前回、町で明るい性格を持つもの達が働かず、家に引きこもるという奇妙な事件が起こった。私のヒントを元に我が魔王・黄醒靉は七色ヶ丘へ向かう。そこで、星空みゆきに出会うが、彼女は既にプリキュアの記憶と力を奪われていた。奪われたという証拠に七色ヶ丘の駅前にアナザーハッピーが現れた。
アナザーハッピーが出現した後、次々と現れるアナザープリキュア。星空みゆきがアナザープリキュア達に襲われかけたその時、星空みゆきのかつての仲間達が星空みゆきの元に駆けつけてくるのだった...。
私とラウムは現在、アナザーハッピーと戦っている。マジカルアーマー、フェリーチェアーマーの魔法の力で何とか防いでいるが、防いでばかりだったので、アナザーハッピーに攻撃する事ができていなかった。
「これじゃラチがあかない!靉、私がアナザーハッピーを引き付けてるうちに必殺技を放て!」
「分かった!」
アナザーハッピーがルークの方に集中的に攻撃している隙に私は二つのライドウォッチの天面のスイッチを押してバックルを回して必殺技を放つ。
【フィニッシュタイム!】
【フェリーチェ!!!】
《リンカネーション・タイムブレーク!!》
私は両足に多量の花を纏いながらアナザーハッピーに向かって斜めに急降下していく。必殺技が決まり、アナザーハッピーは爆発と共に消えていく。アナザーハッピーが消えたのに伴い、星空みゆきに記憶と力が戻った。
「…久しぶりに見たなぁ…私達以外のプリキュア!」
「思い出したみたいだね!」
プリキュアの事を思い出した星空みゆきに思い出したみたいだね!と言いながら歩み寄っていこうとしたその時、4体のアナザープリキュアが現れ、星空みゆきの四方を囲う。このままでは星空みゆきが!と私が思ったその時、星空みゆきの友人かと思われる4人の人物が現れ、アナザープリキュアの前に立ちはだかる。
「うん、大丈夫!それより、皆!変身しよ!」
「変身?なんじゃそりゃ!」
「皆、忘れたの!?私達、スマイルプリキュアだったじゃん!」
「母さん、スマイルプリキュアって何?」
「私にもよく分かりません…ですが、忘れてはいけないような重要な物な気がします」
星空みゆきは皆に変身するよう指示するが、皆は記憶と力を奪われているせいでスマイルプリキュアの事を何も知らなかった。息子の
「皆、私の8年ぶりの変身見ててよ!」
『プリキュア・スマイルチャージ!』
〈GO!GO! Let's Go!happy!〉
「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!!」
周りの4人は変身した星空みゆきを見て驚いていたが1番驚いていたのは変身した星空みゆき自身だった。ハッピーはアナザープリキュア4体に向かっていく。上手く攻撃をかわしながら段々と距離を詰めていき、4体のアナザープリキュアを蹴りや殴りで吹っ飛ばし、アナザープリキュア4体に隙が出来た所で必殺技を放つ。
「気合いだ!気合いだ!気合いだー!!」
『プリキュア・ハッピー・シャワー!!』
4体のアナザープリキュアは浄化され、細かい粒子となって消えていった。それと共に4人はプリキュアの力と記憶を取り戻す。
「ハッ!私達、何してたんだろう?」
「私は
「私、
皆、アナザープリキュアを倒してプリキュアの力と記憶を取り戻したはずなのだが、プリキュアのことには一切触れずにどこかへ行ってしまった。
「…皆、育児や仕事で忙しいからプリキュアなんて覚えてないよね…」
「そんな事はないよ!だって、アナザープリキュア4体に囲まれた時、貴方を守ろうとしてたじゃん!」
「…守る…か」
星空みゆきはそう呟いた瞬間、何かを思い出したのか服のポケットに手を突っ込んで、何かを取り出し、私の腕を掴んで手のひらの上にそれを置いた。
「私の代わりに皆の笑顔を取り戻してきて!そして、悪い歴史を良い歴史に変えて!」
「分かった!皆の笑顔を取り戻してくる!」
私は星空みゆきにそう言い、タイムマジーンに乗り込み、2012年に向かっていった。
その頃、ルークと千条は青木家へ来ていた。青木家は和風の豪邸で明堂院いつきの家に負けないくらいの広さをしていた。青木家の門で待っていると中から逆立てた金髪で、紫色の瞳が特徴的な男が出てきた。
「なんだお前ら?ここになんか用か?」
「青木れいかを探してるんだが、今、家にいるか?」
「龍道と出かけてるから今はいねぇよ!」
男がそう言ったその時、左側から息子と共に走ってくるれいかの姿が見えた。
「はぁ…はぁ…覇龍哉君、麗奈はどうしてます?」
「麗奈はお母様と遊んでるぞ!」
「それは良かったです…」
「それより、コイツらがれいかに用があるってよ」
「あなた達はあの時の!!8年前のこと覚えてますよ!」
れいかは初対面なはずのルーク達に向かってあの時の人達と言った。れいかはポケットから何かを取り出してルークに渡した。
「頼みましたよ、キュアラウム!」
「キュアラウム…?って事は隣のお前は千条か!お前に渡したいものあるからちょいと待てよ!」
キュアラウムという名を聞いた覇龍哉も8年前の事を思い出したのか、ポケットから2つの巻物を取り出し、千条に渡す。
「これは深淵の極みと言ってな…俺が8年前のプリキュアサバイバルの前にお前からこの巻物をもらって鍛錬を積んで修得した究極の力なんだ!これを過去の俺に1つお前に1つやる!」
「おお…!究極の力か!使うのが楽しみだ!」
「千条、力を受け取ったし、私達もそろそろ2012年に行くよ!」
「おう!」
力を受け取ったルークと千条はタイムマジーンに乗り込み、私と同じように2012年へ移動していった。
一方の瑠璃は黄瀬やよいと日野あかねと緑川なおの元にいた。日野あかねと緑川なおは黄瀬やよいの娘である
「あの…」
「わわっ!急に現れないでよー!分かってるよ、これでしょ!」
黄瀬やよいはそう言いながら自分の服のポケットからライドウォッチを取り出して瑠璃に渡した。
「ありがとう!で、あなた達のは…?」
「ウチの欲しいんか?くれてやる!」
「常に直球勝負だよ!」
日野あかねと緑川なおの2人はそう言いながら瑠璃にライドウォッチを渡す。3人の力を受け取った瑠璃は三人に合流するため、ウォッチンを呼び、ワープゲートを作ってもらい、2012年へと飛んでいった。
その頃、家では靉に変わって藍子と由希が玄野影兎の看病をしていた。2人が看病を始めてから数時間後、玄野影兎は少しずつ目を開けて上半身を起こした。
「ここは!?」
「靉ちゃんの家です!」
「…敵に助けられるとはな、まぁいい俺は目的の為に過去に飛ぶとするか」
玄野影兎はそう言い、自分のタイムマジーンに乗って2012年の世界へ移動していくのだった。
to be continued.....
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