魔破竜人リントヴルム 第2部 作:魔破竜人リントヴルム製作委員会
九頭龍博士はかつてInfernoに所属していたギルバート博士の研究所跡からゲノム魔獣を1体持ち帰り、契約。さらにヴァネッサ達との戦いに備えて、戦闘訓練も施したという。
蒼鬼「何が出てくるかと思いきや、ただの時代遅れの生物兵器かい。それが相手なんて俺もなめられたもんだ。」
博士「それはどうかな?こいつは敵対していたとはいえ、私の友であったギルバートの最新作だったようだぞ。まあ、リントヴルムと戦わずしてお蔵入りになったそうだが。」
オーガアックスは槍を構えてパチャカマックに突撃するが、突如、オーガランスとパチャカマックの間に突風が吹いた。面食らったオーガランスはよろけ、その隙にパチャカマックの蹴りがヒットする。
蒼鬼「まさか…天候を操る能力があるのか?」
博士「ご名答。しかし、それを見破ったところで勝てるかな。」
パチャカマックは次は雷を連続でオーガランスに落とす。オーガランスは雷を横移動しながらかわしつつ、距離を徐々に詰めてくる。しかし、博士はオーガランスの行動を冷静に指摘する。
博士「お前、さてはパチャカマックを配電盤の前まで誘導しようとしているな?大方、お前の槍を配電盤にぶつけてショートすることによる爆発でも狙っているのだろう?そうはさせるか!」
パチャカマックは天候を吹雪に変えて、配電盤を雪で埋めてしまった。これでは爆発しても湿り気のせいで大した威力にはならない。
蒼鬼「ちっ、見破られてたか。」
ヴィヴィル「お互い、手の読み合いになってるわね。」
まるで将棋でも指しているかのような頭脳派同士の戦闘が繰り広げられる。しかし、そんなオーガランスが突然足を止めて、パチャカマックに言い放つ。
蒼鬼「さっきから落雷が全然当たってないな。しょうがねえからハンデをやるよ。5秒くらいここに止まってやる。どうした?動かねえ的に当てられないほどお前はノーコンなのかい?」
その言葉にムッとしたのかパチャカマックはオーガランスに向かって雷を落とす。だが、博士はオーガランスの意図にハッと気づいたが時すでに遅し。落雷はオーガランスに当たったものの、蒼鬼が踏み込んでいる先ほどの吹雪の雪解け水に雷が当たり、電流が走る。そのまま水たまりに片足を突っ込んでいたパチャカマックは感電してしまった。自らの電撃をくらい、がっくり崩れるパチャカマックの心臓に…オーガランスが伸ばした槍が突き刺さっていた。
蒼鬼「よし…どうやら勝負あったな。」
博士「まさか…パチャカマックがこんなに挑発に弱い性格だとは思わなんだ。」
パチャカマックはそのまま前のめりに倒れて力尽きた。この勝負はどちらが勝ってもおかしくない一進一退の攻防だったが、蒼鬼の勝利となった。
博士「やられたな。パチャカマックの性格までは計算に入れてなかったのが敗因だ。やはり、戦闘訓練の相手をロボットに任せきりだったのがいけなかったか…」
ヴィヴィル「博士、気を落とさないでください。むしろ、オーガランスの戦闘データが取れただけでも良しとしましょう。」
宗麟「それに次はいよいよ俺、リントヴルムが行きますよ!さあ、かかって来い、リンドレイク!」
紅鬼「お疲れだなぁ、蒼鬼。」
ヴァネッサ「よくやったな、蒼鬼。ほら、ささやかかもしれないが私からのお礼だ。」
蒼鬼「やめてくださいよ、姐さん。頭を撫でるなんて…」
紅鬼「いいなぁ…オラもなでなでされたかった。」
各陣営のやり取りが終わった後、ついに宗麟とヴァネッサ、2人が向かい合う。宿命の対決が始まろうとしていた。
(続く)