文章力がないですが読んでくれると有り難いです!
誤字があれば言ってください!
1.導きの少女
私の名前は
私の住む街は
そう、あの日が来るまでは.....
20XX年 12月12日...
AM 11:50....
12月12日、この日は年に一度の時ノ眼街のお祭り。お祭りは午前9時から開催しているが、私は寝坊してお祭りへ行くのが遅くなってしまった。私は眠い目を擦り、抑え気味に何回もあくびをしながらお祭りの会場まで歩いて行く。
お祭りの会場は時ノ眼時計台という時ノ眼街の中心部に位置する巨大な時計台。お祭りの会場であるその時計台に着くと辺りには人だかりができていて中々、前に進めない。
PM 12:00....
人だかりの中をかき分けてやっとの思いで人のあまりいない場所までたどり着いたが人だかりの多かった屋台の場所からは少し遠ざかってしまう。だが、少し遠くから見る、お祭りを楽しむ皆の笑顔が素敵で私はその笑顔を見ただけでお祭りを楽しんだ気分になれていた。
だが、その一方でこの世界が狂うまでのカウントダウンは刻々と進んでいた....
PM 12:11....
私は皆の笑顔に見惚れていて時間を忘れていた。時刻は現在、昼の12時11分。秒針は6を過ぎていてもうすぐで12時12分になろうとしていた。
世界が狂う運命の"時"まであと10秒....
9...8...7...6..5...4
3...2...1
"
PM12時12分....
運命の"時"が来てしまった。時刻が12時11分から12分に変わった直後、空が灰色に染まり、辺りには様々な姿をした怪物が現れた。
「アカンベェェ!!」
「ヨクバァァル!!」
怪物によって次々と街の建物が壊されていく。逃げ惑う人々、その中、私は1人だけ突然現れた怪物に驚き一歩も動けずにいた。そして、私の近くにあったビルが怪物に壊され、その瓦礫が私の頭上に降り注ぐ。気付いた時にはもう遅く死を覚悟したが、その瞬間、降ってきたはずの瓦礫が宙に浮いたまま止まった。
何が起きたのか分からず辺りを見回すと瓦礫だけではなく怪物や逃げ惑う人も止まっていた。どうやら私以外の時が止まっているようだ....私は時が止まった世界を1人歩いていく。
何分か歩いていると、どこかから「助けてくれ!」という声が聞こえた。声を聞いた私はその声の主を必死に探す。
声の主は瓦礫に埋もれていた。埋もれていた声の主を救出したがその姿は人間ではなく完全に鳥だった。鳥は自分を助けてくれた私に礼を言う。
「助けてくれてありがとう、僕の名前はウォッチン!色々な時代を旅する妖精だよ!」
「私は黄醒 靉、よろしくね」
私が助けたウォッチンという鳥の姿をした妖精は色々な世界を旅をしていると言う。そこで私は何をしにこの世界に来たかをウォッチンに聞いてみた。
「あなたは何をしにこの世界に来たの?」
私がウォッチンにそう聞いた瞬間、ウォッチンはうつむき、悲しい表情を浮かべながら話し始めた。
「.....色んな世界を正しい未来に導くために来た。」
「正しい未来へ導く?なにそれ?」
「君は分からないと思うけど世界には"プリキュア"と呼ばれる伝説の戦士がいて、その"プリキュア"が世界を正しい未来へ導いてくれた。だけどある日、とある世界で"フュージョン"という怪物が蘇ってしまったんだ...」
「その怪物がどうかしたの?」
「その怪物は蘇ってすぐに、時空界という世界と世界を繋いだり時を管理したりする場所に攻め込んで来たんだ。時空界に住む人々は必死にフュージョンに立ち向かったが健闘虚しく皆、やられてしまい、その後、時空界は占拠され、フュージョンはそこから色んな世界へ怪物を送り込み本来辿るはずである正しい未来を壊して悪い未来へ変えてしまったんだ....」
「って事は今いるこの怪物達もフュージョンが送り込んで来た怪物なの?」
「うん、そうだよ。」
ウォッチンから話を聞いた私はウォッチンに同情した。何か世界を救う方法がないかをウォッチンに聞いてみた。
「あの、ウォッチン...だっけ?世界を救う方法とかは何かないの?」
「救う方法はあるよ。それは、色々な世界を旅して正しい未来へ導き直す。」
「色々な世界を旅するって....どうやって⁉︎」
「これを使うんだ」
ウォッチンはそう言い小さな機械を取り出し、私のお腹のあたりにそれを当てる。すると、機械は大きくなっていき、仮面ライダーのドライバーのようにベルトが飛び出し私の腰に巻かれていく。
「わわっ!何これ⁉︎」
「これは、クロックドライバーと言って色んな世界を旅をしたり、正義の戦士プリキュアに変身するのに必要なものなんだ」
「そして、プリキュアに変身するにはこのライドウォッチという変身アイテムも必要だ」
ウォッチンはそう言うと私にライドウォッチと呼ばれる少し小さな物を投げてきた。ライドウォッチの表面にはクロックという文字が書かれている。
私はライドウォッチの表面に書かれていたクロックという文字が気になり、ウォッチンに文字の事を聞こうとしたが私がウォッチンに聞く前にウォッチンは私の腰に装着されたドライバーをいじる。
すると、巨大なロボットが現れ、私を乗せてどこかへ向かっていく。
ロボットで移動した場所は私の街のように建物が壊れたり、時間が止まったりはしておらず、皆が普通に過ごしていた。
「…アナザープリキュアはもういる」
私に小声でそう言うウォッチンを見てアナザープリキュアとは何なのだろうか?と疑問に思うのだった…
to be continued......
主人公の世界の行く末については次回、言及します。