プリキュア新伝説〜導きの少女〜   作:萊轟@前サルン

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第12話「オープンマイハート2020」の後の靉と???の掛け合い

「あなたは?」

「私はキュアラウム!あなたと同じ導きの戦士だよ!」


13.太陽と月2020

 突如、私の前に現れたキュアラウムはカスタードアーマーにフォームチェンジし、アナザープリキュア達に向かっていく。ラウムはジカンザックスという武器を取り出し、オノモードでアナザープリキュア達を斬っていく。

 

 そして、ジカンザックスにラウムライドウォッチをはめて必殺技を発動する。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【ラウム!!!】

 

〈ザックリカッティング!!〉

 

 

 ラウムはアナザープリキュア 達に勢いよく向かっていき、一刀両断する。斬られたアナザープリキュア 達は爆発と共に消えていった。アナザープリキュア達が消えたのを見届けるとラウムは変身を解いて私の元へきた。

 

「私は空間(くうま)ルーク、よろしくね!」

 

 ルークは地面に転がっている私に手を差し伸べる。私はルークの手を掴み、立ち上がる。私が立ち上がると、ルークは私に二枚のの写真を渡してきた。写真を見てみるとそこには道場らしき建物と茶髪でショートヘアーの子と背が高そうな紫色の淡いロングヘアに青いヘアピンを付けている女の子が写っていた。

 

「次はこの子達だ!んじゃ、写真渡した事だし私はここら辺で失礼するよ!」

 

 ルークからもらった写真を見ながら私は次の目的地へ向かっていく。

 

「この道場ってどこにあるか分かりますか?」

 

「これは明堂院さん家ねぇ...」

 

 写真を町の人に見せて写真の場所まで案内してもらった。それから歩く事約15分、私は目的の場所に着いた。そこには立派な塀に囲まれた広大な和風邸宅があった。門を開けて中に入っていくと写真に写っていた道場があり、そこに空手の組手をしている写真に写っていた茶髪でショートヘアーの子がいた。

 

「あの〜空手の組手の途中すいません、明堂院いつきさんでしょうか?」

 

「明堂院いつきは僕だけど、僕に何か用かい?」

 

「プリキュアって分かる?」

 

「プリキュア?ごめん、分からないや!」

 

 明堂院いつきもプリキュアのことを知らなかった。明堂院いつきから記憶と力が奪われていることはこの世界にまだアナザープリキュアがいるんだと確信する。私は道場を後にして、町の人の情報を頼りに月影ゆりの元へ向かった。

 

 情報を頼りに町を歩いていった私がたどり着いたのは花咲つぼみの営むフラワーショップHANASAKIの隣の店だった。丁度、月影ゆりと思われる人物が友達と一緒に店から出てきたので私は月影ゆりに話しかけてみた。

 

「ねぇ!あなた、月影ゆりだよね?」

 

「何故私の名前を!?」

 

「プリキュアって分かる?」

 

「プリキュア…?聞いた事ないわ」

 

 月影ゆりもプリキュアのことを知らなかった。これで残り二体のアナザープリキュアが2020年のこの町に存在していると分かった。私が月影ゆりの元を離れようとしたその時、隣のフラワーショップHANASAKIの前に残りの二体が現れた。

 

 私はドライバーを腰に装着し、クロックライドウォッチを取り出してドライバーのバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて、変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

 アナザープリキュア達は背中に生やした棘のついた茎で私を攻撃する。私はアナザープリキュアの攻撃を上手くかわしながら、パッションライドウォッチを取り出し、バックルの左側のスロットに挿してバックルを一回転させる。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

【アーマータイム!】

 

《ビートアップ!》

 

〔パッショーン!!!〕

 

 

 パッションアーマーに変身した後、すぐにドライバーのバックルに挿してある2つのライドウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を放つ。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【パッション!!!】

 

〈ハピネスハリケーン・タイムブレーク‼︎〉

 

 私はアナザープリキュア二体に強力なトルネードを放った後、空高く跳び上がり、アナザープリキュア二体に向かって急降下していく。必殺技が決まり、アナザープリキュア二体は爆発とともに消えていった。

 

 アナザープリキュアが消えるのと同時に月影ゆりは何かを思い出したのか、私の近くへ歩み寄ってくる。そして、ポケットからライドウォッチを取り出し、私の手のひらの上に置いた。

 

「あなたが持ち主なのね」

 

「なんで分かったの?」

 

「だって形が一緒だもん!」

 

 月影ゆりと話していると、花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつきの3人が私の元へやってくる。

 

「私、忘れてました!はいこれ、使ってください!」

 

「私のも頼むっしゅ!」

 

「僕のも!」

 

 3人は私にライドウォッチを託してくれた。ライドウォッチを受け取った私は4人に礼を言ってから2010年へ向かう為、タイムマジーンへ乗り込む。

 

 タイムマジーンに乗り込み、時空転移システムを使おうとしたその時、何処からか声が聞こえた。

 

 

「フフフ…君は確実に魔王への道を歩んでいる」

 

「どういう事⁉︎」

 

「詳しい話はまたいつか…」

 

 私はどういう事なのか謎の声の主に聞こうとしたが謎の声は詳しい話はまたいつかと私に言い残して以来聞こえなくなった。私は声の主が気になったが、今はこんな事してる場合ではないと思い、時空転移システムを使い、2010年へ向かった。

 

 

to be continued....




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