注意!
この作品は「この紅魔の夜に祝福を!」の
おまけです。
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「アルカンレティアだな。」
俺は隣にいるめぐみんに声をかける。
「アルカンレティアですね。」
めぐみんは目の前に広がる街を楽しげに
眺めながら答える。
「じゃあ…行きましょうか!
ちょっと早めの新婚旅行!」
めぐみんは本当に楽しそうに俺の腕を引っ張った。
‥‥‥時をさかのぼること数時間前
俺とめぐみんは紅魔の里から解放され、
朝帰り…と言うにはいささか遅い昼帰りを
かました。
俺たちの屋敷で待っていたのは
ものすご〜くご機嫌斜めのダクネスだった。
俺が華麗な"DOGEZA"をきめ、
ダクネスの機嫌が直りかけた
その時、
「めぐみんも!付き合ってもない男と
二人っきりで夜を明かすなど……」
「カズマは私の彼氏ですよ?」
この爆裂娘の爆弾発言である。
『はぁ!?』
さっきまでゼル帝と戯れ、こちらにまるで
興味を示さなかったアクアまで叫ぶ。
「あ、お二人はまだ知りませんよね。
紹介します、私の彼氏のカズ…」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
俺とめぐみんは奇声をあげたダクネスに
追い出された。
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「まだ叫んでる……」
あれから数分たったが、
いまだにダクネスの叫び声が聞こえる。
俺とめぐみんは持久戦だとばかりに
ドアの前で体育座りしている。
ちなみにめぐみんの長いローブのせいで
スカートの中は見えない……
……本当ですよ?
あ、でも今チラッと見えた!
もう少しそのローブを………
その時、玄関のドアが開けられ
アクアがため息をつきながら出てきた。
「あれはちょっと無理そうね。
ダクネス、あれで凄く二人のことを
心配してたのよ。」
アクアは続ける。
「それにほら…ね?あの子もその…
カズマのこと……。
……そうだ!」
アクアは指をパチンと鳴らして言った。
「アルカンレティアへ新婚旅行にでも
行ってきたら?」
新婚旅行?あの…まだ付き合って
10時間位なんですが……
アクアは言うが早いか、さっさと俺達の
荷物を準備して持ってきた。
おかしい。あの駄女神がこんなことを……
俺は荷物を受け取りながら尋ねた
「……今回はいくら?」
アクアはピースを作りながら
申し訳なさそうに答えた。
「20万です。カズマさま……」
俺が金を渡してやると
アクアは何かをこちらに投げた。
「ではでは!お金アザーっす!!」
白い光が俺達を包みこんだ。
………そして今に至る。
「なんだかこれぞ「デート」って感じです
ね!」
前を歩くめぐみんが振り返る。
こんなちょっとした仕草もかわいく
見えるから不思議だ。
「ほらほら。とりあえず宿に行くぞー」
なんと今回はアクアが宿の手配まで
してくれたのだ!
なんか天変地異の前触れなのか?
「はあー到着!!」
俺はすぐさま2人用の大きなベッドに寝転がる。
当然のように2人部屋なことに軽い感動を
おぼえていると、
「カズマ!カズマ!
見てください!部屋に露天風呂がありま
すよ!」
楽しそうに笑うめぐみん。
うん。かわいい
そういえばアクアが浄化した源泉、
どうなったのだろう……などと考えていると
「あ、あの…カズマ…その…お風呂、
い、一緒に入りませんか?」
「…………………え?」
俺は思わず聞き返した。