75.2021:オリジナルアナザー
夢の中…
私はグランドキュアクロックの姿で荒野に立っていた。目の前にはオーマクロックがいる。
「若き日の私よ、全てのウォッチを揃えたようだな」
「オーマクロック…!私はあなたとフュージョンを倒して世界を救う!!」
「今のお前にはフュージョンは倒せない」
「そんな事、やってみなきゃ分かんない!!」
私は声を荒げてそう言い返し、オーマクロックへと向かっていく。オーマクロックはキュアソードの力を使い、自分に向かってくる私の上空から無数の光の剣を降らしていく。私は降り注いでくる光の剣を避けながらオーマクロックへ向かい、光の剣を避けきった所でアンジュとエトワールを召喚し、2人の合体技でできた翼付いている星に乗り、オーマクロックとの距離を一気に詰めていく。
「うぉぉぉ!!!」
私はサイキョージカンギレードを取り出し、オーマクロックに向けて振り下ろす。だが、オーマクロックは右前腕で私のサイキョージカンギレードを止めてから弾く。そしてパッションを召喚する。私はダイヤモンドを召喚し、パッションに対抗する。
私はダイヤモンドとパッションが戦っている間にスターとミルキーを召喚し、再度オーマクロックの元へ行く。
「これで終わりだぁぁ!!!」
「フン、甘いな。若き日の私よ」
オーマクロックはそう言いながら私の召喚したスターとミルキーを洗脳し、自分の味方にする。オーマクロックは洗脳したスターとミルキーに私を襲うよう指示する。
「洗脳!?」
「お前はまだスター☆トゥインクルのウォッチを集めていない」
オーマクロックはそう言いながら指を鳴らし、スターとミルキーに必殺技を打たせる。
「プリキュア・スターパンチ」
「プリキュア・ミルキーショック」
スターとミルキーの必殺技を受けた私の変身は解けてしまう。私はオーマクロックの言葉の意味を理解出来ずにいた。
「集めていないってどういう事…?」
「お前が持っているスター☆トゥインクルのウォッチは門矢 零が私から奪った物」
「…!!」
と、私がオーマクロックの言葉の意味を理解して驚いていると地面が激しく揺れだした。私は地震と共に気を失ってしまった。
現実…
「…きろ!起きろ!靉、起きろ!」
「うーん…あれ、ルーク慌てた顔してどうしたの?」
「アナザープリキュアが現れた!」
「えっ!?アナザープリキュアは全て倒したはずじゃ…」
「とにかく早く現場に行くよ!」
ルークに連れられて現場に行くとそこにはアナザープリキュアが4体いた。だが、今までのアナザープリキュア達と違い、刻まれている年号がバラバラだった。胸元には
「このアナザープリキュアの元ってまさか…」
「あぁ。本来のプリキュアの歴史にいないはずの皆のアナザープリキュアだ」
「なんか厄介だね…一気に倒すよ、ルーク!」
「あぁ!」
私とルークはアナザープリキュアについて少し話した後、腰にドライバーを巻き、私は変身用ウォッチとグランドクロックウォッチを両スロットに、ルークは変身用のライドウォッチをバックルの右側のスロットに挿し、バックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【グランドタイム!】
〈Max Heart!S☆S!5!フレッシュ!ハートキャッチ!スイート!スマイル!ドキドキ!ハピネスチャージ!Go!プリンセス!魔法つかい!アラモード!HUGっと!スター☆トゥインクル!祝え!グランドキュア・クロック!!〉
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ラウム!!!〉
変身後、ルークはラウムリバイブウォッチを剛烈の方にしてから使い、フォームチェンジする。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・ラウム!!!〉
〔リ・バ・イ・ブ 剛烈! 剛烈!!〕
「ルークはアナザーカオスとアナザーリェーズを!私はアナザーイマジナー、アナザーミェーチ、アナザーマルスを倒す!」
「分かった!」
私はルークに指示を出した後、ウサギ、リス、ライオン型のライドウォッチをアナザープリキュアに向けて投げ、アナザープリキュアがライドウォッチアニマルに気を取られている間にドリーム、スターのレリーフを触り、スターライトフルーレとトゥインクルステッキを取り出す。そしてプリキュア・サザンクロスショットとプリキュア・スターライト・ソリューションを同時に放つ。
五つの薔薇飾りから無数のサザンクロス型の閃光がアナザープリキュアに向かって放たれる。
「「グォォォ!!!」」
必殺技を受けたアナザープリキュア達は爆発と共に消え去っていく。隣で戦っていたルークもアナザーカオスとアナザーリェーズを倒したらしく、変身を解いて私の元に近づいてきた。
「一体、何が起こってるの?」
「それは私が教えてあげる」
「誰だ!?」
何が起こっているのか分からず、次の行動が出来ない私達の前に誰かが現れた。
「おっと…忘れてもらっちゃ困るな」
「門矢 零…!?」
「時空の歪みがだいぶ進行している…本来の時間軸とは別の時間軸から私達の知らないアナザープリキュアが現れたのが何よりの証拠だ」
「でも、アナザープリキュアってオリジナル無しでは存在できないんじゃ…」
「…本来ならお前達の仲間はプリキュアではない。だが、何故かプリキュアである。これを言えば大体わかるだろう?」
「…皆がプリキュアとして各時代に現れた時から既に時空は歪み始めていた…って事だよね?」
「あぁ、そうだ。だから、アナザープリキュアを倒し、仲間を元の時代に帰すんだ。そうすれば時空の歪みは元に戻る」
「別れ…か。」
門矢 零は今いるアナザープリキュアを倒し、アナザープリキュア の元となっている仲間達を元の時代に返せばこの世界の時空の歪みが無くなると言う。だが、私は今まで一緒に戦ってきた仲間との別れは嫌だと思い、心の中では時空の歪みが多少残ってもいいからこれからも仲間達とずっと一緒にいたいという気持ちでいた。
「…とりあえず、アナザープリキュアを倒そう。皆を帰すのはその後だ!」
「そうだな!」
私は2人にそう言い、2人と共に家に帰り、アナザープリキュアが再び現れるまで英気を養う事にするのだった…
NEXT「2021:ウォッチン・セグレート」