そんな君に   作:秋の月

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キャラが多い分、話は思い浮かぶんですよね...。
ただ、このキャラ良いなと思った子を贔屓にするので、読者のお目当てのキャラが出なかったり...。
意見を下されば、先の話に採用したり、参考にするよう頑張ります。

8話目、前書きが長くなりました。どうぞ。


8話 インドア派のお出かけ

ビルに囲まれた駅で降り立つ。

千葉まで行く黄色い電車に乗って降り立つとそこにはスーツ姿の男性やチェック柄やアニメのキャラクターが印刷された服を纏った男性たちが多くいる。

 

「こっちだよ」

 

東雲と姫島に連れられてここ、秋葉原の街を歩く。

何故こうなったのか。

 

―――

 

昨日も同じような回想をした気がするが、まあこれはバーベキューから帰った時の出来事だ。

玄関には見知った靴が二組あった。

まあ、何となく察したが部屋に入ると東雲と姫島が人のベッドの上で寝っ転がりながらゲームをしていた。

 

「...今日はどうした?」

 

こいつら本当に女子高生なのかと思うところがあるのだか、聞いても無駄なだけだろう。

 

「何って...明日秋葉に連れてくから来たんだけど...」

 

「...明日来るので良くないか?」

 

「起こして貰うに決まってるだろ...おっ!

レア素材ゲット」

 

えぇ...こいつらここで泊まる気かよ...。

 

「...どこで寝る気だ?」

 

「「ここ」」

 

「えぇ...」

 

俺のベッドで寝るのかよ...こいつら。

 

「はぁ...飯食ってないだろ?作るから待ってろ

あとベッドは好きに使ってくれ」

 

今日はソファーで寝るか...。

 

―――

 

この子たちの自己管理能力低過ぎないか?と思う。

本当に...こんなんでも可愛い部類に余裕で入ってるのに...。クラスどころか、学年でも人気があるのにこの子達は人の家に上がり込んで...夜道の背中が怖いと何度も思った事だろうか...少しキャラが乱れた。

 

「秋葉に来て何すんの?ゲーセン?」

 

「それも行くけど、まずはパソコンの部品とか、ゲーム

のソフトとか見てからだね」

 

「パソコンの部品...自作PCでも作るのか?」

 

「んいや、HDDを増設しようと思ってね」

 

「なるほどな」

 

街の中を歩く。ちょっとした路地にはパソコンのモニターを売っていたり、本体を売っていたり、何かしらの部品を売っていたりと賑わっていた。流石秋葉...。

 

「この店見てくるから木乃子と一緒にそこら辺見てて」

 

一人で良いのかと思ったが、俺がいてもお荷物になるだけだろうと思いながら、隣のジャンク品フリマに来た。

 

「スピーカーのジャンクか...見た目は問題なさそうだな」

 

「なんだ?お主直せるのか?」

 

「ハードとかパソコンは詳しくないけど、こう言った

ジャンク品直して売ったりしているからな」

 

要らなくなった電子機器あるか探し回ったからな。中には壊れたノートパソコンやらもあった...。

 

「勉強に運動に料理に人間関係とこなした上で更に

機械を弄れるなんて...チート?」

 

「いや、機械に関しては螺子川とか灘の方が優れて

いると思うんだが」

 

「あれは次元が違うだろう...」

 

それもそうだなと納得しながら、ジャンク品のスピーカーと鉄道模型を買った。

 

「ぬ?お主は鉄道関係の趣味もあったのか?」

 

「俺は齧る程度だ。そう言うのが好きな友人が

別の高校にいるんだ」

 

「なるほどな...しかしこの模型は今日乗ってきた奴に

似ているな...」

 

「細かい場所も似ていたりする奴があるそうだ。

俺にはどれも一緒に見えるけどな」

 

「これはハマったら沼に落ちるのか...」

 

それが鉄道模型だとか言ってたな。

まあ、そう言う気持ちもハマった奴しか分からないのだろう。ただ六桁も注ぎ込むと言うのはよく分からない...。ジオラマ作るぞってそんなスペースあるのだろうか。それに労力...手伝ってくれと言われるが。

 

「二人は何を見ているんだ?」

 

「ジャンク品だよ。そっちの様は終わったのか?」

 

「ああ。いい掘り出し物を見つけたのさ」

 

ニヤッとしながら袋を持ち上げる姿は様になっている。

 

「それじゃあ次はゲームショップだな...行くぞ!」

 

俺も掘り出し物あったし、後は彼女たちに振り回されよう...。しかし今日も暑いのにインドア派の二人が元気そうだ。昨日の疲れが残っているのだろうか...。でもまあ、そこら辺は耐えてな...。

 

「......」

 

何かを察しているのか、姫島がなにも言わずこっちを見つめる。退屈しているって思われているのだろうか。

 

―――

 

「このゲームとか懐かしいな...」

 

俺らが産まれる前からあるゲームを見に来た。家にハードはあるけれど、ソフトはそんな無い。そんなゲームを見ている。

 

「このパズルゲーム、スマホの奴でやってたな...」

 

同じ色のスライムの様なものを消すあのゲームも、レトロ風なタッチで掛かれていた。

 

「配管工レース...そう言えばこれも昔からあったなぁ...」

 

今でもパーティーゲームの鉄板だ。父親役は昔から遊んでいたと聞いた。

 

「新しいグラフィックもいいが、偶には趣向を変えて

こういうレトロゲームに手を出すのが楽しいのだよ」

 

「まあ、面白さに新しいも古いも無いからな...

冒険の書が消えた時トラウマを植え付けられたが」

 

「それもレトロゲームの醍醐味だよな...消えたら

消えたでやり直せばいいけどね」

 

そんな感じで時間が過ぎた。空を見上げると陽の光が少し傾き始めていた。時計を見ると一時を表していた。

もうそんな時間か...ゲーム談議が盛り上がったのか。

 

「そろそろ飯にしないか?」

 

「いいけど...どこで食う?」

 

「無難にワックだな...」

 

目的地が決まると、そのまま行動に移す。まあ、ゴールデンウィーク真っ只中の都心だから、混んでそうだが、それはそれで仕方ない。

しかし暑い...軽く眩暈を起こりそうだ。

 

「...お主、大丈夫か?顔色が悪いぞ?」

 

姫島が隣に寄ってきて心配そうにこちらを見る。

まさか姫島に心配される日が来るとは...。

 

「一応...ちょっと疲れてるが」

 

「無理をするでない。昨日も遠慮してソファーで

寝てたのだろう」

 

「バレてたのか...」

 

「喉が渇いてな。降りてみるとお主がソファーから

足をはみ出して寝ているのを見つけた...」

 

原因が君たちだってのは愚問だろう。

 

「歩けるか?ごめんな...部屋から追い出すような事して」

 

「俺の寝方が悪かっただけだから気にすんな...。

それより腹減ったから行こうぜ」

 

腹も減ったがやはりこの暑さは辛いな...。

 

「だ、大丈夫ならいいけど...」

 

一度止めた足を起動し始める。さっきの様な眩暈は形を潜めた様だ。ワックで何食うか。

 

―――

 

食事を終えた後ゲーセンに寄った。エアコンの聞いた店内で涼んだ後(二人は格闘ゲームや音楽ゲームをやっていた)は今日は帰ろうとなった。しかしやけに騒がしい。問題事では無さそうなので、なにか有名な人が居るのだろうか。人混みを割いてそれを見ると、そこに居たのはコスプレをしている女の子だった。その姿にどこか見覚えがある様な気がする...。

 

「あれは戸村か...」

 

姫島が声をもらす。ああ、思い出した。その容姿はどこかのアニメキャラクターの様になっているが、クラスメイトの戸村美知留そっくりだった。

 

「コスプレ...あれは撮影か何か?」

 

「コスプレ大会では無いが、こうして自身のコスプレを

披露する者も居るのだ」

 

「で、美知留は頻繁にそれをしているんだ」

 

なるほど...コスプレか。

 

「翠も興味あるのか?」

 

「無いとは言い切れないが、そんな優れた容姿では

ないしなぁ...」

 

そこら辺に彷徨いている真面目キャラだと中学時代は称されていた。それに比べると彼女は容姿に恵まれ、コスプレも様になっている。

 

「別に翠も容姿はいいと思うんだが...」

 

困った様に、東雲が肩を上げやれやれとした感じでいた。

 

「まあ、長居しても辛いから帰るか」

 

「そうだな」

 

帰り際、こちらに向かって手を振っていた気がするが気の所為だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

地元に帰っている途中、ボクと木乃子は疲れ果てて寝ている翠を眺めていた。あいつは自分を卑屈に見ているが、実際はかっこいいし、優しいし...。そして周りもそれを理解している。だからライバルも多い。あいつの幼馴染みの上条も、クラスメイトの八束や櫻井も...もしかしたらボクが知らない所でも、誰かの好感度を上げているのだろう...。本当に困ったなぁ...。なんで、こんなのを好きになったんだろうな...。




感想、こんなのどうかな?と言ったお話の意見などお待ちしております。
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