幼い私達はアマルティアプリキュアに世界を壊されていき、ガレキが落ちる中を必死に逃げていく。だが、最終的に私と際古美月しか残らなかった。際古美月は気を失って倒れている。そんな際古美月の上空からは崩れた高層ビルのガレキが落ちてきた。
「危ない!」
私がそう言った瞬間、"危ない"という文字がカタカナになって私の口から放たれていく。その瞬間、周りの時が止まる。時が止まったおかげで際古美月はガレキに潰される事なく助かった。そして迫りくるアマルティアプリキュアの戦士達に私が睨みをきかせるとアマルティアプリキュアの戦士達は粒子状の光となって消えていった。その様子を見ていた玄野影兎らしき人物が幼い私に近づいていく。
「君は生まれながらの王…お前には王となり世界を救う使命がある。お前、名は?」
「黄醒…靉」
「そうか…」
玄野影兎はそう言いながら幼い私の方に手を置き、ピンク色のオーラを私の身体の中に注ぎ込んでいった。その瞬間、再び時が動き出し、割れたガレキの破片が際古美月に降り注ぐ。幼い私は際古美月を降り注ぐガレキから守る為、際古美月の腕を思い切り引っ張り、ガレキから守った。
そばで見ていた覇波瑠璃はこの自体は全て玄野影兎が仕組んだ事だと知った。覇波瑠璃は幼い私のもう少しそばまで行こうとしたが、近付こうとした瞬間、ガレキが自分の頭上に降り注いできた。門矢零はすかさず次元の壁を出し、覇波瑠璃とともに安全な場所へ避難する。
「門矢零…あなたは一体、何を企んでいるの?」
「企む?私は見極めてるのさ…この世界を破壊すべきかどうかを!黄醒靉が魔王になるというなら既に結論は出てる…」
「って事は靉が魔王にならない道もあるの?」
「そこまでは分からんよ」
その頃、私はルークとの約束の場所へ向かっていた。だが、目の前には際古美月と9人のアナザープリキュアがいた。私はドライバーを腰に巻いた後、クロックIIライドウォッチを両スロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア!キュア!クロック・クロック・クロックII!!〉
変身した私はジカンギレードとサイキョーギレードの二刀流でアナザークロックに向かっていく。それと共に際古美月を含めたアナザープリキュア達も私の元へ向かってくる。
「私は約束の場所に向かってるの!そこをどいて!!」
「黄醒靉を倒すのはこの私、際古美月だ!退くわけにはいかない!」
アナザークロックはそう言いながら私を何度も何度も殴る。他のアナザープリキュア達もアナザークロックに続き、私に自分の特徴を活かした攻撃を仕掛けてきたのだった。
一方のルークも私との約束を果たすため時ノ眼時計塔に向かっていた。だが、その前に黒ウォズリンが現れた。
「黒ウォズリン…そこをどいてくれ」
「我が魔王を守るのは我が使命!退くわけにはいかないよ」
「なら、強硬策に出るしかないようだな…!」
ルークはそう言いながら腰にドライバーを巻き、バックルの右側のスロットに変身用のライドウォッチを挿した後、砂時計型のライドウォッチを取り出し、起動する。そしてバックルの左側のスロットに砂時計型のライドウォッチを挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
《キュア・ラウム!!!》
〔リ・バ・イ・ブ 剛烈! 剛烈!!〕
ルークの変身と共に黒ウォズリンもドライバーを腰に巻き、ドライバーのライドウォッチ装填部分にウォズミライドウォッチを挿す。
『アクション!』
ライドウォッチを挿した後、ドライバーのレバーを倒して変身完了する。
『投影!』
【フューチャータイム!】
《スゴイ!ジダイ!ミライ!キュア・ウォズ!ウォズ!》
キュアウォズに変身した黒ウォズリンは鎌モードのジカンデスピアを持ち、ラウムリバイブ剛烈へと向かっていく。だが、ラウムリバイブ剛烈の装甲は固く、ジカンデスピアは弾き返されてしまう。一方のルークはラウムリバイブウォッチを180°回転させて疾風モードへと切り替える。
【スピードタイム!】
〔リバイ・リバイ・リバイ!リバイ・リバイ・リバイ!リバイブ 疾風!疾風!!〕
ラウムリバイブ 疾風へとフォームチェンジしたルークは圧倒的なスピードとつめモードのジカンジャックローを使い、黒ウォズリンを変身解除まで追い込んでいく。
「ぐっ…」
「靉は私が倒す」
「フフッ…今の君に倒せるかな?」
ルークはラウムリバイブを使う負担を変身解除した後に受けて倒れこむが、再び立ち上がる。
「私は約束したんだ…!だから、破るわけにはいかない!」
ルークはそう言いながら時ノ眼時計塔の方向に向かってよろけながらも歩いていく。
一方の私もルークとの約束を果たす為にアナザープリキュア9体から必死に逃げていき、時ノ眼時計塔に向かっていた。そして時ノ眼時計塔に着くとそこにはルークがいた。だが、私の後ろを追ってきていたアナザープリキュア達はすぐに私に追いつく。アナザークロックは武器を振り回しながら私に向かっていく。私がアナザークロックの攻撃を受けそうになったその時、ルークがアナザークロックの武器を受け止めて私を守った。
「ソイツは魔王になり世界を滅ぼす奴だぞ!?」
「…靉が魔王になる訳ない」
「フン、血迷ったみたいね」
アナザークロックはそう言いながらアナザープリキュア達を再び召喚し、私達に襲いかかってきた。
「靉、いくぞ!!」
「うん!!」
私とルークは早速、腰にドライバーを巻き、変身用のライドウォッチをバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ラウム!!!〉
変身後、私はミラクルライドウォッチを、ルークはフローラライドウォッチを使い、フォームチェンジする。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【アーマータイム!】
《ジュエリーレ!》
〔ミラクル!!!〕
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ラウム!!!〉
【アーマータイム!】
《プリンセスエンゲージ!》
〔フローラ!!!〕
フォームチェンジ後、私とルークはすぐに必殺技を発動させ、アナザーミラクルとアナザーフローラに向かって急降下していく。必殺技を受けた2体のアナザープリキュアは消えていき、アナザークロックを含めて残りは8体となった。私とルークはその後もアーマータイムを繰り返していき、アナザープリキュア達を倒していく。
そしてアナザークロックが最後に残る。私はクロックII、ルークはラウムリバイブ疾風にフォームチェンジする。クロックIIの私は予知能力で予知した事をルークに伝える。ルークは私に言われた通りに動き、つめモードのジカンジャックローでアナザークロックを何回か切り裂いた後、空中へ持ち上げる。
「靉、決めろ!」
「OK!」
私はクロックIIライドウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を発動させる。
【プリキュアフィニッシュタイム!】
〈トゥワイズタイムブレーク!〉
必殺技を発動させた私は物凄いオーラを纏った右脚で空中から落ちてくるアナザークロックを思い切り蹴った。必殺技を受けたアナザークロックは爆発と共に消えていった。
アナザークロックの変身が解けた際古美月は苦しみながらも私にこう言う。
「アンタさえいなければ私は1人寂しく過ごすことなんてなかったのに!!」
「美月、確かに私がいたせいであなたは1人になってしまったかもしれない…だけど、私と共に今を生きようよ!」
「ぐっ…」
際古美月は少量の涙を流しながら私の顔をずっと見続けていた。一方の私とルークは約束を果たす為、再び向かいあった。
「ルーク、戦う前に一言いいかな?」
「何?」
「私の家に戻ってきてよ」
「靉が私に勝ったらの話だ」
と、私とルークが話していると過去の世界から覇波瑠璃が帰ってきて2人に戦う必要はないと伝える。だが、2人は互いに近づいていく。
「ちょっと2人とも!!」
「ふふっ…!」
険しい顔をしながら近づいていった2人だったが顔には笑顔をうかべていた。どうやら、和解したようだ。
「さて、家に帰ろうか!」
「うん!」
和解した私とルークは覇波瑠璃を加えた3人で仲良く話しながら私の家へと帰っていったのだった…
to be continued........
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