新たなる始まりを求めて
はるか昔、地球圏で大きな戦争があった。
年号を変えても続く戦争に、人類は幾度となく絶滅の危機に陥った…
そして、そうした世の中に嫌気の差したスペースノイド達は戦後、新たな拠点を見つけるべく、広い宇宙へと旅立った。
戦いに疲れ、弱体化してしまったアースノイド達を見放したまま…
一体どれくらい旅をしただろう…
気がつけば何百年も旅をしていたスペースノイド達はすでに諦めかけていた。
このまま我々は永遠にこの漆黒の闇を彷徨わなければならないんじゃないか?我々は新天地など見つけることができないのではないのだろうか?そう思っていた矢先、彼らは見つけたのだ。
”地球”によく似た美しい、青い星を…
この時、新たなる希望の未来を感じたスペースノイド達は再び、平和な世界を築き上げるために新たな年号を歴史に残した
C(センチュリー)A(アフター)…
この出来事が起こったのはC:A 001年
今から百年以上も前の話である…
月日は経ち…
C:A122年
この年、人類は再び争いの火種を起こす。
惑星型コロニー第七番地に謎の勢力が押し寄せた…
リザレクションを名乗るその勢力はMSを出撃させ、惑星連盟軍の所持するこのコロニーを襲った。再び起こった争いにコロニーの住人達は
恐怖し絶望し、そしてなす術もなくこの宇宙のチリになっていった。
これをきっかけに惑星連盟軍は、再び大きな戦争が起こると予測、
今まで100年近く封印していた武力保持を行うことを決意した。
地球と名付けた惑星を発見してから100年の月日が流れたスペースノイドは再び戦争が起こることを知り、戦いの歴史から逃れることはできないのだと改めて実感した。
そして1年後
C:A123年…
第七番地コロニーの悲劇から一年が経過した頃、惑星連盟軍とリザレクションの戦いは大きく変動していた。
地球に基地を所持する惑星連盟軍は、そのほとんどを強奪され、戦況を覆されつつあった。
さらに残り9つある惑星のうち、5つがリザレクションの手に落ちてしまっていた。
惑星連盟軍はこの事態を脱却すべく新たなMSの開発を急いでいた。
そしてさらに月日は流れ…
C:A124年…
地球から1番近いコロニーエリア2にそびえ立つ、3体の白いMSの姿があった。
「これが本当に新型のMSかぁ?」
口を尖らせながらベリーズ・エラは言う
「こんなのただ頭に角を付けて、ちょっとかっこよくしてあるだけじゃねぇか…」
「あら?でもこのMS、ガンダムって名前らしいですよ?」
メレア・E・ラムダは答えた
「えっ、マジかよ⁈このMSガンダムかよ…」
ガンダム…その響きにベリーズは少し高揚した。
ガンダム、それはかつて起こった大戦争の記録に多数出てくる、伝説のMSである。
様々な時代の戦争に登場し、どの時代のガンダムも大きな戦果を残している。それゆえに、ガンダムは戦争を終わらせる英雄、という印象が人類の中にあるのだ。
もちろん、伝説として語られるガンダムに乗れることも高揚の理由である。
「おやおやこれはこれは、ベリーズ君にメレアさんではないですか」
「あっ…キープ隊長!」
上司であるキープ・デリダが現れ、二人は敬礼をする
「ここは戦場ですよ?騒ぐのはいいですがもう少し自重しなさい」
「はっ…はっ!申し訳ありません隊長!」
「まぁ、ガンダム…ぐらいで興奮するぐらいの男には無理な話ですかねぇ〜?」
ベリーズに対して嘲笑しながらキープは話を続ける。
「ガンダムなんて所詮迷信です…たった一機のMSで戦争が終わるはずありませんよ…はっはっはっ!」
高笑いをしながらキープは外のバルコニーに向かった…
それを見届けたベリーズは愚痴をこぼす
「クソォ…あの野郎、何かと俺に向かって嫌味ばっかり言ってきやがる…」
それを聞き、メレアは少し笑った
「何がおかしいんだよ」
「いえ、隊長があなただけに嫌味を言うのはあなたばかり問題を起こしているからなのになぁ、って思っただけです…」
「なっ、なんだよぉ…」
「とはいえ私もあの人のことはあまり好きではありません、人を馬鹿にしてるだけで、ちっとも愛想が良くないですし…」
「だよな、この先不安だぜ…」
ベリーズとメレアは今後の予定に不安を募らせながら…作戦準備に取り掛かった。
一方、ここから少し離れた斜面に、二人の男女がいた。
「いいか?作戦のおさらいだ…まず俺が基地に潜入して、惑星連盟のお偉いさん達の暗殺を図る、お前はその隙にテヤン・ディーでここにあるっていう新型MSの破壊をしろ、その混乱に乗じて逃げ出すぞ。」
作戦をこと細かく説明しているのはリザレクションの隊長である、
それを真剣に聞いているのは一等兵のリン・マイメェーツェルである。
「了解です隊長」
「では、作戦を開始する、いいか、死ぬなよ」
「はい」
そうして、隊長の男は基地内に潜入し、リンはMS、アーケロン乗り込んだ。
「こんなところで死ねない…新型、必ず倒す…!」
決意を固め、リンは機体を機動させた。
初めてガンダムの小説を書きましたがまだまだ未熟ですので気ままに頑張りたいと思います。