変身した私は鏡の中の世界の私と戦い始める。鏡の中の私は文字の向きが反転しているケンモードのジカンギレードを使い、私を何回か斬る。
「あなたはいずれ、オーマクロックとなりフュージョンだけでなく世界をも滅ぼす」
「そんな事はしない!私はちゃんとした王になってフュージョンを倒す!そして皆を守る!」
鏡の中の私は私にいずれ、オーマクロックとなり全てを滅ぼすと言ってきた。私はそんな事はしない!と反論するが鏡の中の私は笑いながら私を指差す。
「ならないはずはない…黒いウォズリンからもらったウォッチが魔王への道を辿る何よりの証拠だぁ…!」
「うっ…」
鏡の中の私が指差す先には私が黒ウォズリンからもらった新たなウォッチがあった。鏡の中の私は私が怯んでいる間にライドウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を発動させる。
【フィニッシュタイム!】
〈タイムブレーク…!〉
鏡の中の私は高く跳び上がり、一直線になっている反転したキックという文字を回収しながら私に向かって急降下していく。必殺技を受けた私は元いた鏡の外の世界へと吹っ飛ばされていった。
鏡の世界から出るとそこは私の家で、私が鏡から出て来たので皆、驚いていた。
「あっ、靉ちゃん!!どこから出てきてんの!?」
「鏡の世界…だよ…」
双子の姉の桜木藍子は私に駆け寄ってきて、どこから出てきたのかを改めて私に聞いてきた。私は桜木藍子に鏡の世界から出てきたと伝える。
「靉、私は奴を倒す方法を見つけた」
「倒す方法?」
「あぁ、反射能力の根源になっている鏡を割るんだ」
「割る?どうやって?」
「私とめいると千丈が同時に必殺技を発動させる。そうすれば奴の鏡は攻撃力に耐えきれず割れるはずだ」
「割れなかったら?」
「私達に攻撃が返ってきて死ぬかもね…」
「そうなんだ…」
ルーク達はアナザーダークプリキュア5を倒す為に命をかけるようだ。私はルーク達の考えた命をかけてアナザーダークプリキュア5を倒すという作戦に賛同出来ず小声でそうなんだ…と返事をした。
その頃、白ウォズリンと瑠璃が戦っている近くにいる女性は逃げようと走りだすが、逃げた先にはアナザーダークプリキュア5がいた。
「キャー!!」
女性の悲鳴を聞いた白ウォズリンと瑠璃は戦うのをやめてアナザーダークプリキュア5の方へ顔と体を向ける。瑠璃と白ウォズリンはアナザーダークプリキュア5へ向かっていく。そして2人がアナザーダークプリキュア5と戦い始めてから少し経った頃、ルークと千丈とめいるが2人の元へ来て、変身し、2人に加勢する。
一方の私は家でお父さんと話していた。私はお父さんに未来について聞いてみた。
「お父さん、"決まった未来"って一直線なのかな?」
「いや、未来は決まってないし一直線でもない。未来は常に分岐してる!一度、悪い方への道を歩んでしまってもそこから分岐する最善の未来があるはずさ!」
「悪い方から分岐する最善の未来…?」
「あぁ!未来は人の行動や言動が重なった結果みたいなものだ!今、靉が悪い方へ足を踏みいれようとしているのなら何かしらを変えて"最善"という別のルートへ進めばいいんだよ!」
お父さんは私に未来は人の行動や言動が重なった結果だということを教えてくれた。お父さんの話を聞いた私は黒ウォズリンからもらったこのウォッチを使い、魔王への道を歩んで行っても何かしらを変えればそこから生まれる分岐ルートで魔王にならない最善の未来へ歩んでいける事を知った。私は早速、外にある建物の適当な窓へ近寄り鏡の中の私を呼んだ。
「魔王になる覚悟はできたようだなぁ…」
「私は魔王にはならない!」
「分からない奴だな…そのウォッチを使えばお前は必ず魔王になる」
「なるかどうかは分からない!だって魔王になる道を歩んでもその道にまた最善の未来へ向かう分岐ルートがあるから!」
「魔王へ近くなるんだぞ?怖くはないのか?」
「怖くないよ!だって私は皆を平和へと導く"導きの少女"ですから!」
「フン、なら好きにしろ」
鏡の中の私はそう言いながら私のウォッチと合体するであろうもう一つのウォッチを渡してきた。鏡の中の私からウォッチを受け取り、黒ウォズリンからもらったウォッチと並べた瞬間、ウォッチが合体し、クロック
クロック
命をかけて倒すという方法を実行しようとしているルーク達は既に必殺技を発動させて高く跳び上がっていた。ウォッチを手にした事により予知能力を得た私は高く跳び上がっているルーク達の必殺技を強制キャンセルさせる。
「靉、何をする!?」
「ルーク、私が止めなかったらルーク達は確実に死んでたよ…」
「靉、あなたまさか…!」
「ルーク達が必殺技を放って反射され、死んだ未来はもう見た」
私は予知能力でルーク達がアナザーダークプリキュア5に必殺技を放つが跳ね返されて逆に攻撃を受けて死んでしまうという未来を見ていた。ルークは私の予知能力に驚き、少しの間動く事が出来なかった。
「黒ウォズリンめ…!」
白ウォズリンはそう言いながらどこかへ去っていってしまった。白ウォズリンが去った後、私はクロック
ピロピロピロリ…
クロック…
クロック
【プリキュアタイム!】
〈キュア!キュア!クロック・クロック・クロックII!!〉
クロック
「祝え!全プリキュアを凌駕し、過去と未来を知ろしめす時の王者その名もキュアクロック
黒ウォズリンが祝った後、私はアナザーダークプリキュア5へ向かっていった。アナザーダークプリキュア5の動きは読めていた為、特に苦戦する事なくパンチやケンモードのジカンギレードによる斬撃をする事ができた。アナザーダークプリキュア5を圧倒する私の前に中央部に私の胸元についている"プリキュア"と書かれた巨大なリボンがついた新たな武器が現れた。
私はジカンギレードでアナザーダークプリキュア5を何回か斬った後、巨大なリボンのパーツを切り替え、"プリ"キ"ュア"という文字を"クロックサイ"キ"ョウ"という文字へと変化させる。そして巨大なリボンのパーツをジカンギレードのライドウォッチ装填部へ装填し、新たな武器とジカンギレードを合体させて必殺技を発動させる。
『サイキョー!』
【フィニッシュタイム!】
《クイーンギリギリスラッシュ!!》
必殺技を発動させた瞬間、巨大な光の刃が合体した武器から伸びてきた。私は五体を一掃できるよう、縦斬りではなく横斬りをする。必殺技を受けたアナザーダークプリキュア5は変身が解け、アナザーウォッチも粉々に砕け散った。
「早く鏡の中へ帰りなよ!鏡の中の自分を待ってる人がいるから!」
私はアナザーダークプリキュア5になっていた5人の女性にそう言い、変身を解く。そして皆と一緒に家へ帰っていった。
アナザーダークプリキュア5の起こした事件を解決し、一息ついた私達だったが、近いうちにアナザープリキュア5が関わる事件が起きるのだった…
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