プリキュア新伝説〜導きの少女〜   作:萊轟@前サルン

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前回、我が魔王・黄醒靉と空間ルークはアナザープリキュアを倒すが、同じ力で倒していなかった。一方、黄醒靉と空間ルークと別行動をする覇波瑠璃はタイムジャッカーであるディメンションと戦い始めた。覇波瑠璃は強大な力に苦戦し、窮地に陥る。しかし、その時覇波瑠璃の身体が光り出し新たな....おっと、少し先まで読みそうになってしまいました。


29.笑顔の力!ハッピーアーマー!

 変身した瑠璃はプリキュランスで出したマガクモジャキーソードでディメンション・ゼノを何回も斬りつけるが、ディメンション・ゼノには全く効いていなかった。

 

「どうした?それで終わりか?なら、今度はこっちの番だ!」

 

 ディメンション・ゼノはそう言いながら瑠璃に向かっていき、武器で斬っていく。瑠璃は攻撃を防ごうとしたがディメンション・ゼノの圧倒的なパワーに負けて、攻撃をくらってしまう。

 

「ぐっ…何なの、この力!?」

 

 ディメンション・ゼノの一撃は重く、まともにくらってしまえば変身解除ギリギリまで追い込まれそうなほどだった。

 

「これで終わりだぁぁ!」

 

 瑠璃はディメンション・ゼノの渾身の一撃を腹部に受けてしまい、吹っ飛ばされていった。そして、変身が解けていく。

 

「フッ!相手にならない…」

 

 ディメンション・ゼノはそう言い、この場を立ち去ろうとしたその時、瓦礫の中に埋まる瑠璃の身体が光り出した。そして、瓦礫の中から瑠璃の声がした。

 

「プリキュア!カオスリンク!」

 

 瑠璃はそう言いながら、自分の上に乗っかっている瓦礫をどけて、ディメンション・ゼノに猛スピードで殴りかかっていく。

 

「ぐほぉあ…!」

 

 覚醒した瑠璃の戦闘力は覚醒前の10倍に上がっており、ディメンション・ゼノと対等に戦えるまでになっていた。

 

「宇宙を統べる混沌の覇者!キュアカオス!」

 

「ほぉ…キュアカオスねぇ…」

 

 瑠璃は戦う気満々だったがディメンション・ゼノはバックルからライドウォッチを抜いて、変身を解いた。

 

「今日の所は退散だ…次会った時が最後だ、キュアカオス」

 

 ディメンションはそう言いながら、タイムマジーンに似たロボに乗って未来へと帰っていった。ディメンションとの戦いが終わった瑠璃は急ぎ足で私の元へ向かっていった。

 

 その頃、私は星空みゆきの家に来ていて、母の星空育代に星空みゆきがどこにいるのかを聞いていた。

 

「みゆきなら、修学旅行中だわ、今頃、大阪にいるんじゃないかしら?」

 

「そうですか!ありがとうございます!」

 

 星空みゆきは修学旅行中でもしかしたら今頃、大阪にいるかもしれないと聞いた私はルーク達と瑠璃に電話をかけて、星空みゆきのいる場所に向かうと伝える。そして、タイムマジーンに乗って大阪へ向かった。

 

2012年....大阪

 

 

 大阪に着いた私は早速、星空みゆき達を探し始めた。大阪のどこにいるか分からないので探すのには時間がかかると思ったが、丁度、自分の近くで爆発音が聞こえて来たのでそこにいるのでは?と思い、爆発音のする方へ向かっていく。

 

 爆発音のした場所へ向かうとそこにはアナザープリキュアと戦う6人がいた。だが、6人の身体にはノイズが走っており、変身状態がうまく保てていなかった。

 

 そんな6人を見た私はこのままでは変身が解けてしまい、6人が危険な目にあうと思い、クロックライドウォッチを取り出し、バックルの右側のスロットに挿してバックルを一回転させて変身した。

 

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

 私はジカンギレードを片手に持ち、アナザープリキュア五体に向かっていく。五体の攻撃を上手くかわしながら、一体ずつ攻撃する。私がアナザープリキュアと戦い始めてから数分後にルーク、千条、瑠璃が到着した。3人も変身し、アナザープリキュアに向かっていく。そして、それから更に数分経った時、遂にスマイルプリキュア達の変身が解けてしまった。それを見た私は皆にスマイルプリキュアのライドウォッチを全て持っているかを聞き、持っているという返答をもらった後、ハッピーライドウォッチをバックルの左側のスロットに挿してバックルを一回転させてフォームチェンジする。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

【アーマータイム!】

 

 

《スマイルチャージ!》

 

〔ハッピー!!!〕

 

 ハッピーアーマーの容姿はキュアハッピーと似ているが肩アーマーがスマイルプリキュアを象徴する虹色で彩られている巨大なキュアデコルになっている。右腕には20左腕には12という数字が刻まれていたり、胸元辺りにはハッピーという文字が刻まれている。

 

 ハッピーアーマーに変身した私は本来、気合いを込めて両手をかめは○波のようにしなければ打てないハッピーシャワーを左手と右手で一発ずつ打ってアナザーハッピーを攻撃する。そして、ピースライドウォッチをジカンギレードに挿し、アナザーピースに向かって必殺技を放つ。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【ピース!!!】

 

〈ギリギリスラッシュ!!〉

 

 雷を纏ったジカンギレードはアナザーピースを切り裂いた。アナザーピースは爆発と共に消えていく。アナザーピースが消えたのを見た私はジカンギレードを瑠璃に渡した後、再びアナザーハッピーを攻撃する。そして、アナザーハッピーが怯んだ所でバックルに挿している二つのライドウォッチの天面のスイッチを押して必殺技を発動させる。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【ハッピー!!!】

 

〈ハッピーシャワー・タイムブレーク!!〉

 

 私はスマイルプリキュアが必殺技を発動させる場面で最初に出てくるスマイルパクトをアナザーハッピーに向かって蹴り飛ばし、手で描いたハートを足に纏わせてから空高く飛び上がりアナザーハッピーに向かって急降下していく。

 

「スマイルパクトを蹴っちゃダメ!」

 

 私は星空みゆきにそう言われたが毎回レジェンドの方に何か一言は必ず言われていたので特に気にしなかった。

 

 そして、私の必殺技はアナザーハッピーに決まり、アナザーハッピーは爆発と共に消えていく。私の近くで戦っていたルーク達がアナザーマーチ、アナザービューティ、アナザーサニーも倒し、この時代のアナザープリキュア達を全て倒しきった。

 

 アナザープリキュアを倒し終わり、星空みゆき達の元へ向かおうとしたその時、玄野影兎が私達の前に現れた。

 

「黄醒靉、話がある…」

 

 私は玄野影兎に話があると呼ばれ、玄野影兎の元へ向かっていくのだった。

 

 話とは何なのだろうか。そして、私は玄野影兎との仲を良くすることができるのだろうか?

 

 

to be continued......




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