魔破竜人リントヴルム 第2部   作:魔破竜人リントヴルム製作委員会

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苛烈!包囲網をぶっ壊せの結末

煉光財閥の武装集団に囲まれた工場地帯。これでは見つからずに脱出するのは不可能に近い。しかし、ここで蒼鬼が動き出した。

 

蒼鬼「紅鬼、お前は姐さんを連れて逃げろ。ここは俺が食い止める。俺はお前よりは傷が浅いからな。」

紅鬼「無茶だべ!?蒼鬼1人でこの人数を相手にするのは危険だ。それに蒼鬼だって負傷してるのは同じだろうよ。」

ヴァネッサ「蒼鬼…わかった。私はお前を信じる。紅鬼、すまないが肩を貸してくれ。」

 

何とヴァネッサは蒼鬼を置いて撤退を選んだ。抗議する紅鬼にヴァネッサはこう言う。

 

ヴァネッサ「きっと大丈夫だ。進んで囮を申し出たってことは私達には思いもよらない何か策があるに違いない。私はそれに賭けようと思う。」

 

ヴァネッサは紅鬼と共に、そして、九頭龍博士と美沙子はヴィヴィルのバリアの後ろに隠れて戦線を離脱する。一方、蒼鬼とリントヴルムはこの場に残った。

 

蒼鬼「リントヴルム。あんたも逃げて構わないぞ?」

宗麟「そうはいかない。俺達の真剣勝負をぶち壊しにした奴らは許せないからな。」

蒼鬼「ならば俺の考えた作戦に協力してくれ。」

 

作戦はまずはオーガランスが陽動を行い、その隙にリントヴルムがこの包囲網の敵将を一気に攻め落とす…というものだった。早速、リントヴルムは蒼鬼から「おそらくこの場合、指示を出す役割の奴は周りを見渡せることができるような高所にいるはずだ。建物の屋根の上とかを当たってみてくれ」と言われたため、工場の一番高い建物の屋上にやってきた。すると、そこには…マントを着た白塗りの顔の男が立っていた。

 

謎の男「ふっふっふ。ようこそリントヴルム。私の名はデルミエン星、エラクレル帝国の大臣『バイラノス』だ。」

宗麟「何!?これはお前の仕業か!」

バイラノス「いかにも。しかし、私はまだ戦わないぞ。少しだけ貴公の力を試させてもらおう。出てきたまえ、金木沢専務。」

 

すると金木沢と呼ばれた煉光財閥の専務がバイラノスの後ろから現れてガントレットを起動。ネオ・キマイラ「ガネシュリケン」に変身した。リントヴルムはガネシュリケンに飛びかかるが、ガネシュリケンの能力、雨のような手裏剣の乱舞に苦戦を強いられる。

 

バイラノス「ではせいぜい頑張ってくれ、金木沢君。またいつか会えるといいな、リントヴルム。」

 

そう言うとバイラノスは煙のように消えてしまった。しかし、そんなことを気にしている場合ではない。リントヴルムはガネシュリケンの手裏剣に対抗するため、ファフニールフォームにチェンジ。手裏剣を鎧で弾きながら必殺技の「ドラグーンバーストスラッシュ」を放つ。しかし、ガネシュリケンに傷を負わせたものの、バルムソードを掴まれてしまい、リントヴルムは反撃に鼻で突き飛ばされてしまった。ガネシュリケンはとどめを刺そうと倒れたリントヴルムに迫るが…ここでガネシュリケンに部下からの連絡の無線が入った。

 

ガネシュリケン「こちら金木沢。どうした?…何!?我々のトラックが燃えている!?」

 

どうやらこれはオーガランス、蒼鬼の作戦の一部のようである。煉光財閥が工場地帯を包囲するために武器などの物資を積み込んだトラックを燃やすためにオーガランスはガスタンクやドラム缶の灯油などを利用して爆破テロを行なった。その連絡がガネシュリケンに来たのである。

 

ガネシュリケン「何?バイラノス大臣は武器や物資を補給するために一時退却を命じた?馬鹿者!その間にリンドレイクに逃げられたらどうする!仕方ない。私はその命令に背いてでも、Nightmare matterを奪還してやる!みすみすリンドレイクを捕縛する千載一遇のチャンスを無駄にしてたまるか!」

 

ガネシュリケンはあろうことかリントヴルムを放置してヴァネッサを追跡し始めた。今、もしもガネシュリケンに追いつかれてしまったらヴァネッサや博士、美沙子の命も危ない。リントヴルムは戦いのダメージを引きずるようにフラつきながら立ち上がり、ガネシュリケンを追いかける。果たして間に合うのか!?

 

(続く)

 

 

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