相田マナの家で話をしていた黄醒靉は突如現れたアナザープリキュアを倒して相田マナ達の記憶を取り戻し、相田マナ達からライドウォッチを受け取る。その後、剣崎真琴と円 亜久里の元へ行き…。
おっと、失礼。ここから先は皆さんには少し未来の出来事…でしたね
私は大貝町の公園へ行き、ルーク達と合流する。ルークの手にはロゼッタライドウォッチが握られていた。
「4、5枚目の写真の人物を探そうか!」
ルークはそう言いながら、私に紫色のショートヘアの女の子と茶髪のロングヘアーで、前髪をアップにして額を露出させている女の子が写った二枚の写真を渡してきた。
「この2人はトランプ王国にいると思う!」
「トランプ王国?」
「大貝町の時空の歪みから行ける場所だよ!」
私はトランプ王国と聞いて、なんだそりゃ?と首を傾げてしまうが
ルークが説明してくれたので少しは理解出来た。私とルークは写真の人物2人に会うためにタイムマジーンに乗り込み、トランプ王国へと向かった。
2020年....トランプ王国
トランプ王国に着いた私達は2人を見つけるため、王国の中を歩いていく。すると、4枚目の写真に写っていた紫色のショートヘアの女性がいた。私とルークは女性に話しかける。
「あなたは剣崎真琴?」
「あら、私のファンの方ですか?」
「あなたに用があって来たの!」
「用?」
「プリキュアって分かる?」
「知らないわ…」
私とルークは剣崎真琴にプリキュアのことを聞いてみたが、アナザーソードを倒していないのでプリキュアの事を一切知らなかった。剣崎真琴にプリキュアかどうかを聞いた後、5枚目の写真に写る円 亜久里という人物がどこにいるかを聞いてみた。
「この写真の人どこにいるか分かる?」
「亜久里ちゃんなら近くのお店にいると思うわ!」
剣崎真琴から円 亜久里の居場所を聞いた私達は早速、近くのお店を回っていく。すると、洋服屋の中に円 亜久里がいた。服を選んでいる中、話しかけるのは失礼になると思ったが事件を早く解決するために私達は円 亜久里に話しかける。
「円 亜久里だよね?」
「そうですが、どうかしました?」
「最近、大貝町で起きてる事件について知ってる事ある?」
「知ってる事ですか…そういえば、毎年行方不明になっているのが男子生徒なんですが事件が起こり始めた2013年は女子生徒5人も行方不明になったらしいですわ。名前は確か…
「他の4人の名前は分かる?」
「すみません…分かりません」
円 亜久里に事件について聞いたところ、生徒行方不明事件が起き始めた2013年は男子生徒だけでなく女子生徒5人も行方不明になっていたらしい。円 亜久里はその五人の中の一人だけ名前を覚えていたらしく、私達に教えてくれた。私達が情報を貰い、大貝町へ戻ろうとしたその時、近くで何かが壊される音がした。音の方を見てみるとそこにはアナザープリキュアが2体いた。
それを見た私とルークと千条はドライバーを装着し、変身アイテムをセットして変身する。
【プリキュアタイム!】
《キュア・クロック!!!》
変身した私達は武器を片手に持ち、アナザープリキュアに向かっていく。私はアナザーソードをルークと千条はアナザーエースに攻撃をする。アナザーソードは私に向けて無数の小さな刀を飛ばしてきたが、私はそれを上手くかわし、ライドウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を発動させる。
【フィニッシュタイム!】
【クロック!!!】
〈タイムブレーク!〉
私は"キック"というエフェクトでアナザーソードにダメージを与えてから空高く跳び上がり、アナザーソードに向かって急降下していく。
必殺技が決まり、アナザーソードは爆発と共に消えていく。隣で戦っていた二人もアナザーエースを倒した様子。私達が変身を解き、その場に少しの間立っていると、後方から剣崎真琴と円 亜久里がやってきた。二人はライドウォッチを差し出してきた。
「これを使ってください!」
「靉ちゃん、私達の過去を頼んだよ!」
現代のアナザープリキュアを倒し、二人のライドウォッチを手に入れた私達は二人に礼をしてからタイムマジーンに乗り込み、2013年の大貝町へ向かっていった。
to be continued......
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