ガンダム 鉄血のレコンギスタ   作:K-15

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第十八話 モンターク、現る!

 一台の車が鉄華団の基地の敷地へ入って来た。アスファルトの上で停止する車の運転席から出て来るのは見知った顔。青いスーツを身に纏い、メガネを掛ける姿はより知的な雰囲気を出す。

 フミタン・アドモスは落ち着いた佇まいで後部座席のドアを開ける。

 

「お嬢様、到着しました」

 

「ありがとう、フミタン。ここに来るのも随分久しぶりのように感じる」

 

「行動は共にしましたが、到着してすぐに火星を発ちましたから」

 

「そうね。他にも車があるけれど、わたくし達以外にも人が来ているのでしょうか?」

 

「アポイントは取ってあります。時間にも遅れはありません。気にする必要はないかと」

 

 中から現れるのはスーツを着たクーデリア・藍那・バーンスタイン。地球から戻り数ヶ月が経過し、初めてここに訪れた時の事に懐かしさすら感じている。

 ふと視線を向けた先には同じように黒い車が止めてあり来客が居るのがわかった。しかしフミタンは早々に歩き出し、クーデリアも視線を切ると彼女の背中に続いて歩いて行く。

 ギャラルホルンの襲撃で壊滅状態にあった基地だが今は完全に修復されている。アスファルトも綺麗に補修され、建て直された建造物のコンクリートの壁にはまだシミ一つ付いていない。

 そのまま中へと入って行く二人。エアロックが解除された先で立っていたのはふわふわした栗色の髪の毛を揺らすアトラの姿。

 

「お久しぶりです、クーデリアさん! フミタンさん!」

 

「アトラさん! こちらこそお久しぶりです」

 

 満面の笑みを浮かべるアトラに歩み寄るクーデリアも笑みを浮かべながら小さな手を取る。

 

「すみません、新しいく始めた起業が忙しく連絡も取れなくて」

 

「いいえ、クーデリアさんのお仕事は理解してます。クーデリアさんのお陰でみんな喜んでますよ。少しずつですけど生活が良くなってるって」

 

「ですがまだまだ始まったばかりです。火星全体で考えれば微々たるもの。もっと頑張らないと」

 

「私は! 絶対にクーデリアさんの味方ですから!」

 

「ありがとうございます、アトラさん……」

 

 優しく答えるクーデリア。隣でメガネの位置を直すフミタンの動作を見て緊張感を戻すアトラは背筋を伸ばし先導して二人を案内する。

 

「それじゃあ応接室まで案内しますね!」

 

「えぇ、お願いします。ですが外に車が止まってるのを見かけましたが?」

 

「少し前に急に……すぐに終わるとは言ってたのですけど。モンターク商会の社長って言ってました」

 

「モンターク商会……聞いたことがありませんね」

 

 通路を進んでいれば数分で応接室まで到着した。扉の前では深緑色のジャンパーのポケットから火星ヤシの実を取り出して摘む三日月の姿。

 クーデリアが声を掛けるよりも早くに気配を察知して視線だけを向ける。

 

「三日月! お久しぶりです」

 

「クーデリア? また火星に来たんだ」

 

「はい、これからまたお世話になりますのでご挨拶を。それと団長さんとも商談がありまして」

 

「へぇ、そうなんだ。でも今はオルガに入れるなって言われてるから」

 

 見れば右腕は未だに包帯で支えられている状態。松葉杖を使ってはいないが右足も引きずっている。視力と聴力も回復していない。けれども不自由な様子一つ見せないのは三日月の強さだ。

 

「アトラさんが仰ったモンターク商会の社長ですか?」

 

「俺はちょっと見ただけだから良く知らないけど、マスクを付けた変な奴だよ」

 

 扉の向こうではソファーに腰を降ろす団長のオルガ。左のまぶたを閉じ、開いた右目で鋭い視線を向ける先には、金色の仮面を付ける長髪の男が座っている。

 不敵な笑みを浮かべるこの男はオルガの睨みを意に介さない。

 

「それで……暫く時間が経ったが私の依頼は引き受けてくれるのかな? 鉄華団団長のオルガ・イツカ?」

 

「解せねぇな、何の為に地球まで送ってくのかがやっぱり納得できねぇ。それもギャラルホルンの本部だ。アンタだけじゃない、俺達だって命懸けだ。そん時は上手くいってもその後が問題だ。地球本部に仕掛けたとなればギャラルホルンに完全に目を付けられる。生きて火星に帰れるかも怪しい。そこまでのリスクを犯す理由は?」

 

「理由は君達には関係ないよ。まぁ、企業秘密と言うことで聞かないで貰えると助かる」

 

「言わなかったか? 死ぬかもしれねぇ仕事を引き受けるかどうかなんだ。それくらい言っても良いんじゃないか?」

 

「そのようなことを気にする人間だったか。だが、悪いが理由は言えない」

 

 オルガは仮面の男に睨みを効かせたままだ。

 

「素性もわからねぇ、依頼の理由も言えない。そんな奴と仕事しろってのか?」

 

「報酬は充分過ぎるくらい用意する。それではダメかな?」

 

「幾ら金を積まれてもな……死んじまったら意味がねぇ」

 

「確かにそうだ。だったら一つだけ情報を伝えよう。近々、ギャラルホルン内部でクーデターが起きる」

 

「クーデターだと?」

 

「そうだ。その混乱に乗じて本部に乗り込む。クーデターが起きている時なら君達の仕事もしやすい筈だ」

 

「どうしてそんなことを知ってる? クーデター……アンタはその首謀と繋がりがあるってことだな?」

 

「これ以上は言えないな。さっきも言ったが企業秘密と言う奴だ」

 

 モンタークの疑惑が晴れることはなかった。それでもオルガに提示された報酬金額は無視するにはあまりにも大きかった。テーブルの上に置かれたタブレット端末には小さな国の国家予算並の金額が表示されている。

 名前も聞いた事のないこの起業のどこにそれだけの資産があるのかも謎だ。

 どれだけ考えても答えはわからない。それにこれ以上モンタークと言う人物に付いて探れば契約が破綻になる可能性もある。信じられるのは目の前の金額だけ。

 

「わかった……アンタの話に乗る」

 

「ありがとう、オルガ・イツカ。決行は十二日後だ。それまでに準備はできるか? 必要な物があればこちらからも支援する」

 

「待ってくれ。俺らの仕事はアンタ個人をギャラルホルンの地球本部に送り届ける。それだけなんだな?」

 

「そうだ。ただそれだけの仕事だ。簡単だろ?」

 

「アンタの素性はわからねぇが俺達はギャラルホルンのクーデターなんかに加担するつもりはない。内部の混乱は利用させて貰うがそれだけだ」

 

「あぁ、構わない」

 

「行くのは必要最小限の団員だけだ」

 

「鉄華団には悪魔と呼ばれる程に強いモビルスーツとパイロットが居るのだろ? その機体とパイロットが居れば充分さ」

 

 眉間にシワを寄せるオルガ。テーブルの端末を手に取り立ち上がると応接室の扉の前まで歩きノブに手を伸ばす。

 

「話は終わりだ。連絡はまたこっちからする」

 

「ではよろしく頼むよ。オルガ・イツカ」

 

 開けられた扉から出て行くモンタークは最後まで不敵な笑みを浮かべて読めない男だ。出て行く先に居るのは警備を担当していた三日月とアトラ、クーデリア。

 ちらりと三日月に視線を向けるモンタークはそのまま通路を歩いて去って行く。

 

「悪い、ちょっと長引いてよ」

 

「いいえ、少し前に来た所ですので。あの方がモンターク商会の?」

 

「そうだ、アンタらが来る前に来てよ。仕事の依頼だ。それよりも折角約束したのに待たせちまって本当にすまねぇ」

 

「そんな!? 謝らないで下さい。気にしていませんので。それよりも支援の件に付いてお話を」

 

「そうだったな。二人共、中に入ってくれ。ミカ、また警備を頼む」

 

「うん、わかったよ」

 

 応接室に入って行くクーデリアとフミタン、そしてオルガ。外に残るミカはポケットから火星ヤシの実を取り出し口に運びながら、モンタークが去って行った先を見つめる。

 初めて合う男だったが、向けられた視線から何かを感じられた。

 

///

 

 --月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド--

 セブンスターズの一人、ラスタル・エリオンの率いる宇宙艦隊。地球へ不穏分子が侵入するのを防ぐと言う重要な任務を担っており、配属されているモビルスーツも優遇され最新型が配備されている。パイロットの練度も他の部隊以上に高く、ギャラルホルンの実働部隊の中で最も強い。

 艦艇のモビルスーツデッキでパイロットのジュリエッタ・ジュリスは暇を持て余していた。

 

「配備された新型の調整も終わった。海賊団の活動もなければ、シミュレーターをこれ以上やる意味もない。いつでも動けるように体調も万全……ハァ……」

 

 細身だが筋肉の着いた体に緑色のギャラルホルンの制服を着ている為に着痩せして見える彼女の体。左胸にはアリアンロッド艦隊のエンブレム。栗色のショートの髪の毛を指先でいじりながら無重力のデッキの中で体を浮かせている。

 虚ろな目で視線を向ける先にはまだ実戦に投入されていない自らの機体と全身のフレームがむき出しの機体がハンガーに固定されていた。

 

「戦いがなければパイロットは暇なのですよね……かと言って別の部隊や部署に配属なんて考えたくもないけれど。それにしてもあの男は何をしているのか……」

 

 フレームだけの機体のコクピット部分には人が乗り込んで居る。システムの構築、作動チェック。コンソールパネルを叩き毎日それを繰り返しているだけ。

 数週間前、彼女の艦艇にこの機体と共に配属された男。

 

「あ……出て来た」

 

 ジュリエッタは体をよじり天井を蹴ると機体のコクピット部分にゆっくり浮きながら進んでいく。ハンガーの手すりに手を伸ばし姿勢を戻し足場に着地し、コクピットから出て来た男の前に立つ。

 

「今日はいつもより早いのですね、ヴィダール」

 

 鍛えられた体、彼女よりも頭一つ以上高い身長。けれどもソレ以上に、顔を覆うフルフェイスのマスク。

 装飾も何もない灰色のマスク、唯一両目の位置にセンサーが仕込まれておりマスクをした状態でも充分に視界を確保している。

 

「どうした? 何かあったか?」

 

「いいえ、何もありません。貴方が毎日毎日籠もっているこの機体に少し興味があるだけです」

 

 聞こえてくる声も変声機で加工されている。顔も、声も、名前も、何一つとして素性のしれない相手。

 

「この機体は俺以外の人間には操縦できない」

 

「でしょうね。こんな装甲一つ着いていない機体、頼まれても乗りたくありません」

 

「フフ、そうだな」

 

「この機体、名称は登録されているのですか?」

 

「機体の名称はヴィダールだ」

 

「自分と同じ名前ですか? 悪趣味な……」

 

「システムの調整にも目処が立っている。それさえ終わればすぐに装甲を換装させるよ」

 

「それだけ時間を掛けているのですから機体性能は良いのでしょうね?」

 

「当然だ。さて……」

 

 ジュリエッタから視線を背けハンガーの床を蹴るヴィダール。遠ざかって行く背中にジュリエッタは最後に呼び掛けた。

 

「どこへ行くのです?」

 

「少し寝る……」

 

「あぁ……」

 

 彼女はそれ以上は問い詰める事も追い掛ける事もなく、モビルスーツデッキから出て行くヴィダールの姿を眺めるだけ。フルフェイスマスクのせいで表情も感情も見えない相手の人間らしい行動を初めて見て、ジュリエッタは少しだけ安心した。

 

///

 

 トレーニングを終えたハッシュは鉄華団の基地へ戻って来た明宏の元へ訪れていた。理由は勿論、モビルスーツのパイロットになる為。

 このまま言われた通りにトレーニングを続けているだけではいつになったらモビルスーツに乗れるようになるかわからない。自室前で明宏が戻って来るのを待ち構えていたハッシュはその事について提案した。

 

「お願いです! 俺にモビルスーツの操縦を教えて下さい!」

 

「そうは言ってもなぁ……団長に許可は取ったのか?」

 

「いいえ……でもこのままじゃいつになるかわからないんですよ? 俺はモビルスーツに乗りたくて、戦いたくて鉄華団に入ったんです。お願いします、明宏さん! 俺にモビルスーツを乗らせて下さい!」

 

「んん……」

 

 頭を垂れるハッシュに対し明宏は両腕を組んで考える。始まった当初と比べれば鉄華団の経営は軌道に乗ってはいるが、モビルスーツは海賊から鹵獲した物かテイワズにちゃんと資金を払って買わせて貰った機体しかない。

 余る程の数を用意などできていないし、鹵獲した機体でも維持費などで資金は減り続ける。そんな高価な物を入ったばかりの新人に任せるのは難しい。

 それでも明宏は頭を下げて頼みに来た後輩の気持ちを無下にできる男でもなかった。

 

「わかった……」

 

「え……本当ですか!?」

 

「あぁ、ただしお前に機体を任せる訳じゃない。シミュレーターを使うだけだ。それなら他の団員もそこまで目くじらを立てねぇだろう。今からやるか?」

 

「はい、お願いします!」

 

 先導する明宏の背中を意気揚々と付いて行くハッシュ。向かう先はモビルスーツの格納庫。様々な機体がハンガーに固定されている中、目に痛い機体が視界に入る。

 配合されたナノラミネートの塗料の入ったスプレーを片手に、シノが機体の装甲をピンク色に塗装していた。

 

「何やってんだお前?」

 

「見てわかんねぇか? 色を変えてんだよ。派手でカッコイイだろ?」

 

「そうかもしれねぇけどよ、派手ってことは狙われやすいぞ」

 

「んなもん、俺の腕でなんとでもしてやるよ。生まれ変わったコイツの名前は流星号だ! オヤッサンに頼んで識別登録もそれでしてもらったからよ」

 

「流星号?」

 

 全身の装甲がピンク色の機体が流星とはとても思えない。渋い表情を向ける明宏だがシノは全く気にする様子はなかった。

 

「フラウロス? なんて元の名前はカッコ悪いからよ」

 

「そうかぁ? まぁ好きにしろ。行くぞハッシュ」

 

 進んで行く明宏に続くハッシュ。防塵マスクを付けるシノは機体の塗装を続けた。

 マン・ロディが固定されたハンガーの元にまで来る二人。機体を見上げるハッシュは自らが搭乗する機体に胸踊らせる。

 

「ようやく乗れる……モビルスーツに!」

 

「シミュレーターの使い方はわかるな? 俺も隣のマン・ロディに乗る。起動させたらすぐに始めるぞ」

 

「はい! 良し、やるぞ俺!」

 

 両手を握り締めるハッシュは初めてモビルスーツのコクピットに乗り込んだ。不慣れな手付きでコンソールパネルを探りながら叩く。ハッチを閉鎖し、エイハブリアクターをアイドリング状態で動かしながらシミュレーターを起動させる。

 

「これがモビルスーツなんだ……俺はこの為に……」

 

 ハッシュも鉄華団の団員と同じように孤児である。火星の片田舎で育った彼は出稼ぎの為に鉄華団に入団した経緯があった。けれども彼がモビルスーツのパイロットに執着するのはそれだけではない。

 

「阿頼耶識の手術は受けてねぇけどやってやる! 俺がアイツの分まで!」

 

 操縦桿を握り締め明宏とのシミュレーションを開始した。

 

///

 

「ハァ……ハァ……はぁ……」

 

「液体ばっか飲んでも体力戻らねぇぞ?」

 

 食堂のテーブルの上に突っ伏すハッシュは肩で息をしながら、時折水分を口にするのでやっと。同期のザックは心配そうに隣に座りながら自らの夕食を食べている。

 

「暫くは……食える気がしねぇ……」

 

「で、明宏さんとの特訓はどうだったんだ? モビルスーツには乗れたんだろ?」

 

「シミュレーターだけどよ……ぶっ続けで五時間だなんて……体力続かねぇよ。ハァ……ハァ……気合いで動かせってよぉ……」

 

「お前そんなの最初からわかっとけよ」

 

「はぁ……はぁ……」

 

 パンを頬張るザックの隣でハッシュは動かないまま。

 火星時間二〇時〇五分、モンタークに依頼された仕事をこなすべく、着々と準備は進んでいた。火星を飛び立つ為のシャトルの準備は港に任せてある。乗せこむ機体はバルバトスのみ。

 基地の甲板から夜の空をぼんやり眺める三日月の隣でオルガはこれからの事を悩んでいた。

 

「また地球に行くことになるなんてな」

 

「今度の仕事は前より楽なんでしょ?」

 

「そうかもしれねぇけどよ、ヤバイ臭いがプンプンする。あのモンタークって野郎、何考えてんのかさっぱりわからねぇ。でも約束通り金は振り込まれたしよ、死なねぇように気合い入れるしかねぇ」

 

「そう……オルガがやれって言うなら俺はやるよ。バルバトスも前より強くなったし」

 

 ちらりと三日月を見れば嫌でも目に入る。動かなくなった右半身。

 エドモントンで機体のリミッターを解除した代償に三日月の体は障害を持ってしまう。ただし阿頼耶識でバルバトスと繋がっている間だけは体の感覚が元に戻る。

 普通に考えれば強くなる代償としては大き過ぎるが三日月はさして気にした様子はない。

 

「強くなったってもよ……お前、体は大丈夫なのかよ? あれからリミッターも平気で解除してるってオヤッサンから聞いたぞ」

 

「使えるから使ってるだけなんだけど。止めた方が良い?」

 

「いや、ミカが良いなら自由にすれば良いけどよ……」

 

「まぁでも……リミッターを解除しなくても倒せる相手ばっかりだから、オルガが言うなら次からは使わないようにする」

 

「そのリミッター、明宏のグシオンでも解除できるのか?」

 

「どうだろ? 詳しいことまではわからないな」

 

「ミカでもわからないか。オヤッサンにも調べて貰ったけどバルバトスやグシオン、ガンダムフレームにはわからないことが多いみだいだ。整備する分には何ともねぇみたいだがな」

 

「やらないで済むならやらない方が良いと思うよ」

 

「そうだな、体にどんな症状が出るかわからねぇ。ミカの体も何とか元に回復すれば良いんだけどな」

 

 三日月は全てを語らなかった。阿頼耶識でバルバトスと繋がり、エドモントンでグレイズ・アインと戦った時の事を。

 その時に感じたアランと言う男の事を。

 オルガの言う通り、ガンダムフレームと阿頼耶識システムには未知の部分が多い。わかっているのはシステムを繋げる事で反応速度を上げると言う単純な物ではないと言う事だけ。

 

(リミッターを解除した時に聞こえた声。でもあれからは感じないんだよなぁ……お前は誰なんだ、アラン?)

 

 モンタークを地球まで送り届ける依頼はもうすぐに始まる。




 チワッス! 新米のザック・ロウです!
 何か団長と三日月さんはまたどっかに行くみたいですけど、入ったばっかの俺は毎日のローテーションを続けるだけ。
 あ~あぁ、ハッシュじゃねぇけど筋トレばっかは飽きるぜ。でも疲れた後に食うアトラさんの飯は格別に旨い! 早く俺も後輩とかできねぇかなぁ~。
 次回、鉄血のレコンギスタ--崩壊の兆し--
 見たくなくても見ちゃうのは怖いもの見たさなのか?
 
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