やはりバルキリー乗りの俺は間違っているのか?   作:BenQ

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プロローグ

 

俺が12歳の誕生日の時、初めてバルキリー「VF-19」に乗った。もちろん自分で操縦したわけではない。親父が操縦し俺は後部座席いた。親父はバルキリー乗りで「なんでも屋と呼ばれるSMSという所で働いていた。

そのツテで親父はバースデープレゼントにバルキリーに乗せてくれた。機体が地面から離れた時、一度も飛行機乗った事がない俺は初めてGを体感した。

まるで体が押しつぶされそうな感じだった。

誰もがGの感覚が嫌いと言うが俺は嫌だとは思わない。むしろ楽しかった。

バルキリーが頂点に達した時、俺は上を見上げた。

何万もの小さな星が輝きを放っていた。

魅力的で贅沢な風景だった。

バルキリーは宇宙空間でも飛行できる。

だが燃料が少ないため宇宙へ行く事は出来なかったがこれだけで充分だった。

宇宙に行った事がある親父は前にその話を俺に聞かせてくれた。

その事を思い出しふと前にいる親父を見た。

機体が激しく揺れても親父はびくともせず操縦桿を握りバルキリーを操縦する。

そんな親父がカッコよく感じた。

この時から俺はバルキリーに憧れを持ち始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『貴方のやり方嫌いだわ』

 

『人のこと考えてよ!』

 

俺こと比企谷 八幡は自分のベッドで寛いでいる。

そして2日前の修学旅行で雪ノ下と由比ヶ浜の2人に言われた言葉を思い出してしまった。

奉仕部に入っている俺とあの2人は常連のイケメン野郎葉山にダチの告白を手伝って欲しいと頼まれていた。

しかし告られる相手から告白を止めて欲しいとプライベートで言ってきた。

洞察力と思考が速い俺は葉山らは告られる相手の事を考えていないと判断した。

そこで俺は告白時、告るヤツより先に告られる相手に嘘の告白をし止めた。

そして雪ノ下と由比ヶ浜にあの言葉を放たれた。

修学旅行から帰った後俺は小町とも喧嘩してしまった。

喧嘩の内容はあの2人と同じで誰がこの情報を小町に流したか検討は着く。

あの時俺は何も感じなかったがそれ以来徐々にこの言葉が脳裏に浮かぶ。

俺はベッドから起き上がり本棚の上に飾ってあるヘルメットを手に取った。

このヘルメットはバイクや自転車とは違う。

ラベノに出てくるSFの様なヘルメット。

これはバルキリーのパイロットが被るヘルメットで

「親父の物だった。」

もう一つ棚の上に一枚の写真が飾ってある。

それの写真は12歳の誕生日に親父と一緒にパイロットスーツ姿で撮った写真だ。

後ろには親父のバルキリー VF-19が写ってる。

俺が中学上がった時、親父はバルキリー乗りとして死んだ。

ある大企業の社長が乗っているプライベート機の護衛任務で親父含め3機のバルキリーが護衛に就いていた。

護衛任務はいつも通りだった。

が突如、正体不明のバルキリー集団が親父たちを襲った。

親父は進路を変える様 護衛機と2機のバルキリーに伝え囮になり還らぬ人となった。

死んだ事を知らされた時、母さんと小町は泣いていた。

もちろん俺もだ。

だが今思えば親父らしい死に方だった。

いつも親父は正義感を持ち身を投げ犠牲になり人を助ける。

 

人が困っている時は自分を犠牲にしてでも助ける。

それが俺のモットーだ。

 

いつも親父が言っていた口癖だった。

親父に似たせいか俺も同じように自分を犠牲にしている。

親父が死んで以来、母さんと小町はバルキリー関連の事やSMSについてノータッチになった。

お金に関しては十分あったため生活には困らないが母さんは仕事している。

夜遅いため普段は俺と小町しか家に居ない。

小町は掃除、洗濯など色々な家事をこなしている。

将来良い嫁さんになるに違いない。

だが彼氏を作るには早いからな?

お兄ちゃんユルシマセンカラ。

なんやかんやで親父が死んでも俺の口数が少なくなった以外、普段通りの生活送っている。

そんな中俺は母さんと小町、雪ノ下や由比ヶ浜らに内緒にしている事が一つある。

簡単に言えばアルバイトとやっている。

だがバイト先が問題である。

するとポケットに入っているスマホが鳴った。

普段の着信音とは少し違う。

この着信音はバイト先で普段とバイト先では着信音が違う。

ヘルメットを元に戻しスマホを出した。

バイト先からメールだった。

 

 

 

バイト先の名前は「SMS」

 

 

 

親父が働いてた場所である。

そして俺は

 

戦術特殊航空部隊88番機VF-25

 

パーソナルネーム「陰神」

 

のパイロットである。

 

 

 

 

 

 

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