私とルールーはバッドエンドプリキュア達と戦う為に再び変身アイテムを取り出して変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【グランドタイム!】
〈Max Heart!S☆S!5!フレッシュ!ハートキャッチ!スイート!スマイル!ドキドキ!ハピネスチャージ!Go!プリンセス!魔法つかい!アラモード!HUGっと!スター☆トゥインクル!祝え!グランドキュア・クロック!!〉
グランドキュアクロックに変身した私はハッピーのレリーフを5回押してハッピー、サニー、ピース、マーチ、ビューティーを呼び出し、バッドエンドプリキュアに向かわせた。
「ルールー、バッドエンドプリキュアはスマイルプリキュアに任せて私達はオリジナルアナザーとアナザーゼロを!」
「分かりました!」
私はルールーにそう言い、更にブラック、ドリームを召喚してからオリジナルアナザー二体とアナザーゼロに向かっていく。
「玄野影兎!アンタの目的は何なんだ!?」
「フフッ…俺の目的はお前の王座を奪う事だ」
「こんな事をして王になれる訳がない!!」
「そう、お前の王座を奪っただけでは完璧な王になる事は出来ない。何故ならその先にフュージョンがいるからだ。フュージョンを倒せるのはオーマクロックでもキュアクロックであるお前でもない。この先の未来で完璧な王になる俺だ!」
アナザーゼロはそう言いながらGo!プリンセスプリキュアの敵であるウォープと魔法つかいプリキュア!の敵であるシャドウマターを呼び寄せ、私に向かわせる。
「ミラクル、フローラ!力を貸して!!」
私はそう言いながらミラクルとフローラのレリーフを触り、ミラクルとフローラを召喚し、ウォープとシャドウマターに向かわせて自分はアナザーゼロの元へ向かう。
「そんなに俺と戦いたいのか?キュアクロックよ」
「戦いたくなんてない!でも、戦わなきゃ世界は良くならない!」
「戦いたくないのが本心なら終わらせてやるよ」
アナザーゼロはそう言いながら私の胸ぐらを掴み、脚に凄まじいオーラを纏わせてから私を真上へ投げる。そして落ちてきた所を凄まじいオーラを纏った脚で蹴る。私は地面を抉りながら少し離れた建物の壁まで吹っ飛ばされていき、変身を解除された後、気を失ってしまった。
「召喚されたプリキュア達が消えたという事はまさか!?黄醒靉!!」
私に召喚されたプリキュア達が消えていくのを見たルールーは私の変身が解けた事に気付き、私を抱えて遠方へと逃げていく。
「あらら…私以外の世界があと少しで不幸に染まりそうだったのに…まさか、逃げるなんてねぇ…」
「バッドエンドプリキュアよ、そんなに世界を不幸に染めたいのなら奴らを追え」
「言われなくてもそうするわよ」
バッドエンドプリキュア達は玄野影兎と少し話した後、私とルールーが逃げた方へ向かっていく。
地面が抉られる音を聞いたルークは私とルールーの身に何かあったと感じて外へ出ていく。するとそこにはまだアナザーゼロがいた。
「おやおや、もう1人いたか…」
「玄野影兎、お前は私が倒す!」
「お前に私を倒す事ができるかな?」
「舐めるなよ」
ルークはそう言いながら、腰にドライバーを巻き、バックルの両側のスロットに変身用のライドウォッチと砂時計型のライドウォッチを挿す。そしてバックルを一回転させて変身する。
【プリキュアタイム!】
《キュア・ラウム!!!》
〔リ・バ・イ・ブ 剛烈! 剛烈!!〕
ルークはのこモードのジカンジャックローを片手に持ちながらアナザーゼロに向かっていくが、その瞬間、アナザーゼロはダークドリームを召喚した。
「ダークドリームだと!?」
「オリジナルアナザーさん、あなた達は待機しててね。全く…この目障りな人間は私達がなんとかするから…」
ダークドリームはオリジナルアナザーにそう言い、アナザーゼロと共にルークへ向かっていく。ルークは剛烈の硬い装甲で攻撃を受け流しながらジカンジャックローで攻撃していく。
「ダークドリームごときの力では私の剛烈には勝てない…」
「ほぉ…言うじゃないか。なら、これはどうだ?」
アナザーゼロはルークにそう言った後、ダークルージュからダークアクアまでのダークプリキュア4人を召喚する。
「くっ…12人…数で来たか…だが、私は負けない!」
ルークは敵12人を前にしても屈しずに勇敢に敵12人へと向かっていくのだった。
その頃、ルールーに助けられた私はとある芝生広場の芝生の上で目を覚ました。
「やっと目が覚めた様ですね」
「ルールー、ここは?」
「ここは時ノ眼町の端にある芝生広場です。敵はまだ追いついてきていないようなので少し休めそうですね」
ルールーは敵が来てないか辺りを見回しながら私にそう言う。私はルールーにこの時代に来た本当の理由を聞いてみた。
「ルールー、本当は何をしにここへきたの?」
「私は私を変えてくれた"親友"の生きる時間と世界を守る為にここへ来ました」
「そうなんだ…で、親友には会わないの?」
「会いたいけど会えないんです。何故ならば、彼女がもう一度私と会ってしまえば彼女が私と別れた時にした決意がなくなってしまうからです。決意が無くなれば彼女の未来だって変わってしまう…だからこそ会いたくても会えないんです…」
「そんな事が…」
「だから私はせめて、会えない代わりに私の"親友"が生きるこの時間、この世界を守ろうとあなた達に助力しています!」
「ルールー…!」
「見ぃ〜つけたぁ〜!」
と、私とルールーが話しているとバッドエンドハッピーが私達の前に現れた。どうやら、私達に追いついたようだ。
「ルールー、"親友"を…世界を…守るよ!!」
「はい!」
私はクロックウォッチとグランドキュアクロックウォッチを、ルールーはプリハートを取り出してプリキュアに変身する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【グランドタイム!】
〈Max Heart!S☆S!5!フレッシュ!ハートキャッチ!スイート!スマイル!ドキドキ!ハピネスチャージ!Go!プリンセス!魔法つかい!アラモード!HUGっと!スター☆トゥインクル!祝え!グランドキュア・クロック!!〉
「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」
「は〜ぎゅ〜〜!ぎゅ〜!」
『みんな大好き!愛のプリキュア、キュアアムール!!』
「あ、そうだ!ルールー、久しぶりに"親友"と一緒に戦いたいでしょ?」
「でも、未来が…」
「大丈夫、未来は変わらないから!」
私はルールーにそう言いながら、キュアエールのレリーフを4回触り、キュアマシェリを召喚する。
「私と一緒にいきましょう、アムール!!」
「マシェリ…!分かりました、いきましょう!!」
ルールーの顔には笑みが浮かんでおり、"親友"との久しぶりの戦闘を楽しんでいるようだった。私も2人に負けじと、サイキョーギレードを片手に持ちながらバッドエンドプリキュアに向かっていった。
「あなた達の好きにはさせないよ!」
「ふふっ、あなたに私達を止めれるかしら?」
「止めてやるさ!」
バッドエンドハッピーにそう言われた私は少し感情的になりながらもキュアハッピーとキュアブロッサムを召喚し、二つのウォッチの天面のスイッチを押してバックルを一回転し、必殺技を発動させる。
【フィニッシュタイム!】
《オールスターズ・タイムブレーク!!》
私が必殺技を発動後、キュアハッピーとキュアブロッサムは自分の必殺技を私のタイミングに合わせてバッドエンドハッピーに放つ。
「プリキュア・ハッピーシャワー!!」
「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ!!」
必殺技を放たれたバッドエンドハッピーは咄嗟に近くにいたバッドエンドピースを盾にして必殺技を避けた。
「うわぁぁ!!」
盾にされたバッドエンドピースは爆発と共に消え去っていった。必殺技を避けたバッドエンドハッピーはニヤリと不気味な笑みを浮かべながら他のバッドエンドプリキュア達を置いてどこかへ去っていってしまった。
「Are you ready?」
「行くのです!」
ルールーとキュアマシェリはそれぞれのツインラブギターにミライクリスタル・ルージュとミライクリスタル・バイオレットを同時にセットし、必殺技を発動させる。そしてギターをかき鳴らした後マシェリバズーカを小脇に抱えながら胴体部分のスイッチを押し、アムールアローを顔面に構えながらヘッド部分のスイッチを押して
「心のトゲトゲ」
「ずっきゅん打ち抜く!」
「「ツインラブ・ロックビート!」」
と叫び、赤と紫のハートを発射する。 発射された二つのハートはバッドエンドサニー、マーチ、ビューティーに直撃した。必殺技を受けたバッドエンドプリキュアの3人は細かい光の粒子となって消えていった。2人は最後にもう一回ギターを奏でながら
「愛してる!」
「Thank you!」
と言い、必殺技を決めきった。その後、変身を解除し、私に召喚されていたマシェリと別れた。
「なんとか倒せたね!」
「まだ終わってません…大至急。空間ルークの所に行きましょう!!」
「わかった!行こう!」
バッドエンドプリキュアの4人を倒した私とルールーは1人、大人数の敵と戦うルークの元に向かっていくのだった…
to be continued.........
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