ガンダム 鉄血のレコンギスタ   作:K-15

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地球編
第十二話 鉄華団地球へ


 センサー粒子を放出し空間から光を奪うフォトンサーチャーは宇宙を更に漆黒で上書きする。ブリッジで指揮を取るカルタは視認できなくなったイサリビとモビルスーツに驚いていた。

 

「何なのよアレは!」

 

「現在解析中です。敵機を視認できないので砲撃ができません」

 

「わかってることを言うんじゃない! とにかく手当たり次第に撃ちなさい!」

 

「味方のモビルスーツも居ます。退避させてからでないと」

 

「ぐぅッ!? ッ……う゛ぅぅ……」

 

 苦虫を噛み潰すカルタ。せめてもの鬱憤晴らしに肘置きを叩き付ける。

 艦隊の砲撃が止まり戦場に静けさが戻った。レーダーでエイハブウェーブを探知する事はできるが依然としてカメラによる視認はできない。

 怒気を孕んだカルタの様子にブリッジ内の空気もピリつき、彼女の部下達は額に汗を滲ませながら懸命に相手の動きを探る。

 そしてその時が来た。

 

「敵影を確認! 左舷上方と下方からです」

 

「主砲を発射しなさい!」

 

「どちらに照準を--」

 

「とにかく撃ちなさい! 撃沈、撃沈、げきちぃぃぃ~ん!」

 

 癇癪を起こすカルタに反論できる者は居らず、的確な指示もないままに艦隊は再び砲撃を始める。けれども統制の取れていない飽和攻撃は効力が下がってしまい、強襲装甲艦であるイサリビとハンマーヘッドは悠々と中を潜り抜けて行く。

 最大船速で突き進む二隻はカルタの艦隊を抜け、前門の砲身からの攻撃が届かない位置にまで進んだ。

 ブリッジの艦長シートに座る名瀬は口元を釣り上げ通信を繋げるイサリビに指示を送る。

 

「なかななやるじゃねぇか。後は逃げるだけだ。振り切られずにしっかり付いて来いよ」

 

『わかりました。頼むぞユージン!』

 

『任しとけって! 俺達は火星に帰るぞ!』

 

 離脱するハンマーヘッドとイサリビ。一方のオルガ達は大気圏突入用に用意したシャトルに乗り込み地球へ向かって進路を取っていた。

 ノーマルスーツを着用するオルガとビスケットはブリッジで操縦桿を握り一目散にこの場から去ろうとする。

 

「良し、行けるぞ! あのデカイ戦艦なら旋回するのにもある程度時間が掛かる。その間に降下だ」

 

「三日月とベルリの機体も回収したよ」

 

「万事順調って訳か。この仕事もいよいよ大詰めだな」

 

「地球……随分遠くまで来ちゃったね。火星にはいつ帰れるかな……」

 

「今はそのことは後回しだ。この仕事をきっちりやり切らねぇと火星に帰った所で意味がねぇ。何が何でもやり遂げる。進むしかねぇんだ」

 

「オルガ……」

 

 地球への降下体勢に入るシャトルの耐熱タイルに空気の層がぶつかりボディーが揺れる。スラスターの加速を止め、姿勢制御に務めると引力に引かれて墜ちて行く。空気の断熱圧縮が黒い耐熱タイルを赤く染める。

 モビルスーツデッキでは阿頼耶識を接続したままコクピットで待機する三日月。体に掛かる地球の重力を肌で感じながら、ついさっきまでの戦闘の事を思い出していた。

 

「これが地球か……凄いな……そう言えばアレ、何だったんだ? 嫌な感覚だった。それに相手はモビルスーツじゃなかったし、他に居たのはガンダムフレームって奴か。バルバトス、こいつと同じ……」

 

 三日月は何かを感じ始めていた。短い時間ではあるが阿頼耶識システムを通じてバルバトスを操縦し戦って来た事で、言葉にはできない感覚が三日月の戦闘能力を更に引き上げてくれている。

 だがそれが何なのかを理解するにはまだまだ足りない。

 考えてもわからないと判断する三日月はコンソールパネルを触り通信回線を繋げた。相手はバルバトスの隣で横たわるGセルフに搭乗するベルリ・ゼナム。

 

「ベルリ、ちょっと聞きたいんだけど。お前、頭良いだろ?」

 

『三日月さん? 何です?』

 

「バルバトスに乗るようになってからずっと気になってたんだ。阿頼耶識ってどういう意味なんだ?」

 

『阿頼耶識ですか? 阿頼耶識システム……確か機動兵器を動かす際に使用する有機デバイスですよね。阿頼耶識はインドの仏教用語だったと思うのですが……」

 

「インド? ぶっきょう? また知らない言葉か」

 

『三日月さんは地球に降りるのは初めてですか? インドは--』

 

 コンソールパネルを操作しモニターに世界地図を広げるベルリは言葉を詰まらせてしまう。否が応でも現実を認識しなければない。

 目の前の地球にはキャピタルテリトリィもキャピタルタワーもなければザンクトポルトもある筈がない。

 下唇を噛みながらフラストレーションを募らせていた。

 

(本当ならゴンドワンの勢力下だけど、そもそもキャピタルもないのにアメリアもゴンドワンも残ってるの? それにギャラルホルンやナノラミネートアーマーなんて物を装備したモビルスーツが居るなんて!)

 

「細かい話は言わなくて良い。知ってるのか? 阿頼耶識のことを」

 

『すみません。詳しいことまでは……」

 

「そう……わかった。後でまたクーデリアにも聞いてみる」

 

 通信を切る三日月。

 ベルリは答えのでない問題に頭を悩ませながらコンソールパネルを叩き付ける事しかできない。

 地球へ降下して行くシャトル。カルタはブリッジのモニターでその様子を怒り心頭で眺めていた。

 

「あの……カルタ様?」

 

「えぇい、忌々しい! 私のモビルスーツを用意なさい!」

 

「どうなさるつもりですか!?」

 

「わからないの? 地球へ降りるのよ!」

 

「ですが作戦は--」

 

「黙りなさい! こんな辱めを受けておきながらオメオメと見過ごせと? それに奴らの降下地点、どうせガエリオはすぐに動けない。私達が先行して叩く。親衛隊は私と一緒に来なさい!」

 

 部下の言葉も聞かずにカルタはブリッジから去ってしまう。

 

///

 

 グレイズのパイロットであるアイン・ダルトンはバルバトスとの戦闘の末に瀕死の重傷を負った。大量の出血、左腕と左足は切断され右足も壊死してしまっている。内蔵もズタボロ、とても生きていられる状態ではないが彼はまだ生きていた。

 生命維持装置を体に埋め込まれ体中からケーブルが伸びている状態。

 

「安心しろ。君はまだ生きている。アイン・ダルトン」

 

(声……誰の声だ……でも、聞いたことがある気が……」

 

「最新の医療機器と生命維持装置で生きながらえている現状ではあるがね。声を出したくても出せないだろう? でも私は君の思っていることがわかるんだ。今の君は脊髄にナノマシンが埋め込まれマシンと同期している。心拍数、血圧は元より脳に流れる電気信号まで感知している。だから君が頭で考えたこともモニターされているよ」

 

(訳がわからない……どうなってるんだ? 体の感覚がない……目も見れない……)

 

「怖がることはない。阿頼耶識システムと言う物を知っているかい? 三〇〇年前の厄祭戦時に使用されたパイロットの神経とモビルスーツのシステムを繋げるインターフェイス。操縦桿で操作せずとも反射的に機体を動かせるようになる」

 

(思い出した……わかったぞ! この声は--)

 

 瞬間、アインの意識信号は途切れた。その様子を見守る男の口元は不敵な笑みを浮かべている。

 

「残念だが不安要素は排除させてもらう。今、君と話したのは生体パーツとしてちゃんと動くかテストしたまでだ。問題はないようだね。ここで要らぬことを考え脳に障害でも起きれば計画が破綻する。既に機体の準備も整っている」

 

 アインの体と同化している生命維持装置。そして伸びるケーブルは周囲の機械部品に繋がっている。

 ここは医療室などではない。大きく作られたモビルスーツのコクピット。そこに彼の体は埋め込まれている。

 

「では始めるとしよう。アイン・ダルトン、君の生はこの瞬間に終わる。そして新しく生まれ変わるんだ。戦闘用モビルスーツ……グレイズ・アインとして……」

 

 アインの記憶が消えていく、書き換えられていく。

 彼は生きながらにしてこの世から消えた。

 

///

 

 減速するシャトルは地球へと降下した。窓から見える景色には火星とは違う、青い空が広がり白い雲が浮かぶ。

 シートベルトを外すアトラは瞳に映る初めての地球に心躍らせていた。

 

「すごいすごい! 水がずぅ~と先まで広がってる! クーデリアさん!」

 

「あれは海と言う物です。地球の七割は海で、火星とは違い地続きではありません。だから水の星とも呼ばれてます」

 

「へぇ~!」

 

「まぁ、私も書物で読んだだけですが」

 

 少し恥ずかしげに言うクーデリアだが、アトラは気にもせず窓の外を眺めている。

 するとブリッジに繋がる扉が開き、団長のオルガが小走りにクーデリアの元へ近寄って来た。

 

「オイ、アンタに話があるって通信が来てるぞ」

 

「私にですか? 一体誰が……」

 

「蒔苗東護ノ介って爺さんだ。無我夢中で地球に降りたばっかりでまだ座標も正確に把握できてねぇってのに」

 

「蒔苗東護ノ介!? それは本当ですか!」

 

「あ、あぁ!?」

 

 それを聞いてクーデリアはオルガを押しのけるようにしてブリッジまで走る。オルガは目を丸くしながら飛んで行ったクーデリアの後ろ姿眺め、淡々とシートベルトを外したフミタンが呆然とするオルガの腋を通って行った。

 クーデリアはエアロックの扉を解除してブリッジに入り、モニターへかじり付く。

 

「あの! 貴方は蒔苗東護ノ介さんですか!? 私は火星での――」

 

『ほほほっ、そう慌てるでない』

 

 モニターには『SOUND ONLY』の文字。それでも聞こえてくる声は歳を重ねた老齢の男性の落ち着いた声だ。

 クーデリアは言われた通りに一度深呼吸して心を落ち着かせてから、もう一度口を開ける。

 

「失礼しました。私はクーデリア・藍那・バーンスタインと申します。火星の独立運動を支持する者です。貴方はアーブラウ代表の蒔苗東護ノ介さんで間違いありませんか?」

 

『そうじゃ。ワシがアーブラウ代表、蒔苗東護ノ介じゃ。ま、今や元ではあるがな』

 

「え? どう言う意味です?」

 

『お嬢さんが火星から地球に降りて来るまでの間にいろいろとあってな。お嬢さんとそれに付きそう鉄華団とか言う組織への贈収賄疑惑を掛けられてな』

 

「そんな!? すみません! 私のせいでこのような――」

 

『いやいや、お嬢さんが気にするようなことではない。力及ばんだワシのせいじゃ』

 

「ですが……いえ、それよりもどうしてこのシャトルと私のことを? どこから情報を入手したのですか?」

 

『ギャラルホルンがお前さんらを追っているのは随分と前からわかっておった。こちらにも相応の情報収集はできるからの』

 

「それでですか」

 

『本題じゃが、ワシは今や逃亡の身での。できれば助けてはくれんかの?』

 

「私達がですか?」

 

『そうじゃ。この状況では信用できる人間は少ない。無論、報酬は筈もう』

 

 クーデリアは息を大きく吸い込み一度冷静になる。通信越しの声だけで相手を本物の蒔苗東護ノ介と判断して良いのか。例えそうだったとしてもまだ若い自分が彼と対等に交渉できるだけの技量を持っているのか。交渉できたとして何をどう進めていくのか、問題は山積み。

 生唾をゴクリと飲み込む。するとブリッジにまでやって来たフミタンが彼女の肩に手を添える。

 

「フミタン……」

 

「私は何があろうとお嬢様の意思を尊重します。お嬢様がやりたいことを進めて下さい。ここでの決定権を握るのは貴方だけです」

 

 力強く頷くクーデリアは通信モニターに再び視線を向け怖じける事なく返事を返した。

 

「わかりました。代表、必ず貴方を助け出します」

 

『ホッホッホ、良い返事じゃ。ならば今から座標を送る。そこまで来てくれ』

 

「ですが待って下さい。ご存知のように私達もギャラルホルンに追われる身。あまり悠長にしている時間は――」

 

『そう慌てんでも良い。ここまで来ればギャラルホルンは手出しできんくなる』

 

「え……それはどう言う?」

 

『兎に角、今から送る座標地点に来るんじゃ』

 

 蒔苗東護ノ介からの通信が切れる。数秒後、モニターに座標が送られて来た。パネルを触るクーデリアはその位置を確認し、強い意思の元に振り返りブリッジから歩いて行く。

 通路に戻る彼女はオルガへ詰め寄り、鋭い視線を彼に向けた。

 

「鉄華団団長、オルガ・イツカさん。これからについてご相談……いえ、商談があります」

 

「商談だと?」

 

「はい、あなた方への依頼は私を地球まで送り届けること。その仕事はこの時点で完了したと言って良いでしょう」

 

「そうだな。報酬はキッチリ払って貰う」

 

「その報酬を更に二倍支払います。ですからもう少し、私の仕事を引き受けて下さい!」

 

「何だと?」

 

「これまでの危険な道のりは充分に承知してます。ですがここで終わる訳にはいかないのです。その為に、鉄華団は私と共に来て下さい。蒔苗東護ノ介代表が待つ場所へ!」

 

 自身よりも背の高いオルガに向かって怖じける事なく、鋭い視線で訴えるクーデリア。

 一瞬たじろぐオルガではあったが、彼も団長として他の組員を任されている身。決断には覚悟以上の物が問われる。

 

「確かに報酬は魅力的だけどなぁ、地球は完全にギャラルホルンの勢力圏なんだぞ? こうしてる間にもアイツラが攻めて来るかもしれねぇ。行く先で待ち構えてるかもしれねぇ」

 

「示されている座標地点に向かえば大丈夫です」

 

「その保証はどこにある?」

 

「オセアニア連邦です。ここだけはギャラルホルンでも手出しできません。蒔苗代表はそこで待っています」

 

「信用できんのかよ? その蒔苗って奴は?」

 

「それはまだわかりません。ですが私のことは信頼して下さい! 私が必ず交渉を成功させてみせます!」

 

 クーデリアの決意に圧倒されるオルガ。背負っているのは彼だけではない。彼女も火星の自治権独立の為に、火星に住む人々の願いと思いを背負っている。

 故に引き下がれない。ここではまだ止まれない。

 

「わかった、アンタを信頼する」

 

「本当ですか!?」

 

「あぁ、短い期間だが一緒に行動した仲間みたいなもんだからな。それに依頼主でもある。報酬は二倍、キッチリ払って貰うからな?」

 

「それは勿論。では、シャトルの進路変更をお願いします。距離はそこまで離れていません。蒔苗代表が待つオセアニアの地へ」

 

///

 

 ノーマルスーツを着用するカルタは口元を釣り上げながら自らの部下に語り掛ける。

 

「あの不穏分子め……手出しできないと粋がってるのかしら? 手出しはできなくとも情報収集には抜かりないと言うのに。ガエリオはどうした?」

 

「予定よりも一五分遅れています。少し前に伝令が届きました」

 

「そう……なら私達だけであの不穏分子を排除できると言うもの。行き先はわかったわ。奴らを待ち構えるわよ」

 

 軌道上より降下して来たカルタ率いるモビルスーツ部隊。だが鉄華団のシャトルが向かった先とは大きく離れている。

 オセアニア連邦。オセアニア地域を中心として周辺国家を統合して形成された国家形態。ここでだけはギャラルホルンも一切の介入を許されていない。故に遠く離れた地点に降下するしかなかった。

 しかし自由に身動きできないのは鉄華団も同じ。移動ルートも限られている為、待ち構えるのは容易だ。

 

「モビルスーツ隊は私に続け。久方ぶりの重力下での戦闘、客員気を引き締めよ!」

 

「はッ!」

 

 コクピットの通信で全員に伝えるカルタはペダルを軽く踏みグレイズの移動を始める。向かう先はカナダ。

 

///

 

 着陸するシャトルはすぐに作業を進めていた。資材や弾薬を降ろし列車のコンテナに積み込む。

 雪之丞が怒号を飛ばしながら少年達を動かし、タービンズの所属であるラフタとアジーは自機を重力下での戦闘に合わせてセッティング。メリビットは端末を操作し資金の計算を。

 三日月と昭宏はオルガの指示で休憩を取り、ベルリはGセルフのコクピットの中で籠もっていた。

 そしてクーデリアは広い列車に用意された客室に通され、ある人物と対面する。それこそが通信で語り掛けて来た相手、アーブラウの元代表である蒔苗東護ノ介。

 

「して、お嬢さん。何がお望みかな? この老いぼれではできることなどたかが知れておるがの」

 

「そのようなことはありません。蒔苗代表」

 

 スーツ姿に着替えたクーデリアは目の前の人物へ怖じける事なく話し掛ける。

 蒔苗東護ノ介、アーブラウの元代表。老齢の彼は白髪で口元に白い髭を蓄え、年齢に不相応な大きい体に黒い和服と袴を纏っている。

 彼はテーブルを挟んだクーデリアの向かい側に座り、髭を触りながら微笑む。

 

「お嬢さんのような若い娘に言われるのは御世辞とわかっていても悪い気はせんな」

 

「蒔苗代表。私は火星からここまでやっとの思いで来ました。それも鉄華団の皆さんの犠牲を払いながら」

 

「ほぅ……死者の想いを背負ってお嬢さんは何が望みだ?」

 

「私は火星に住む人々の自治権独立。その為の第一歩としてハーフメタルの貿易自由化を成し遂げます」

 

「強気に出たのぉ。しかし必要な物じゃ。御主の覚悟は伝わった。ならば行動あるのみ」

 

「援助をして頂けるのですか?」

 

「それができるかどうかは御主と鉄華団次第じゃ。アーブラウの中心都市エドモントンで行われる代表議会」

 

 言うと蒔苗は立ち上がり部屋の扉に手を掛ける。視線だけクーデリアに向けながら、最後の言葉を投げ掛けた。

 

「残された時間は一週間。議会に間に合えば御主の願望、ワシが何とかしてみせよう」

 

「わかりました。必ず代表を期限内に送り届けます」

 

「あぁ、それとな。今のワシは元代表じゃ」

 

 杖を着いて部屋から出て行く蒔苗。扉が閉じられ、静かになった部屋の中で残るクーデリアはホッと胸を撫で下ろす。

 

「ですが安心している余裕はありません。残された時間も多くはない。ユーラシア連邦を抜ければギャラルホルンがまた来るかもしれない。急がなくては」

 

 クーデリアは鉄華団と共に進み始める。皆が望む未来を掴み取る為に。




 会計士を務めていますメリビット・ステープルトンです。
 地球へようやく降りたと言うのに、私達と鉄華団はまた戦闘に巻き込まれてしまいます。
 それも相手は地球外縁軌道統制統合艦隊。ずっと宇宙で生活していたあの子達が地球で戦えるの?
 次回、鉄血のレコンギスタ――シベリアの地――
 コラ! 子供はこんなの見てはいけません!
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