鋒にヴィヴィルを指名するが、ヴィヴィルは紅鬼に向かってこう言う。

 

ヴィヴィル「ねえ。ひとつ特例を認めて欲しいのだけどいいかしら。私の他に、もう1人地球人がいるの。一緒に戦ってもいいわよね?」

 

ヴィヴィルが指差す先には美沙子がいた。つまり、紅鬼はヴィヴィルと美沙子を2人同時に相手することになるが、紅鬼は…

 

紅鬼「いいだよ。何人来ようと同じことだ。しかし、女が2人か…これは斧を使う必要ねえな。素手で相手してやんべ!」

ヴァネッサ「紅鬼がいいと言ってるからそれは認めてやろう。ただし、お前達2人の内、片方が戦闘不能になったらその時点で負けでいいか?」

 

ヴィヴィルはこっちのハンデを認めてもらったからそちらのハンデも飲むべきとヴァネッサからの提案を認める。

 

いよいよ、先鋒戦『ヴィヴィル&美沙子VSオーガアックス』の戦いがスタートした。

 

オーガアックスに変身した紅鬼は斧を投げ捨て、ヴィヴィルに素早く拳を突き出す。しかし、ヴィヴィルもバリアで防御する。オーガアックスの拳や蹴りがバリアを何度も穿つ中、美沙子はバトルフィールドの端でずっと神経を集中させていた。

 

ヴィヴィル「美沙子の時間を何としても稼ぐわよ!」

紅鬼「ふん!その前にお前のバリアが破れるのが先だべ!」

 

そして、ついにオーガアックスの回し蹴りがヴィヴィルのバリアを破壊してしまった。その衝撃でヴィヴィルは尻餅をつく。

 

紅鬼「可愛い娘をいたぶるのは趣味でねえが…これも戦いだべ…とどめだ!」

 

ヴィヴィルに拳を振り上げるオーガアックスだが、その瞬間にヴィヴィルが叫ぶ。

 

ヴィヴィル「今よ、美沙子!」

 

美沙子はヴィヴィルの言葉にカッと目を開いて念動力をオーガアックスに飛ばす。しかし、オーガアックスにかわされてしまった。

 

宗麟「マズい!作戦が失敗したのか!?」

紅鬼「残念だったべ。お前の攻撃は初動が分かりやすすぎるべ。そんな攻撃ではオラを捕らえることは…」

 

だが、ヴィヴィルと美沙子は落ち着いていた。

 

美沙子「後ろ見た方がいいわよ。」

 

美沙子の言葉にハッと背後を振り返るオーガアックス。目の前には…回転しながら飛んできた自分の斧が迫っていた。その斧によって、オーガアックスは肩から脇腹にかけて深い切り傷を負う。

 

紅鬼「ぐわぁー!?ガハッ…まさか…二段構えの攻撃だったとは…ちっ、すまねえ姉御…オラはここまでだ。」

 

オーガアックスはバタリと倒れて紅鬼の姿に戻ってしまった。

 

先鋒戦を制したのは「ヴィヴィル&美沙子」だった。

 

宗麟「お疲れ、ヴィヴィル、美沙子。それにしてもよく勝てたな。」

美沙子「ヴィヴィルちゃんが考えてくれた作戦でね。まず私はテレキネシスのエネルギーを半分に分けたの。片方は飛ばして攻撃する用、もうひとつはオーガアックスの斧を奪って、コントロールして攻撃する用に。これなら仮に一撃目が決まらなくても、もう一発相手に当てることができるわ。」

ヴィヴィル「でも、ここまでクリーンヒットするなんて予想外だったけどね。」

 

紅鬼「姉御、不甲斐ねえとこ見せちまったべ…」

ヴァネッサ「済んだことを悔やむな、紅鬼。私達が2勝すれば問題ない。」

蒼鬼「んじゃ、次は俺が行きます。まあ、いつも紅鬼の尻ぬぐいは俺の役目ですからねぇ。さあ、俺の相手は誰だ?」

 

蒼鬼の言葉に立ち上がった人物は…

 

九頭龍博士「私が出よう。」

 

(続く)

 

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