靉「ウォッチン、3人はどこらへんにいそう?」
ラブ「蒼乃美希と山吹祈里はすぐ近くにいそうだがこの藍色の髪をした東せつなは分からんな…」
靉「そっか…」
私は商店街の中を歩き、蒼乃美希と山吹祈里を探しているが、中々見つからず、探すのに苦戦していた。すると、突然、ドライバーからウォッチンが飛び出してきた。
「靉、大変だ!」
「ウォッチン、どうしたの⁉︎」
「止めておいたはずの靉の街の時間が急に動き出して怪物達が町で暴れてる!しかも、アナザープリキュアが3体いる!」
「えっ⁉︎急いで戻らなきゃ!」
止まっていたはずの自分の世界が突如、動き出し、怪物達やアナザープリキュアが暴れていると、ウォッチンに言われた私は急いでタイムマジーンに乗り、私の住んでいる街、時ノ眼町に向かう。
何分か前の靉の世界....
「あれれ、楽しい時間を止めちゃうとは....しょうがない、僕が動かそう!」
青年は片手を空高くに掲げた。すると、止まっていた世界が動き出し、怪物が町の建物を壊していく。
青年はアナザーベリー、アナザーパイン、アナザーパッションに町を破壊するよう指示する。青年に指示されたアナザープリキュア3体は
町の方へ向かっていく。
2020年...時ノ眼町
靉とウォッチンは少し遅れて町にやってきた。そこに広がっていたのは地獄絵図のような光景だった。これを見た靉はその場に膝をつき、手を頭に当てて、まるで絶望しているかのような表情をしていた。
靉を見たウォッチンは即座に早く、戦って怪物を倒さないと世界が....と靉に言う。靉はドライバーを腰に装着し、クロックライドウォッチをバックルのスロットにはめて、バックルを一回転させる。
「変身...!」
【プリキュアタイム!】
《キュア・クロック!!!》
「正義の刃で悪を貫く!!」
変身した私の感情は悲しみから怒りに変わっていた。私は街で暴れている怪物に向けてそう言い放つ。
私は怪物に向かっていき、即座にライドウォッチの天面のボタンを押し、バックルを一回転させて必殺技を放つ。
【フィニッシュタイム!!】
《タイムブレーク!》
必殺技をくらった怪物は豪快な爆発音と共に消え去っていった。街で暴れていた怪物を全て倒し、変身を解こうと私がドライバーに手をかけたその時、遠方から多量のハートを纏った赤いトルネードが私めがけて飛んできた。私は間一髪避ける事が出来たが今のをまともにくらっていたらひとたまりもなかっただろう。
「くっ…!」
「靉、これを使え!」
そう言いウォッチンがドライバーに手をかざす。すると、ドライバーから刃の表面に"ケン"と書かれた剣が出てきた。
「これは?」
「これはジカンギレード!ケンとジュウの2モード変形の武器だ!」
「ジカンギレード...ね、早速、使わせてもらうね!」
私はそう言い、アナザープリキュア3体へ向かっていく。3対1だが、武器のおかげで苦戦する事なくすんなりとアナザープリキュア達を圧倒していく。そして、3体に隙ができた所でクロックライドウォッチをジカンギレードにはめて必殺技を放つ。
【フィニッシュタイム!】
【クロック!!!】
〈ギリギリスラッシュ!!〉
時計のエフェクトが出ると共に3体を切り裂いていく。3体は爆発と共に消えた。私は何とか自分の町を守ったが、町は少し崩壊している。私は町を襲ったアナザープリキュア達を倒す為、クローバータウンストリートに行き、2人の捜索活動を再開する。
「この人がいる場所わかりますか?」
「祈里さんね!祈里さんならそこの動物病院で獣医をしてるわ!」
私は山吹祈里の写真を女性に見せた。すると、女性は山吹祈里が目と鼻の先くらいの距離にある動物病院で獣医をしていると教えてくれた。早速、私は動物病院に入っていく。
動物病院の中に入るとそこには運が良いのか、山吹祈里の他にも蒼乃美希がいた。私の顔を見た2人は先程、私がアナザーベリーとアナザーパインを倒したおかげで記憶と力を取り戻しているので何の用でここに来たかがすぐに分かった様子。
「これだよね!あげる!」
「私達の力を使って過去を正しい方へ導いて!」
「2人ともありがとう!じゃあ、行ってくるね!」
2人は服のポケットからライドウォッチを取り出して私の服のポケットに入れた。そして、私に過去を正しい方へ導いてと言った。ライドウォッチという2人の思いと力を受け取った私はありがとうと礼を言ってから動物病院を後にして過去のクローバータウンストリートへ向かっていった。
to be continued........
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