注意!第2話を見よ!
(カズマ視点)
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「あのーすいません。ゆいゆいさん。
このドアにかけた『ロック』の魔法、
解いてもらえませんか?」
俺はドア越しにゆいゆいに交渉する。
俺はあのとんでもなく気まずい食事を終え
風呂を借りた後、
かつてのようにめぐみんの部屋に
閉じ込められていた。
「カズマ大変です!窓も魔法が
かけられていて開きません!」
窓から脱出を試みためぐみんから、
報告が入る。
俺がもう一度交渉しようとしたその時、
「それなら仕方がないわ。
今からテレポートでアクセルまで行って
こめっこのメモを皆さんに
見せてくるわ。」
俺とめぐみんは同時に叫んだ
『いっしょに寝るのでそれだけは
やめて下さい!!』
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「今日はとんでもない1日でしたね。」
めぐみんはクスクス笑いながらひょこっと顔だけを布団から出して俺を見る。
当然のように1枚しか敷かれていない布団で
2人並んで横になっている。
月明かりに照らされためぐみんは
普段の「年下の少女」の様な雰囲気を
全く感じさせない「大人の女性」だった…
「そ、そうだな…」
俺はうわずった声で答え、動揺を隠そうと
寝返りを打ってめぐみんに背を向けた。
すると、めぐみんは俺のお腹に手を回し、
額を俺の背中にぴったりとつけ囁いた、
「そろそろ『仲間以上恋人未満』の
関係をやめませんか?」
「え?」
めぐみんは続ける
「機嫌が良いときは人にちょっぴり優しく
お金持ちになったら働かなくなる、
そんな普通の人かと思えば
1人で頑張って支援金を得ようとする
王女さまを運だけで助けたり
仲間がしたくもない結婚をしようと
すれば、とんでもない大金を用意して
助けてあげる。
そんな優しいあなたが、
そんな頼れるあなたが、
私は大好きです。」
俺は優しくほほえむめぐみんに
何も言えないでいた。
「私はあなたに出会えてよかったです。
あなたのパーティーに入れて
よかったです。
私はカズマとずっと一緒に……」
そこまで言うとめぐみんは
何か決心したように俺に強く抱きついて
言った
「カズマは私のこと好きですか?」
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ーカズマは私のこと好きですか?ー
突然の質問に俺は思わずめぐみんの顔を
見る。
めぐみんはどこか不安気な眼差しで俺を
見ている
その時俺は気付いたー
「俺も好きだよ。」
ー飾る必要はない。
今の俺の素直な気持ちを伝えればいいと
「大人びためぐみんも
子どもっぽいめぐみんも
仲間思いなめぐみんも
爆裂魔法を撃つめぐみんも
全部ひっくるめて好き……
そうだな、
俺はめぐみんが好きなんだな…」
俺はゆっくりゆっくり、声がうわづらない
ようにはっきりと言った。
「きょ、今日はどうしたんですか…」
めぐみんは寝返りをうって俺に背を向けた。
「そうやって耳まで赤くなってる
めぐみんも好きだぞ。」
俺がからかうようにめぐみんに言う。
すると、めぐみんは勢いよく
寝返りをうち早口で捲し立てた。
「なんですか!いつもと立場が
反対じゃないですか!
そうですよ、私の顔は真っ赤ですよ!
だって…だって……!
好きな人に初めて……はっきりと
『好き』と言ってもらえたのですから!」
めぐみんは綺麗な赤い光を放つ瞳から…
涙を流していた。
「カズマは知らないと思いますが、
カズマが夜な夜な綺麗なお姉さんが
いるお店に通っている時、
カズマが知らない女の人と話している時
凄く心がもやもやして、
不安でしょうがなくて、
夜に泣いてしまうこともありましたよ!
それでも私はカズマが好きだから……
好きだから…!」
泣きじゃくるめぐみんに、俺は
「長い間辛い思いをさせてごめんな。」
できるだけ優しく呟いた。
そう、今日の俺は素直なのだ。
「か、かずまぁぁ……!」
めぐみんは俺の胸に飛び込んできた。
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「ふふ、恥ずかしいところを
見せてしまいましたね。」
ひとしきり泣き、落ち着いたのか
めぐみんは苦笑しながら俺の胸から
離れた。
泣き顔のめぐみんも可愛いかったが
それは黙っておこう。
めぐみんはふと、窓の外に目を向けると
嬉しそうに言った。
「カズマ!星が凄くきれいですよ!」
「本当に綺麗だな…」
俺はあまりの美しさに息を飲む。
俺の故郷の空もこんなにきれいだったの
だろうか……
少なくとも俺が日本にいたころは
星なんかゆっくり眺めたことはなかった。
「なぁ、めぐみん。」
俺はゆっくりと呟いた。
「俺の『恋人』になってくれないか?」
めぐみんは少し顔を赤く染めうつむいた。
そして、じーっと俺の顔を見つめながら
近づいてきた。
するとそのままー
Chu…
「…!!」
俺は驚きからか、声が出せない。
今のって……
そんな俺を見ながらめぐみんは
夜空の星に負けない
とびきりの笑顔で言った。
「もちろんです!カズマ!」
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結局、あのあと一睡もできなかった
俺たちは朝早くに散歩に出かけた。
ドアにかけられていた魔法も既に解けて
おり、なんなく家を抜け出す
俺とめぐみん。
人の目がないのをいいことに手なんか
繋いでみる…
昨日からめぐみんがやたらとかわいく
見えるのはなんなのだろう?
彼女になったから?
「……そしたらねーめぐみんが…」
そんないいムードの中、
聞き覚えのある声がする。
「ゆんゆんじゃないですか。
こんな朝早くに何してるのですか?」
「めめめめ、めぐみん!
べべべ、別に何でもないわよ!
お、お花相手にか、会話の練習を
していたわけじゃないからね!!」
とんでもなく慌てるゆんゆん…
え?花と会話の練習してたの?…え?
俺が軽く動揺するなか
ゆんゆんはおずおずと質問した。
「て言うかめぐみんも、こんな朝早くに
何してるの?そ、その…カズマさんと
て、手なんか繋いで…」
それを聞くとめぐみんは手を離し
俺を見てニコッと笑った。
かわいい………
するとめぐみんはローブをバサッと翻し、
堂々と名乗りをあげた。
「我が名はめぐみん!
アクセス随一の爆裂魔法の使い手にして
いつか爆裂魔法を極める者!
そして…
カズマの彼女にして
いつか妻になる者!!」
ゆんゆんの叫び声がまだ眠りについている
紅魔の里にこだました。
どーもみゃーーです。
pixivと違って文字数に制限があるのでなんと2話で
最終回です(笑)。一応後日談がありますのでまたぜひ
ご覧下さい。