ゼノと銀色の服装をした戦士の戦いを止めようと、私はドライバーを取り出したがルークが私の前に腕を伸ばして行くなと言うので私は変身せずにじっと二人の戦いを見ていた。すると、キュアアザルドが飛び出し、銀色の服装をした戦士に加勢する。
「ウォッチン、あの子達は何者なの…!?」
「分からない…何しろ、レジェンドプリキュアリストにはないからな」
私達が突如現れた謎の戦士の正体は何なのか分からずにいるとキュアベノムが私の方に顔を向けながら謎の戦士の事を話してきた。
「全身銀色の服装をした子は覇波瑠璃だよ!」
キュアベノムは指をさしながら謎の戦士の事を丁寧に教えてくれた。私が謎の戦士の事を教えてもらい、へぇ〜!と言っているとルークが私の肩を軽く叩く。
「何してるの?早くあの3人を止めなきゃ!」
ルークにそう言われた私はハッとなり、ドライバーを装着してクロックライドウォッチをバックルの右側のスロットに、ハートライドウォッチを左側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【アーマータイム!】
《ラブリンク!》
〔ハートー!!!〕
キュアクロック ハートアーマーに変身した私は変身してすぐに二つのライドウォッチの天面のスイッチを押して必殺技を発動した。
【フィニッシュタイム!】
【ハート!!!】
《マイスイートハート・タイムブレーク!!》
私は胸元から出てきた巨大なハートを蹴り、巨大なハートを3回目三人に当ててからライダーキックをしていく。
必殺技は見事に決まり、三人同時に変身が解けていく。変身が解けて地に転がっているゼノになぜ私を殺そうとするのかを聞いてみた。
すると、ゼノは眉間にしわを寄せて私を睨みながらこう言った。
「…お前が俺の子供を殺したからだ!」
その場にいた皆はこれを聞いて驚いていた。私も自分が人を殺したと聞き、その場に膝をついて両手を頭につけながら嘘だ…と何回も呟いた。
「だが、お前を倒すための手は打ってある」
「…プリキュアサバイバルを開催し、生き残った戦士を魔王と戦わせる…でしょ?」
ルークは辺りを歩きながらゼノにそう返答する。ゼノはあぁと小声でルークに返事をした。
私はその場にフラつきながら立ち上がりゼノの近くまで歩み寄ってこう言う。
「なら、歴史を変えてみせる。あなたの子供を殺さない歴史に変えてみせる!」
「ほぉ…本当に変えられると?」
「うん!変える!そして、最善最高の魔王になる!」
「…分かった。ここは退いてやる、だがもしもお前がオーマ・クロックのような言動をしたらその時はお前を真っ先に殺す」
ゼノはそう言い、タイムマジーンに乗り、どこかへ去っていった。ゼノの話を聞き、重い空気になってしまった場を和ますかのようにキュアベノムは変身を解くと共に話し始めた。
「いや〜今日は激動の1日でしたなぁ〜!」
「……」
だが、場は和やかにならなかった。私はずっとここにいてもあまり意味が無いと思い、タイムマジーンに乗り込み、この時代の相田マナ達にブランクウォッチを渡しにいった。
「相田マナ!」
「あなたは?」
「私は黄醒靉!今日は相田マナ達にとっておきのものを渡しにきたの!」
「とっておきのもの?」
「うん、未来で相田マナ達と私を繋ぐもの!」
私はそう言いながら、相田マナ達にブランクウォッチを渡していく。ブランクウォッチを受け取った相田マナは目をキラキラ輝かせながら私にありがとう!と礼を言ってくれた。
「んじゃ、ここでやる事もなくなったしそろそろ行くね!」
「うん!また会おうね!」
私は相田マナ達に手を振りながら別れの挨拶をした後、タイムマジーンに乗って現代へと戻っていった。タイムマジーンで移動中、誰かの気配を感じて左横を見てみるとそこには覇波瑠璃がいた。
「わわっ!何でここにいるの!?」
「あなたの旅の手助けをしたくてね、ついて来ちゃった!」
「えぇ…」
2020年....大貝町
私が現代へ帰ってくると、誰かが私の元へ歩み寄ってきた。
「あの時はありがとう!」
「あなたは?」
「私は名倉純夏!あなたのおかげで人生が変わった気がするの!」
「そう、なら今は憎い人はいないよね?」
「うん、皆最高!」
私は名倉純夏の言葉を聞いて心の中で"いい人生になって良かったね!"と名倉純夏に向けて言った。
to be continued.........
靉とNEXT LEGENDの掛け合い
ドサッ!
「あれ、今、何かがここら辺に落ちたような…」
「落ちてないし!狙い通りだし!」
「えぇ…」
NEXT「マジカル・ワールド2020」
※物語の中でゼノが言っていたプリキュアサバイバルは私の兄が書いていたDreamSeeker〜夢を追う者〜に載っていますので気になる方は読んでみてください!(未完)