やはりバルキリー乗りの俺は間違っているのか?   作:BenQ

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急速接近している不明機2機に対し俺は交戦許可を得た。

だが川崎に護衛対象機のU-19から遠く離れるなと言われた。

多分上からの指示だろう。

U-19と再び回線を開いて交信する。

向こうも気付いて居てイェーガーとトゥイッチは既に元の場所へ戻っていて操縦室におるのはパイロットと副パイロットの2人だけだった。

俺はスピードを上げるよう指示した。

無人機が徐々に此方に向かって来る。

スーパーパックを持って来て正解だった。

BBに燃料の残量を確かめて貰ったところ予備燃料合わせて80%だと言われた。

あまり燃料を消費すると帰れなくなる。

手短に終わらせよう。

 

BB『unknownがミサイルの射程距離まで接近』

 

後ろから目視で確認した。

暗いせいで機体の種類が分からない。

不明機2機は陰神の後ろを徐々に詰めてる。

これ以上護衛対象に近づけては行けない。

息を整えて操縦桿レバーを握り直した。

そして

 

八幡「陰神、エンゲージ!」

 

BB『Enemies Lock-on』

 

三連式マイクロミサイルを3発ずつ計9発をロックした不明機2機に放った。

VF-25は後ろの敵でもミサイルを撃てる。

放ったと同時に2機の無人機は機体を横にし急旋回する。

隙が出来た。

だが俺はバトロイドにして陰神を人型ロボットに変形する。

変形時体にGが掛かるがそんなのは御構い無しだ。

直ぐに腹を見せている1機の無人機にガンポッドの照準を合わせ引き金を引いた。

ガンポッドは火を噴き鋭く光る58㎜の弾が狙いを定めた無人機のノズルに命中する。

無人機のエンジンは停止して先ほど放ったマイクロミサイルが3発命中し破壊した。

さっきの無人機はAIF-7Sだった。

後はもう1機のAIF-7Sだけ。

俺は最後の1機に目を向ける。

目を疑ってしまった。

AIF-7Sはあり得ない動きを見せる。

物凄いスピードでジグザグに飛行しミサイルをスレスレに避ける高機動性。

ノズルから排出される紅色を炎が宙に線を引く。

コイツ新型か?

とにかく陰神をファイターに戻しアイツのケツにつくことを専念する。

 

八幡「BB、あのAIFにハッキングして出来るだけ情報を抜き出せ」

 

BB『了解』

 

そしてBBに新型機の情報を抜き取るようハッキングを命令した。

 

ケツにつくものの左右に素早く水平に動く。

ミサイルがロック出来ない。

すばしっこいハエだ。

するとハエは直立して急ブレーキを掛けた。

ロシアの戦闘機と同じ動きが出来るのか!

不意に後ろを取られた。

そしてロックされた事を伝える警報が鳴る。

 

八幡「ッ........!」

 

俺はフレアとレーザー機銃を放つ。

フレアがミサイルと間違えたのか無人機は旋回した。

それを見流さない俺はすぐに旋回する。

Gがまた俺を襲う。

体が引きちぎれそうだ。

そんな中、BBがあの無人機から情報を抜き出す事が出来たと報告があった。

そして耳に入れて欲しい情報があると言う。

 

BB『あの機体は私達の他に何者かにハッキングされシステムを乗っ取られています。どうやら暴走するようにプログラムされています』

 

つまりジャックされていると言うことか。

と言うことは

 

八幡「........取り戻す...事は......」

 

Gの所為で余り声が出ない。

 

BB『プログラムを上書きする事は可能です。ですが時間が掛かります。』

 

八幡「わかった....時間は稼ぐッ....」

 

俺は無人機を落とす事をやめ捕獲に切り替えた。

Gに耐え続けた俺は再度ケツを取った。

無人機はまた機体を左右に動き始める。

俺は何もせずただ後ろを追うことに専念した。

ここからは耐久戦だ。

 

川崎『比企谷何してるの!さっさとやっちゃいなさいよ!』

 

別の方から罵声が飛んでくる。

 

八幡「ハッキングしてコイツを捕まえる事にした」

 

川崎『あんた死ぬかもしれないのよ!』

 

八幡「俺は伊達じゃねぇ、死ぬつもりはねぇよ」

 

川崎は心配し過ぎだ。

無人機は旋回し始めた。

俺はスロットルレバーを上げ陰神のスピードを上げ後を追いかける。

Gが体を押し潰す。

この無人機は今コイツから逃げようとしている。

陰神からは逃げ切れない「絶対に」だ。

更に無人機は旋回する。

俺もスピードを落とさず旋回する。

 

川崎『比企谷!オーバースピードよ!このままじゃあんたの体が壊れる!』

 

そうだ。

俺は今やっている事はオーバースピードで追跡している。

自分を犠牲にする事で陰神本来の力が発揮される。

その時だった。

 

『貴方のやり方嫌いだわ』

 

『人の事考えてよ!』

 

雪ノ下と由比ヶ浜のあの言葉がまた脳を過ぎる。

 

八幡「こんな時に........ッ!クソッ!」

 

川崎『どうしたの⁉︎ねぇ比企谷!ねぇってば!』

 

苛立ちを見せる俺の川崎の声を無視してBBが無人機のコントロールを掌握するまでオーバースピードのまま飛行し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

3分が経過した。

BBが無人機のシステムを完全に掌握した。

 

八幡「はぁ...はぁ...はぁ.........」

 

俺は今息切れをしている。

3分もGと激しい揺れに耐えて来たのだ。

パイロットスーツのおかげだ。

だが正直言って息が出来なくて死ぬかと思った。

 

川崎『八幡!応答して!八幡!』

 

耐久戦の中、川崎が何度も俺に声を掛けてきた。

だが俺はそれを無視して来た。

申し訳ないと思っている。

息を整えて俺は川崎に返事をした。

 

八幡「....こちら比企谷、unknownの無人機1機を確保した....すまない川崎....」

 

川崎『バカッ!さっきから返事がなかったから心配したんだからね!」

 

八幡「すまん.........」

 

川崎『........本当よ...バカ....』

 

この後、俺は川崎に無人機を捕獲した事を上司に伝えてもらい無人機と共に護衛対象のU-19の所へと向かった。

燃料は80%だったのが50%に減っていた。

U-19の元へ戻る途中BBがこの無人機の情報について教えてくれた。

 

BB『この無人機の機体名はAIF-V9、極秘で作られたAIF-7Sの新型無人偵察戦闘機で機動性を上げるためAIF-7Sと同様ビームガンポッドだけ機体の下に搭載されています』

 

BBがモニターをAIF-V9の設計図と能力性が書かれた画面を表示する。

 

最高時速マッハ5.2ってバケモノじゃねぇか!

陰神より速い。

よく3分もこんな物の後ろをついていけれたもんだ。

 

それにしてもこの新型の無人機を誰が暴走させたのだろうか?

システムを掌握する前、BBは自分たちの他に外部からのハッキングがあったと言っていた。

足跡を辿ろうと試みるが場所が色々な場所へ飛ばされる。

完全に足跡が消えていた。

ハッキングした奴は相当なハッカーだ。

そんな事を考えていると護衛対象のU-19が前方で見えた。

そして再び俺は護衛を再開した。

 

 

 

 

 

 

U-19を横浜米軍基地まで送り届けた俺は任務を終了した。

そして今AIF-V9を連れて成田基地まで飛んでいた。

無人機を捕まえた後U-19のパイロットの待機命令でイェーガーとトゥイッチからの交信は来なかった。

撃墜したAIF-7Sの残骸は海上自衛隊が回収する事になったと川崎から報告があった。

別にくれていい。

だがこの新型機は渡さないぞ?

なんせこれでボーナスが出るからな。

そう思うと今月の給料結構な額がだろうなぁ。

まぁいつも万単位で40とか良ければ50貰ってたけど今回はいい額だろうな。

給料入ったらマッ缶とラベノを爆買いしよ。

どう考えているうちに成田基地が見えた。

燃料の問題でAIF-V9を空中で待機させ先に陰神を着陸させる事にした。

システムチェックしたした後、滑走路と同じ方角へ旋回しアプローチに入った。

ギアを出しスピードと高度を落としながら機首少し上げ

る。

最初に後輪のタイヤを地面につき自然と機首が元に戻り前輪のタイヤもつく。

地面についた陰神はエアブレーキを掛けスピードを落とした。

 

BB『コンプリートランディング』

 

着陸して直ぐに機体を滑走路の外へ退ける。

AIF-V9が着陸するからだ。

 

BB『V9着陸します』

 

俺はAIF-V9が着陸するのを操縦席のキャノピー越しで確認する。

ゆっくりと減速を掛けて高度を落とし着陸した。

着陸を確認した俺は陰神を一がいるハンガーに移動した。

AIF-V9は陰神の後を追った。

 

ハンガーに入ると中に一率いる整備班とゴーストの隊員ら数人そして川崎が待っていた。

停止位置に止まり俺は陰神のエンジンを切った。

キャノピーを開けた。

 

八幡「お疲れさんBB」

 

BB『大尉もお疲れ様です』

 

俺はBBに別れの挨拶して俺はキャノピーを開ける。

キャノピーが開くと同時に整備班が道具を用いてコッチへ来た。

整備士の1人がハシゴを掛けてくれた。

俺は立ち上がりハシゴに足を掛けたが上手く力が入らなかった。

頑張って陰神から降りたが足が地面につくと体がフラついた。

 

川崎「比企谷ッ⁉︎」

 

川崎が走って俺を支える。

 

八幡「....久々にフラフラする」

 

川崎「アンタ無理し過ぎよ!」

 

いいや、無理し過ぎではない。

 

八幡「......戦闘すれば誰だってこうなる...川崎お前は心配し過ぎだ。俺はゴーストだ」

 

戦術特殊航空部隊の俺はこんな所でへこたれてはいけない。

 

川崎「でも....!」

 

川崎の目が少し涙目になった。

川崎は心配し過ぎだ。

彼女の良いところでもあるが悪いところでもあるが、これじゃあラチが明かない。

俺はため息を吐いた。

 

八幡「確かにお前の言う通り無理し過ぎたかもしれないな....」

 

こう言う時に優しくなる自分。

そんな自分がアホらしくて俺は鼻で笑ってしまう。

片手でヘルメットを外した。

すると俺より体格が大きいスポーツ刈りの中年男性、

原田 一郎隊長が俺の前にやって来た。

俺と川崎は敬礼しようとしたが「そのままでいい」と言われた。

 

原田「護衛任務なのに随分とデカイ獲物まで持って来るとはすごいなぁ!八幡!」

 

馬鹿でかい声で褒める原田隊長。

彼は死んだ親父の部下だった。

ガキの頃親父が働くこの基地に遊びに行った時面倒を見てくれた。

 

八幡「ハハッ、まだまだですよ」

 

原田「いいや、お前にしては上出来だ。きっと死んだお前の親父さんも喜んでるぜ」

 

親父に関しては今ここで、川崎がいる前で言わないで欲しかった。

俺の表情は次第に暗くなり視線を下に降ろす。

 

原田「すっすまん!八幡!ここではタブーだったな」

 

それに気づいた原田隊長は俺に謝罪する。

 

八幡「....いいえ.大丈夫です」

 

原田「報告書は明日中でいい。後の事は俺に任せろ、とりあえず医務室へ行って来い。オペレーターの君も付き添ってくれ。』

 

川崎「あ、はい!」

 

この後俺は原田隊長の命令で川崎に支えられたまま医務室に向った。

 

 

 

 

 

医務室にいる俺は診察を受けた。

結果Gの受け過ぎで筋肉がダメージを受けていると医務スタッフに言われ湿布と栄養剤を渡された。

その後付き添いでいた川崎は報告書を書かなければ行けないといい医務室を出て行った。

湿布と薬を渡された俺は医務室を出てパイロット専用更衣室に入りパイロットスーツ脱ぎ捨て熱いシャワーを浴びる。

俺はAIF-V9と追いかけっこしている最中え突然頭に雪ノ下と由比ヶ浜の言葉が浮かび上がった事を思い出した。

ついに任務中に頭に出て来るようになったか。

上から降って来る熱いシャワーの水に打たれる俺はその事に腹が立った。

シャワーを終えSNSの制服に着替えた俺は喉が渇いた事に気づく。

任務を終えてから1回も飲んでいない。

俺はパイロット専用更衣室にを出て休憩室の自動販売機でマッ缶を購入し飲んだ。

やっぱり仕事終わりのマッ缶は非常に最高だ!

口に広がるこのほろ苦くない甘さが体の隅まで染み渡る。

この休憩室は小部屋で空港が見えるように外の窓はガラス全体で覆われている。

現在の時間は夜の9:40。

この場合は普段アルバイトのスタッフ専用でもうこの時間には居ない。

つまり俺はこの空港の風景を独り占めしている。

電気を消しソファーに座りマッ缶を飲み干す。

空になった缶を前にある机に置き、前屈みになりながら空港の風景を眺めていた。

空港から離陸する飛行機があれば空港に着陸する飛行機も当然ある。

この基地からもバルキリーが何機か飛んでいった。

そんな風景をボーッと眺めていると眠気が襲って来た。

帰るのが面倒くさい。

絶賛俺と愛する妹小町は喧嘩中。

今日はこのままここで寝る事にしよう。

そう思った矢先。

 

川崎「比企ヶ谷!」

 

後ろからガチャッとドアが開く音と共に川崎の声がした。

眠たい俺は後ろを振り向き声の主川崎を見る。

学校の制服姿だった彼女は自分の仕事を終え帰るつもりだろう。

そんな川崎は足音を立てながら俺の目の前にやって来る。

 

川崎「ロビーでアンタを待ってたけどなかなか来ないから探しに来たのよ。それであんたはここで何してるの?」

 

八幡「疲れたからここで寝る事にした....」

 

川崎「何言ってんの?風邪引くわよ」

 

八幡「ひかねぇよ。こんな長袖のウィンドブレーカー来てなるわけがない」

 

川崎「正気なの?」

 

八幡「.........」

 

正気もクソもねぇ。

体も疲れてやる気も出ない俺に何を望んでる?

俺は無言で返事を返し目を閉じ再び前屈みになった。

 

川崎「.....全く、しょうがないわね....」

 

八幡「.....?」

 

川崎の一言で俺は目を開けた。

すると川崎は俺の左に座りポンポンと自分の太ももを叩いた。

 

川崎「アンタをここで1人寝るのも心配だから....その...ここで寝かせてあげる!////」

 

は?(ー ー;)

 

八幡「....何言ってるの?」

 

顔は暗くて見えないが慌てている川崎にもう一度問いただせる。

 

川崎「だ....だから!....ひ、膝を貸してあげるって言ってるのよ////」

 

え?つまり....

 

八幡「つまり膝枕してくれると?」

 

川崎「〜〜〜ッ/////⁉︎普通に言うな!///いいから頭貸せ!/////」

 

八幡「は、はいッ!」

 

何故か怒られた俺は川崎に脅迫され川崎の膝いや太ももに頭を置く事になった。

何この状況!?

眠れないんだけど⁉︎

ボッチの俺に何やらせているんですか川崎さん⁉︎

こんなリア充がやる事をするなんて一体どうしたんです⁉︎

枕のように柔らかい太ももと女子の甘い匂い。

俺はオーバーヒート寸前である。

すると川崎はそんな俺の頭に触れ優しく撫で始めた。

 

川崎「ど....どお?」

 

どうもこうも訳が分からない。

何故こんなラブコメ的な展開になっているのだろうか?

 

だが川崎の手は温もりと安心感を感じる

俺は次第に考えるのをやめた。

 

八幡「....落ち着く」

 

まるで母親に撫でられているようだった。

 

川崎「そう....けーちゃんを寝かせるときいつもこうして撫でてるの...」

 

けーちゃんとは川崎京華の事で川崎の妹である。

 

八幡「だからか....安心する」

 

川崎「あ...ありがとう////」

 

それから数分何も喋らなかった。

ただ川崎は俺の頭を撫で続けてくれた。

だが再度川崎は良かならぬ方法で沈黙を破った。

 

川崎「ねぇ、さっきあの人が言ってた事....本当?」

 

さっきの人とは原田隊長の事を示している。

と言うことはあの事しかないか。

 

八幡「.........俺の親父の事か.....?」

 

川崎は少し小さな声で「うん」と発する。

理由はないが親父が死んだ事は周りに知られたくなかった。

特に学校の奴らには。

川崎に聞かれた俺は答える必要があった。

なにせ俺は川崎の家庭事情を知っている。

当の本人もそれを知っている。

だが川崎は俺の家庭事情は知らない。

相手の情報を知って自分の情報を見せない。

これではフェアじゃないからだ。

だから俺は答える必要がある。

 

八幡「....親父はVF-19のパイロットだった....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう親父はVF- 19「ブラックアロー」のパイロットだった。

右の直立尾翼に弓を持ったエルフのシルエットマークが特徴だった。

 

八幡「所属はゴーストが誕生する前の部隊 戦術特殊航空制圧部隊 フェアリー だった」

 

ゴーストの兄弟部隊 戦術特殊制航空制圧部隊

通称 フェアリーの総隊長で周りから信頼される人物だった。

そんなある日の事だ。

 

八幡「中学に入ったばかりの頃だった....親父は部下だった原田隊長ら2人である大企業の護衛任務に就いていた。

オーストラリアから日本までのごく普通の護衛任務だった」

 

オーストラリアを飛んで340キロの先の事だった。

 

八幡「突然正体不明のバルキリー集団に出くわした。

親父は次々と撃墜するも数が多くてラチがあかなかった。

護衛対象も危うい状態になってる。

そこで親父はある判断をした」

 

川崎「判断....」

 

黙って聞いていた川崎はボソッと口にする。

 

八幡「その判断は全く俺と同じ 『自分を犠牲にする』

つまり囮になった」

 

自分が囮になり護衛対象機と部下2人を安全空域まで離脱した。

 

八幡「結果、護衛対象機と原田隊長ら2人は無事安全圏まで離脱し囮になった親父は還らぬ人となったよ」

 

俺は川崎に親父が理由を話した。

 

八幡「我が身を捨てて人を助ける、親父らしい死に方だったよ」

 

父親を殺した奴に復讐したいと思わなかったの?と川崎に訪ねられたが俺はないと答えた。

だが心の底ではあるのかもしれない。

ついでに小町と母さんに内緒している理由も話した。

しばし沈黙が続いた。

川崎の手は俺の頭を撫で続ける。

 

八幡「親父が死んでも俺はバルキリーに乗りたかった。死ぬ恐怖もあった。けどそれ以上にバルキリーに乗りたい気持ちが大きかった」

 

川崎「........比企谷......アンタ凄いよ。そんな事私じゃあ絶対に出来ない....アンタは誰よりも強いよ....」

 

川崎は俺の事を「凄い」「強い」と言う。

確かに凄いかもしれないが俺は強くなんかない。

 

八幡「強くねぇよ...これはただの技術にしか過ぎない....」

 

こんなのはただの端くれにしかない。

誰にでも出来る事だ。

しかし川崎は首を横に振りそれを否定する。

 

川崎「そうかもしれない....けどアンタは誰よりも心が強い」

 

川崎はそう褒める。

家族以外褒められた事がなかった。

多分これが初めてかもしれない。

 

川崎「だから......ありがとう///その....話してくれて....////...」

 

ありがとう。

感謝の言葉。

普段なら気にしていないはずなのに何故だろうか。

胸が少し熱くなった。

この不思議な感情を抱きながら俺は静かに瞼を閉じた。

 

 

 

 

 

 

この後俺と川崎はこのまま朝を迎える事になった。

朝1番の電車に乗りそれぞれの家に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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