プリキュア新伝説〜導きの少女〜   作:萊轟@前サルン

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この本によれば14歳の少女・黄醒靉。彼女には魔王にして時の王者・オーマクロックになる未来が待っていた。そして2042年から現れたキュアクイズ・堂安 十亞(どうあん とあ)。彼女を巡ってクロックとラウムの戦いが始まるのだった…


46.ファイナルアンサー?2042

 ルークとキュアクイズの勝負は両者一歩も譲らない攻防戦となっていた。私は戦う2人を止めようと2人の元へ向かおうとするがキュアウォズがカマモードのジカンデスピアで私の行く手を阻んだ。

 

「邪魔はさせないよ、魔王。さぁ我が救世主、レッスン2を進めるんだ」

 

 キュアウォズはルークに向けてそう言う。ルークはキュアクイズのパンチを受け止め、左腕を掴む。そして自分の空いている方の手を使ってキュアクイズを殴り飛ばした。だが、キュアクイズを殴り飛ばした後、堂安 十亞の父親である堂安 保を見て前回、堂安十亞の言っていた事を思い出す。

 

「はぁぁ!」

 

 ルークが堂安 十亞の言葉を思い出し、ボーっとしてる間にキュアクイズはルークの胸部を殴るがパンチは避けられてしまい、先程の様にルークに腕を掴まれて蹴り飛ばされる。

 

 私はピンチになったキュアクイズを助ける為に腰にドライバーを巻き、クロックライドウォッチとミラクルライドウォッチの2つのライドウォッチをバックルに挿し、バックルを一回転させて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・クロック!!!〉

 

【アーマータイム!】

 

《ジュエリーレ!》

 

〔ミーラクルー!!!〕

 

 ミラクルアーマーに変身後、倒れているキュアクイズを抱え、ミラクルアーマーのワープ能力で自宅へと戻っていった。私とキュアクイズが去っていった後、タイムジャッカーの女の子は堂安 保を再びアナザークイズに変身させ、そのアナザークイズと共に去っていく。それを見たキュアウォズは逃げた私達を嘲笑っていた。

 

「……」

 

 ルークは度々、堂安 十亞の言っていた事を思い出して複雑な気持ちになる。そして良い景色とは言えない景色を少し眺めてから私の家へ帰るのだった。

 

 そして私の家では私のお母さんが修理したはずなのに針が動かない時計を堂安 十亞に返していた。

 

「ごめんなさい…この時計の修理に尽力を注いだのですが時計は直りませんでした…」

 

「大丈夫です。この時計、私が手にした時から動いてなかったので!」

 

 2人が話している中、ルークがボーっとしながら帰ってきた。ルークは私の近くまで来て、私にこう聞く。

 

「靉…私達は共通してあのアナザープリキュアを倒さなければならない…だが、倒す為に必要なウォッチを生み出せばそこにいる堂安 十亞の記憶は消える…」

 

「…キュアクイズの力を失うと私の記憶がなくなってしまうんだね」

 

 ルークの言葉を聞いていた堂安 十亞は悲しげな表情を浮かべながらそう言う。

 

 私は先程から複雑な気持ちのまま過ごしているルークの肩に手をポンっと置いてルークにこう言う。

 

「私は十亞の気持ちを守りたいな!だって、十亞はお父さんの本当の気持ちを確かめる為にここに来たんだよ!」

 

「そっか…」

 

 私の言葉を聞いたルークは私にそう返し、私の家から出て行ってしまった。玄関の扉を閉めたルークは少しの間、玄関の前に立ち尽くす。

 

「靉…ごめんね」

 

 ルークは小声でそう言った後、去っていってしまった。その後、ルークがボーっとしながら近くの木陰で休んでいると、ルークの前に白ウォズリンが現れる。

 

「また会えたね、我が救世主!」

 

「丁度いい…あなたに頼みがある」

 

 その頃、私達が家でテレビを見ていると緊急ニュースが流れた。内容は研究室に怪物が現れたというもの。緊急ニュースを見た私と堂安 十亞はアナザークイズの元へ向かう。

 

 だが向かう道の途中、私達の前にルークが立ちはだかる。

 

「ルーク!?」

 

「ごめん、私はあのウォッチを手に入れる。だから、ここであなた達を倒す!」

 

 ルークはそう言いながら腰にドライバーを巻き、バックルにラウムライドウォッチとアムールライドウォッチの二つのライドウォッチを挿し、バックルを一回転させて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・ラウム!!!〉

 

【アーマータイム!】

 

《ハート、キラっと!》

 

〔アムール!!!〕

 

 ルークに続き、私はクロック ゼロアーマーに堂安 十亞はキュアクイズに変身する。変身した後、ルークはキュアクイズの方へ向かっていく。だが、キュアクイズを殴らず、私を殴った。

 

「十亞、私がルークの相手をする!だから、お父さんの元へ向かって!」

 

「分かった!」

 

 私はルークの動きを止めている間にキュアクイズをアナザークイズの元へ向かわせた。キュアクイズが視界からいなくなった後、ルークを突き飛ばし、再びルークと戦い始める。

 

「本気でいくぞ!」

 

「ルークが本気で来るなら私も本気出さなきゃね!」

 

 本気でいくぞ!というルークの言葉を聞いた私はバックルの左側のスロットに挿してあるゼロライドウォッチのスロットにハートライドウォッチを挿してゼロアーマーハートフォームへフォームチェンジする。

 

〔ファイルフォームタイム!ハ・ハ・ハ・ハート!!〕

 

 私の頭の装飾と両腕と下半身がキュアハートのパルテノンモードに変わっていく。背中には巨大な翼が生えている。そして、右肩アーマーのゼロという文字がハートに変わったり、胸元から左肩アーマーにかけてのバーコードがパルテノンという文字に変わったりした。

 

 ゼロアーマーハートフォームにフォームチェンジした私は高速移動をしながら攻撃してルークを圧倒していく。そしてルークが怯んだ所で私は2つのライドウォッチの天面のスイッチを押して必殺技を発動させる。

 

《ハ・ハ・ハ・ハート!ファイナルアタックタイムブレーク!》

 

 私はその場で高く跳び上がり、ルークに向かって急降下していく。必殺技は決まり、私の必殺技を受けたルークの変身が解けた。

 

「ルーク!」

 

 私は必殺技を決めた後ルークの元へ向かうが、そこにルークはいなかった。その頃、必殺技を受けて私の前から去っていったルークは白ウォズリンと何かを話していた。

 

「我が救世主、簡単に敗れるとは情け無いじゃないか」

 

「うるさい」

 

「しょうがない…助けてあげよう」

 

 白ウォズリンはルークの手助けをする為、自分の本に"キュアクイズとアナザークイズ、廃工場で遭遇する"と書く。本に書いた通り、キュアクイズとアナザークイズは廃工場で遭遇した。

 

「見つけたぞ、堂安 保…!」

 

「……」

 

「アンタが本当の姿を見せるまで私はアンタと戦い続けてやる!」

 

 キュアクイズは一言も喋ろうとしないアナザークイズにそう言いながら向かっていく。だが、そこへルークが現れる。

 

「…またお前か」

 

 キュアクイズはルークを見てそう言う。ルークはラウムライドウォッチをバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。

 

【プリキュアタイム!】

 

〈キュア・ラウム!!!〉

 

 変身したルークはキュアクイズとアナザークイズのほうへ向かっていく。キュアクイズはルークに攻撃されると思い、守りの構えをとるがルークはキュアクイズではなくアナザークイズを攻撃した。

 

「あなた…!何で私を?」

 

「あの時、私はアンタを一切攻撃しなかっただろう?」

 

「言われてみれば…!」

 

「アンタを狙わなかったのはアンタのこの時代での目的を果たしてほしいからだ!」

 

「そうか…なら、私と一緒に戦ってくれるよね?」

 

「勿論だ」

 

 キュアクイズは最初、自分を倒そうとしていたルークが攻撃してこなかった事に驚くがルークの考えを知って納得した。そしてルークに共闘を持ちかける。ルークが勿論だと言い、二人は共闘する事になった。

 

「ラウムリバイブへと進化し、オーマクロックを倒す。それが君の役目だ…自分と何ら関わりのない人物を助けるなんて無意味だ…!」

 

 白ウォズリンはそう言いながらドライバーを取り出し、ドライバーを腰に巻いた後、ドライバーのライドウォッチ装填部分にウォズミライドウォッチを挿す。

 

『アクション!』

 

 ライドウォッチを挿した後、ドライバーのレバーを倒して変身完了する。

 

『投影!』

 

【フューチャータイム!】

 

《スゴイ!ジダイ!ミライ!キュア・ウォズ!ウォズ!》

 

 変身した白ウォズリンはルークの元へ行こうとしたが、私がキュアウォズより早くルークの元へ駆けつけてキュアウォズの行く手を阻んだ。

 

「白ウォズリン!あなたの相手は私だ!!」

 

「魔王、今の君ではこの私を倒すことはできない」

 

「そんなのやってみなきゃ分からない!」

 

 今の君では私を倒せないとキュアウォズに言われた私はやってみなきゃ分からない!と言い返してからキュアウォズに向かっていく。

 

「キュアクイズ、今のうちに(アナザークイズ)を倒すぞ!」

 

「うん!」

 

 ルークはキュアウォズの邪魔がない間にアナザークイズを倒そうとキュアクイズに言う。キュアクイズがうん!と頷き、二人は再びアナザークイズと戦い始める。

 

 キュアクイズのパンチとルークのおのモードのジカンザックスの斬撃でアナザークイズを吹き飛ばしていく。そしてアナザークイズに隙ができた所で2人は必殺技を発動させる。

 

【フィニッシュタイム!】

 

〈タイムバースト!!〉

 

 

《ファイナルクイズフラッシュ!》

 

 必殺技を発動させた二人はその場で高く跳び上がり、アナザークイズに向かって急降下していく。二人の必殺技がアナザークイズに決まり、アナザークイズの変身が解けた。

 

「俺の邪魔をするなんて…お前、一体誰なんだ?」

 

「2042年から来たあなたの娘だよ…」

 

「十亞な訳がない…証拠を見せてみろ!」

 

「証拠はこれだ」

 

 堂安 十亞はそう言いながら、袖を少しまくって今の時代では父親の堂安 保が持っているはずの腕時計を見せた。

 

「嘘だろ…お前が本当に十亞…?」

 

「お父さん、一つだけ聞かせて。今までの人生の中で最も愛している人は誰なの?」

 

「それはお前の母さんだよ…」

 

「そっか…答えてくれてありがとう!」

 

 堂安 十亞は自分の聞いた事に答えてくれた父親の堂安 保に笑顔を見せながらそう言う。そして堂安 保に背を向けてルークに感謝を言おうと堂安 十亞がルークの元へ向かおうとしたその時、タイムジャッカーの女の子が現れ、堂安 保の身体からアナザークイズウォッチを取り出し、再び堂安 保の体内にアナザークイズウォッチを埋め込む。アナザークイズの再出現に驚いている堂安 十亞の前にはキュアウォズが現れた。キュアウォズは自分の後方にいるルークに向かってこう言う。

 

「さっきも言っただろう?君はオーマクロックを倒す為、ラウムリバイブへと進化しなければならない…と。ラウムリバイブへ進化する為にはこのキュアクイズの力も必要なんだ」

 

 キュアウォズはそう言いながらブランクウォッチを堂安 十亞の胸元へかざしてクイズミライドウォッチを生成する。

 

 クイズミライドウォッチを生成した後、ウォズミライドウォッチを外し、起動したクイズミライドウォッチをドライバーに装填する。そしてレバーを倒し、フォームチェンジする。

 

ピロピロピロリ…

 

クイズ!!

 

 

『アクション!』

 

『投影!』

 

【フューチャータイム!】

 

《パッション!カッション!クエスチョン!フューチャーリングクイズ!クイズ!》

 

 フューチャーリングクイズへフォームチェンジしたキュアウォズは杖モードのジカンデスピアでアナザークイズを突いていく。そしてアナザークイズへ問題を出し、アナザークイズがキュアウォズの問題に答えられず不正解になる度、キュアウォズはアナザークイズの頭上に雷を落とす。雷をくらったアナザークイズはその場で倒れ込んでしまう。

 

 アナザークイズの隙を突いたキュアウォズはジカンデスピアにある杖とジオウのライダーズクレストのボタンを触り、必殺技を発動させる。

 

【フィニッシュタイム!】

 

〈不可思議マジック!!〉

 

 キュアウォズの必殺技が決まり、アナザークイズの変身は解けてしまった。アナザークイズウォッチは堂安 保のすぐ側で粉々に散っていった。タイムジャッカーの女の子はつまらなそうな顔をしながらこの場を去っていく。

 

「君にこのウォッチをあげよう」

 

 白ウォズリンは変身を解いた後、ルークにクイズミライドウォッチを渡す。

 

「これは堂安 十亞のものだ、私はいらない…」

 

「歴史を変える為に必要なら持っておいた方がいいんじゃない?っていうかこれを持っていなくとも私や私のお母さんの時間は動き出すさ!」

 

 ルークはクイズミライドウォッチを受け取らないつもりでいたが、堂安 十亞にそう言われて仕方なくクイズミライドウォッチを受け取った。

 

「白ウォズリン…だっけ?もうこの時代でやる事はないし2042年に帰ろうか」

 

「帰る前に我が救世主に用がある。我が救世主、君はオーマクロックを倒す使命がある」

 

 白ウォズリンはそう言いながらルークの空いているもう片方の手にシノビミライドウォッチを置く。両手に二つのウォッチを置かれたルークが二つのウォッチを見る。すると、ルークの身体に小さい稲妻が走り、ルークに自分がラウムリバイブになっている姿を見せる。それを見たルークは突然起きた不思議な現象に驚く。そして覚束無い足取りでその場を去っていった。

 

「ルーク!!」

 

 私はルークに声をかけたがルークからの返事はなかった。仕方なくルークを放っておく事にし、堂安 保を病院へ連れた後、家へ帰った。すると、黒ウォズリンが謎のライドウォッチを私の父親に見せていた。

 

「これを動かす事はできますか?」

 

「これは…?」

 

 私の父親は直せるかな?というような顔をしながら自分が仕事をする場所へ向かっていったのだった…

 

to be continued......




NEXT「ミラーバタフライ2021」

次回はダークプリキュア5&プリキュア5編です!

※1 脱字があったので修正しました!

※2 ゼロアーマーハートフォームはキュアハートエンジェルモードを採用しようと思いましたがエンジェルモードにするとゼロアーマーピーチフォームになった時の胸元の表記が同じになってしまうのでパルテノンモードを採用しました。
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