INFINITE・BUILD-無限創造-   作:たいお

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第30話 封印のファンタジスタ=キードラゴン

 

「があぁぁぁぁぁっ!!」

「おうっ!?」

 

 突如、普段の佇まいからは似合わない絶叫をラウラが発する。それと同時に彼女のシュヴァルツェア・レーゲンから電撃が奔り、距離が近かった戦兎を吹き飛ばした。

 

「戦兎!大丈夫か!?」

「あー、なんとかな。……けど目の前の光景の方がよっぽど大丈夫じゃないと思うんですけど」

「っ……なんだよ、あれ」

 

 一夏は目の前で起こっていることに目を疑う。

 目を見開かせた彼の瞳に映るのは、ラウラのISが異常な変異を起こしている姿。技巧的な変形などではなく、泥のような形状と化した装甲が彼女に纏わり付いているのだ。ISの形状変化はタイミングが限られており、当然あのような変化の仕方は正規ではなく、前代未聞の事態である。

 

 そしてラウラの身体を覆った泥は、そこから更にグニャグニャと変貌を遂げる。シルエットはラウラの姿をそのまま模っており、レーゲンとは違った最小限のアーマーらしきものも手足に備えられている。目の箇所のラインアイ・センサーの赤く不気味な光は、戦兎達を見ているようで、どこか別の場所を見ているようである。

 その手に握られているのは、かつて千冬がモンド・グロッソにて愛刀として用いた近接ブレード【雪片】。ラウラが望み、その望みの通りに形を成した。

 

 だが、一夏はその刀を姉以外の人間が持つことを許せなかった。

 

「あいつ、千冬姉の刀を……!」

 

 気付けば一夏は雪片弐型の持ち手を強く握り締め、前方にいる黒いISに強烈な敵意を向けていた。

 

 その感情を察知した黒のISが動きを見せる。ピクリと僅かに動いたと思いきや、次の挙動は瞬時加速にも劣らない速度で一夏に急接近。脇に据えた刀を一閃に振り抜き、一夏の胴元に狙いを定める。

 一夏にとって見覚えのある太刀筋。それはまさしく自身の姉の千冬のものであった。

 

 ISの斬撃が上手に回り、一夏は反射的に後ろに下がったことによって左腕に刃を掠めるという最小限の被害に抑えた。もしももう少し前にいたならば、腕1本を持っていかれる未来も待っていただろう。

 だが、今の一夏には自身に迫りかねない凄惨な未来を考えている余裕など無かった。今しがたその身に生傷を負ったのは白式のシールドエネルギーが防御を張る程の量が無かったからで、今の一撃でエネルギーが完全に底を突き、白式は一夏の身体からフッと消滅した。

 ISが展開出来なくなった。にも拘わらず、一夏は倒れた身体を起こし始める。

 

『っ!赤星、今すぐその馬鹿を止めろっ!』

「え、なんです急に――」

『いいから急げっ!一夏のやつ、IS無しで突っ込むつもりだっ!!』

「えっ」

 

 管制室にいる千冬の言葉の通り、起き上がった一夏が怒りの形相を浮かべて黒いISに挑みかかっているのを戦兎は見た。

 マジかよ、と思いつつも指示に従って一夏に追いつくと身体を掴んで食い止める。ISの力ならばなっみの人間を取り押さえることなど造作も無い。

 

「放せよ戦兎、放せっ!!」

「いやいや色々と理解が追いついてないし。何、何をそんなに怒ってんの?」

「うるせぇっ!いいから放せって言ってんだろっ!!」

「あれ、これはあれか、さっき俺がスルーしたことへの報復か何か?」

 

 単に頭に血が昇っているだけである。

 先程黒いISが攻撃を行ったのは、一夏が武器を持って敵意を向けたことが原因だろう。現にこうして騒いでいても、黒いISは一切反応を示さない。

 

「いい加減にしろ、一夏っ!」

 

 どうしたものかと戦兎が考えていると、抑えている一夏が突然誰かから平手を受けた。

 彼の頬に平手を打ったのは、いつの間にか気絶から復帰していた箒であった。既に打鉄からは降りており、ISスーツのみの姿である。

 彼女から目の覚める一発を貰い、一夏は漸く自身に滾っていた激情を静める。

 

「落ち着いたか?」

「……あぁ、すまねぇ。戦兎も悪かった。俺を庇ってくれたってのに」

「気にすんな。で、あんなに怒った理由は?」

「……あの雪片は千冬姉だけの刀なんだ。あの刀で、あの技を使っていいのは千冬姉ただ1人なんだ。それをあんな偽物が我が物顔で使ってるのが、我慢ならねぇ」

「……お前は千冬さんのことばかりだな」

 

 箒が呆れた様子でそう呟く一方、戦兎は一夏の姿をここ最近の自分と重ねていた。

 未知のフルボトルと関連技術を持った組織の登場、ロボットフルボトル盗難のアクシデントが重なり、その胸の内に苛立ちを湧き上がらせていた。シャルロットが気を利かせてくれたお陰で、今は落ち着きを見せてはいるが。

 自分にとって大切な何かの為に怒る。奇しくも今の戦兎は一夏の気持ちが分からないことも無かった。

 

 とはいえ。

 

「で、今のお前に何が出来るというのだ?白式のエネルギーは空っぽで攻撃はおろか展開すらままならないのが現状だろう」

「ぐぅ……」

「完 全 論 破」

「横で茶化すな」

 

 これが現実である。いくら吠えたところで、今の一夏に気勢はあれど肝心の戦う力が残っていない。黒いISに攻撃されないよう冷静に努めていたならば、零落白夜1回分くらいは発動出来ただろうが、今となっては後悔先に立たず。

 それに、今この場にいる若者達が動こうとも周囲は既に事態に向けての対応を始めている。

 

『非常事態発生!非常事態発生!トーナメントは直ちに中止!来賓・生徒はすぐに避難を開始し、教員部隊は急ぎ鎮圧任務に移行!繰り返す――』

「だそうだ。お前が無理に危険な場所に赴こうとも、大人達がどうにかしてくれる。行く必要も無い」

「……違うぜ箒、全然違う。俺が『やらなきゃ――」

「じゃ、俺は普通に行くから」

「空気呼んでぇ!今いいこと言おうとする流れだったよね!?黙って聞くところだったよねそこは!」

 

 一夏の決め台詞を遮り、戦兎はリヴァイヴから降りて黒いISと対峙し始める。

 

「というか待て戦兎!お前、まさか生身でアレに挑むつもりなのか!?」

「んなわけないでしょうよ。こんなこともあろうかと、ビルドドライバーもフルボトルも備え済みだ」

「ISスーツのどこに備えてたというのだ……」

 

 しかも既にドライバーは腰に巻かれており、両手にはそれぞれフルボトルが握られている。

 戦兎が2つのフルボトルを振ると、周囲に立体の公式が展開され、アリーナを旋回するように飛び交い始める。立体の公式は攻撃判定には通らないようで、黒いISはピクリとも動かない。

 

 その中で、一夏は戦兎にあることを訪ねた。

 

「戦兎。お前はどうして戦うんだ?」

 

 先程箒が言っていたように、今この場には教員部隊が駆けつけようとしている。後は彼女達に任せてしまえば事態は収拾されるだろう。

 しかし戦兎は戦う道を選ぶ。その理由はやはりとなんというか、ブレなかった。

 

「あれくらい強そうな相手なら、存分にデータが取れるだろ?」

 

 黒いISの方へと向き直ったビルドは、フルボトルをドライバーに装填する。

 

≪ドラゴン!≫≪ロック!≫

≪ベストマッチ!≫

 

 群青色と金色のフルボトルによる最適な組み合わせ。レバーを回していけば、戦兎の周囲には2色のパイプが複雑に絡み合い、ファクトリーを形成していく。

 

≪Are you ready?≫

「変身!」

 

 2つのハーフボディに戦兎の身体が挟み込まれる。

 刺々しい牙のようなパーツが腕部に備わったドラゴンハーフボディ、肩と腕部に装着された鍵型の装備が特徴的なロックハーフボディ。蒸気を噴出しながらその姿を現す。

 

≪封印のファンタジスタ!キードラゴン!イエイ!≫

 

 【ビルド・キードラゴンフォーム】

 戦兎がビルドに完了し終えた途端、黒いISはビルドの力を感知して動き出した。一夏の時とは異なる構えを一瞬で取ると一直線にビルドへと向かっていき、袈裟切りに刀を振り下ろした。

 

 ビルドは左腕に備わった鍵型の拘束具射出装置【バインドマスターキー】を滑り込ませて斬撃を受け止める。重量と硬度の備わったどの装置は一種の盾としても利用出来る。

 そして勿論、打撃武器にも。

 

「そぉい!」

 

 黒いISの胴体に鋭い拳を叩き付けた後、刀を落とすことを目的にバインドマスターキーを相手の手元に振るい、命中させる。しかし刀はまるで腕にくっつけているかのように離れず、ISの手に収まったままだ。

 手応えというか、当てた部分は悪くなかった筈。しかし全く効果が無いとなると、やはり人間相手に使う手が限られてくる。

 

「多分、武器を失う可能性を消す為にそうしたんだろうな。確か現役時代の織斑先生の武器ってあれだけらしい……しぃっ!」

 

 分析をしている間にも、黒いISからの攻撃は続く。今度は右腕部の牙のような白刃【ファングオブレイド】を用いて迫る刃を防ぎ切る。

 取り敢えず、先程のラウラの様子を見る限り今目の前にいる存在に彼女の意識があるとは思えない。如何にも巻き込まれたような様子だったし、そもそも動きがどこか機械的で先月の無人機を思わせる。そうなると、あれはなんらかのシステムによって稼動しているとみていいだろう。

 

 ならば、このキードラゴンは最高の相性といっても過言では無いだろう。

 

「というか、ロックフルボトルの方ね」

 

 そう言いつつビルドは黒いISの懐に忍び、相手の右太ももに位置する個所を蹴りつつ跳び越え、背後を取る。

 

 黒いISは後ろに回ったビルドに対処すべくすぐに振り向こうとしたのだが、そこでそのボディに異常が発生した。突如、身体の一部に動きの鈍い箇所が発生し、その身をよろめかせたのだ。

 その箇所とは、右太もも。先程ビルドが蹴りを入れていた所だ。

 

 【ロックアップシューズ】。ロックハーフボディ側である右足のバトルシューズには接触式の妨害装置を備えており、この足で蹴られた機械類はその部位に組み込まれた特殊機能を封じられる。セシリアのブルー・ティアーズ、鈴音の衝撃砲、ラウラのAICといった特殊能力も該当する箇所に当てさえすれば封じてしまうことが出来る。

 敵はVTシステムによって動いている。VTシステムそのものが特殊機能扱いされていることにより、攻撃された部位が妨害装置の影響でシステムの指示を潤滑に受け取れなくなり、今まさに動きに支障を起こしているのだ。

 

「おっと、脅威なのはロックの方だけじゃないんだよな、これが」

 

 すると、ビルドのドラゴンハーフボディ側から蒼い炎が湧き上がり始める。生きているかのように揺らめく炎はビルドの拳や足に纏い、留まる。

 【ブレイズアップモード】。蒼炎を纏った部位の攻撃性能が急激に上昇するという、ドラゴンボトル特有の能力である。以前戦兎がドラゴンフルボトルを見て感情を昂ぶらせたのも、これ程の力があることをなんとなく察したからでもある。

 

 炎を纏ったビルドは猛攻撃を開始する。滑り込むように相手の懐に潜り込みにいっては強烈なパンチやキックを黒いISに素早く叩き込んでいく。一発一発が黒いISをよろめかせ、反撃の隙を与えずにいるほどに苛烈な攻め。

 締めの一撃に再びロックボディ側で回し蹴りを放ち、黒いISの左腕を捉える。蹴りを与えたことで、その箇所も右足と同様に妨害装置の影響を受けて動きを悪くさせ、急な不測の事態に対応し切れない黒いISの挙動は現時点で酷くなっていた。

 

 一気に流れを掴み、圧倒的有利な立場に持っていったビルド。

 そんな彼の戦闘を離れて観ていた一夏と箒も確信を得ていた。このままビルドの勝利で戦いが終わるに違いないと。

 

「……やはり強いな、ビルドに変身した戦兎は。ISの操縦技術はとりわけ優れたところを見せなかったが、やはり本職となると動きがまるで違う」

「……」

「……一夏?」

「ん、あぁ、いや。なんでもない」

 

 口を閉ざしっぱなしの一夏を気にして箒が声を掛けるが、一夏の反応は鈍い。

 

「もしかして、傷が痛むのか?応急処置はしてあるが、見た目以上に症状が酷かったり……」

「そんなんじゃないって。ただ……あいつが羨ましいっていうか」

「羨ましい?」

 

 一夏は改めて自身の姿を見やる。左腕には黒いISに付けられた傷への簡易な応急手当が施されている。続いて右腕を見下ろすとエネルギー切れで待機状態になっている白式、どこかその輝きは力無い

 手に入れた最初の頃こそ実感が湧かなかったが、セシリアとの決闘で目標を定め、戦闘や訓練を重ねていって、姉の力と誇りを感じさせるその力に喜んでいた。この力があれば、自分の大切な人達が守れる筈だと。

 

 だが、今は違う。

 ISはエネルギーが尽きてしまえば只の鉄の塊、待機形態も装飾品でしかない。ISを失った現在、世界で唯一ISを動かせる男という肩書きも意味を為さない。男だろうが女だろうが、強大な力を使えない以上は平凡へと成り下がる。

 

「(ちくしょう……黙って見てることしか出来ねぇのかっ……!)」

 

 先程黒いISに生身で殴り掛かろうとした時、相手はなんの反応も示さなかった。攻撃とすらみなされていなかったのである。如何に今の自分が無力なのかを、一夏は実感させられる。

 だから、今も戦えている戦兎が羨ましかった。彼が研究し、彼だけが使える力(ビルド)を以て。

 

「勝利の法則は、決まった!」

≪Ready Go!≫

 

 気付けば、ビルドは黒いISに止めを差すところであった。レバーを回した後、左腕から鎖を放出させてISを縛り上げる。更に右腕には蒼炎が出現し、徐々に膨れ上がっていく。

 そしてビルドは、必殺の火球を放った。

 

≪ボルテックフィニッシュ!≫

「はぁぁぁぁっ!」

 

 勝敗は決した。システムに妨害を入れられた上に鎖で封じられた状態で迫るを火球を止める術は黒いISに無く、ビルドの撃った火球はそのまま命中。黒いISは轟、と爆音を立てながら瞬く間に蒼炎に包まれた。

 

 燃え盛る蒼炎に照らされるビルドの姿を見る一夏。

 その瞳に映る感情は……。

 

「俺にも、あんな力があればな……」

 

 燃焼音の中で呟いた彼の呟きを聞いたのは、隣にいる箒1人だけだった。

 

 

 

―――続く―――

 




 かなりあっさり倒してしまったVTシステム……過去のベストマッチを幾つか出して苦戦する予定もあったのですが、もうこの数話は戦闘に費やしているので、作者が描写限か――いっそさっさと相性問題に持ち込んでしまっていいかなって。
 ちなみに今回の展開についてですが、幾つか別の案がありました。説明はまた次回にて……。

■キードラゴンフォーム■
【身長】196cm
【体重】108kg
【パンチ力】19.7t(右腕)16.9t(左腕)
【キック力】17.6t(右脚)24.1t(左脚)
【ジャンプ力】47.4m
【走力】5.1秒

―ドラゴンハーフボディ―
①ブレイズチェストアーマー:胸部装甲。フルボトルの成分を蒼い炎に変換し、全身各部へと展開する機能を持つ。蒼炎を纏った部位は【ブレイズアップモード】となり、攻撃性能が飛躍的に上がる。
②BLDインファイトショルダー:右肩部。腕部の動作を最適化し、格闘攻撃の速度と威力を引き上げる。
③ドラゴンラッシュアーム:右腕部。鋭利な白刃【ファングオブレイド】を利用した切断攻撃が得意で、蒼炎を纏った爆砕パンチで周囲の敵を焼き払うことが可能。
④BLDインファイトグローブ:右拳の強化グローブ。強く握ることで硬化し、打撃性能を強化すると共に反撃ダメージを防いで使用者の肉体を保護する。変身者の格闘センスに応じて能力が増大する。
⑤ドラゴラッシュレッグ:左脚部。ジャンプ力を活かした上空からの急襲ニードロップを得意とし、蒼炎を纏った爆砕キックで周囲の敵を焼き尽くす。
⑥クイックステップシューズ:左足のバトルシューズ。フットワーク最適化機能を備えており、地面を滑るような無駄の無い動きで敵を翻弄する。

―ロックハーフボディ―
①シャッターチェストアーマー:胸部装甲。2重の防護シャッターで守られているため、致命的威力を持つ攻撃も2回までなら防ぎ切る。装甲内部には空間圧縮金庫が組み込まれており、機密書類や貴重品を保管できる。
②BLDセキュリティショルダー:左肩部。頑丈な鎖と錠前を高速生成し、バインドマスターキーへと送り込む。
③インターラプターアーム:左腕部。金色の防護パーツは敵のエネルギー攻撃を遮断する特性を持つ。内部には関節強化ラチェットが組み込まれており、アームロックやヘッドロック等の格闘技を得意とする。
④バインドマスターキー:左腕の拘束具射出装置。頑丈な鎖と錠前を高速射出し、敵の動きを封じる。十分な重さと頑丈さを備えているため、打撃武器としても活用出来る。
⑤BLDセキュリティグローブ:左拳のグローブ。変身者が行った施錠・開錠の操作を自動記録し、閉め忘れ防止の機能を持つ。敵の武器に組み込まれている安全装置を作動させ、無力化させることも可能。
⑥インターラプターレッグ:右脚部。金色の防護パーツは敵のエネルギー攻撃を遮断する特性を持つ。内部には関節強化ラチェットが組み込まれており、レッグロック等の格闘技を得意とする。
⑦ロックアップシューズ:右足のバトルシューズ。接触式の妨害装置を備えており、敵にキックを命中させ、その部位に組み込まれた特殊機能を封じることが出来る。

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